「ポーラミュージアム アネックス展2011」 ポーラミュージアムアネックス

ポーラミュージアムアネックス
「ポーラミュージアム アネックス展2011 - 早春」
3/26-4/17



ポーラ美術振興財団の助成制度によって選ばれた4名の若手アーティストを紹介します。ポーラミュージアムアネックスで開催中の「ポーラミュージアム アネックス展2011 - 早春」へ行ってきました。

出品作家は以下の方々です。(作家プロフィール

小笹彰子
田口一枝
英ゆう
長瀬香織

昨年もほぼ同時期に開催されたポーラアネックス恒例のグループ展ですが、今年は偶然にも全て女性の作家が選ばれました。


小笹彰子「リボンと時計」2007年

さて今回、私が断然におすすめしたいのは、1981年に大阪で生まれ、現在はドイツでも活動を続ける小笹彰子による刺繍の作品です。


小笹彰子「リボンと時計」2007年 部分

画像からは一見、絵画と思ってしまうかもしれませんが、近づいて見ると色とりどりのミシン糸が連なり、また絡み合うことで、人物などのモチーフを象っていることが分かります。


小笹彰子「Su-35BM」2008年 他

また三点の戦闘機などを素材とした連作にも魅力を感じました。


小笹彰子「J-10」2008年 部分

決して精緻に糸を繋げるのではなく、あくまでも互いが緩やかに干渉しあうかのような、独特の間をもたせている部分も注目すべき点かもしれません。


田口一枝「llum d'onada」2007年/2011年

その他では、光と影のコントラストが美しい田口一枝の「llum d'onada」も心に残ります。とてもメタリックな印象を受けるかもしれませんが、実際はもっと手軽な素材で作られていました。

なお東南アジアの伝説などをモチーフに絵画を描く森ゆうは、現在、ポーラアネックスのすぐ近く、京橋のINAXギャラリーでも個展開催中です。



森ゆう展 - 祖を巡る旅@INAXギャラリー2 4月1日(金)~4月26日(火)

ご紹介が遅れました。展示は明日17日までの開催です。

「ポーラミュージアム アネックス展2011 - 早春」 ポーラミュージアムアネックス
会期:3月26日(土)~4月17日(日)
休館:会期中無休
時間:11:00~18:00
住所:中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
交通:東京メトロ有楽町線銀座1丁目駅7番出口よりすぐ。JR有楽町駅京橋口より徒歩5分。
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