「CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展」 スパイラルガーデン

スパイラルガーデン
「CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展」
12/7~12/16



スパイラルガーデンで開催中の「CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展」を見てきました。

1918年に創業した精密機械メーカー「CITIZEN」は、数々の時計を世に送り出し、今年で100周年を迎えました。

それを記念したのが、「CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展」で、建築家の田根剛が会場構成、ないしインスタレーションを手がけていました。



スパイラルが再び黄金の時計で華やかに彩られました。それが螺旋状の吹き抜けで展開する「LIGHT is TIME」で、約7万2千個にも及ぶ地板が空中に広がっていました。いずれも照明の効果により、色が変化していて、カーテン状に連なり、隙間から中へ立ち入ることも出来ました。



再びとしたのには理由があります。2014年に同じスパイラルで開催された「CITIZEN LIGHT is TIME ミラノサローネ2014凱旋展」でのことです。同展でも田根は、時計の地板を用いたインスタレーションを出品し、大変に話題を集めました。その人気から、当初の会期が延長されたほどでした。



今回も基本的なコンセプトは同様かもしれませんが、4年前とは構成が異なっていて、前回より空間の横への繋がりを志向しているようでした。かつての展示の記憶を振り返りながら、黄金色に煌めくインスタレーションを楽しむのも良いかもしれません。



さて展示は「LIGHT is TIME」だけに留まりません。ほかにも、時計作りに関した映像や道具を並べ、シチズンの物づくりのプロセスを紹介するコーナーもありました。



寺島修司の「時をめぐる幻想」も目を引くのではないでしょうか。これは寺島がシチズン広報誌に寄稿したテキストの中より、1967年から1979年までの15編を抜粋し、気鋭の画家の描き下ろし絵を加えたもので、今年、シチズンの100周年を記念して出版されました。



さらに「Thinking Time」では、歴代の時計のモデルを展示し、時間を計測すべく、常に新たな技術に挑戦し続けてきたシチズンの歴史を辿ることも出来ました。



会期2日目の土曜に見てきましたが、会場内は盛況でした。ともかく「LIGHT is TIME」の展示が美しく、スマホを片手に撮影している方が多く見受けられました。SNSでも大いに拡散するかもしれません。



会期は10日間です。12月16日まで開催されています。

「CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展」 スパイラルガーデン@SPIRAL_jp
会期:12月7日(金)~12月16日(日)
休館:無休
時間:11:00~20:00
料金:無料
住所:港区南青山5-6-23
交通:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅B1出口すぐ。
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