都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「根来」 ロンドンギャラリー(白金)
ロンドンギャラリー(港区白金3-1-15 白金アートコンプレックス4階)
「根来」
会期未定(GWまでを予定)
白金アートコンプレックスのロンドンギャラリーで開催中の「根来」へ行ってきました。

かの大倉集古館での展示の記憶が鮮やかに蘇ります。古美術専門の同ギャラリーのビューイングルームに並ぶのは、その大倉の展示にも出た根来の品々でした。

掛け軸も掲げられた畳の上に根来がずらりと揃います。根来というと深みのある朱色にも惹かれるところですが、ここではその多様な形にも見入るものがありました。

杉本博司プロデュースの空間との相性も申し分がありません。当然ながらケースなしの露出展示でした。

今回は画廊の田島氏の好意に甘え、根来の器などを触らせていただきました。すっぽりと手のひらに収まる馴染みやすい杓、または意外なほどに軽い器など、実際に手にしないと分からないことも多いのではないでしょうか。

平安時代の古写経と花入れの飾られた床の間にも根来は良く映えます。

また梅原龍三郎所蔵であった硯箱など、渡り伝えられてきた根来の歴史を物語る品々もいくつか展示されています。こちらも田島氏の立ち会いのもとで中を開けてみましたが、その斬新な黒と朱の配色の妙味に感心させられました。

大倉の根来展の図録も紹介されていました。20000円と非常に高価ですが、会期中には間に合わなかったこともあり、こちらで一度、実物を確かめてみるのも良いかもしれません。

山本現代や児玉画廊など、白金のアートコンプレックスへお出かけの際は、是非4階も覗いてみて下さい。

なお会期は現段階で未定ですが、GW前までの展示を考えておられるそうです。
「根来」
会期未定(GWまでを予定)
白金アートコンプレックスのロンドンギャラリーで開催中の「根来」へ行ってきました。

かの大倉集古館での展示の記憶が鮮やかに蘇ります。古美術専門の同ギャラリーのビューイングルームに並ぶのは、その大倉の展示にも出た根来の品々でした。

掛け軸も掲げられた畳の上に根来がずらりと揃います。根来というと深みのある朱色にも惹かれるところですが、ここではその多様な形にも見入るものがありました。

杉本博司プロデュースの空間との相性も申し分がありません。当然ながらケースなしの露出展示でした。

今回は画廊の田島氏の好意に甘え、根来の器などを触らせていただきました。すっぽりと手のひらに収まる馴染みやすい杓、または意外なほどに軽い器など、実際に手にしないと分からないことも多いのではないでしょうか。

平安時代の古写経と花入れの飾られた床の間にも根来は良く映えます。

また梅原龍三郎所蔵であった硯箱など、渡り伝えられてきた根来の歴史を物語る品々もいくつか展示されています。こちらも田島氏の立ち会いのもとで中を開けてみましたが、その斬新な黒と朱の配色の妙味に感心させられました。

大倉の根来展の図録も紹介されていました。20000円と非常に高価ですが、会期中には間に合わなかったこともあり、こちらで一度、実物を確かめてみるのも良いかもしれません。

山本現代や児玉画廊など、白金のアートコンプレックスへお出かけの際は、是非4階も覗いてみて下さい。

なお会期は現段階で未定ですが、GW前までの展示を考えておられるそうです。
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