2009年2月の予定

記録編に引き続きます。今月の予定を挙げてみました。

展覧会

「十二の旅 感性と経験のイギリス美術」 世田谷美術館(~3/1)
「妙心寺」(後期) 東京国立博物館(後期:2/10~3/1)
「帝展期の東京画壇」 講談社野間記念館(~3/8)
「高梨豊 光のフィールドノート」 東京国立近代美術館(~3/8)
「源氏千年と物語絵」 永青文庫(~3/15)
「チャロー!インディア:インド美術の新時代」 森美術館(~3/15)
「国宝 三井寺展」 サントリー美術館(2/7~3/15)
「近代の屏風絵」(後期) 泉屋博古館(後期:2/10~3/15)
「ピカソとクレーの生きた時代」 Bunkamura ザ・ミュージアム(~3/22)
「ジム ランビー」 原美術館(~3/29)
「アンドレ・ボーシャン」 ニューオータニ美術館(~4/12)
「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」 川村記念美術館(2/21~6/7)

ギャラリー

「樋口佳絵 エンシンリョク」 西村画廊(~2/28)
「棚田康司 - 結ぶ少女」 ミヅマアートギャラリー(~2/28)
「アンテナ - トコ世ノシロウツシ」 TSCA KASHIWA(~2/28)
「イェッペ・ハイン」 SCAI THE BATHHOUSE(~2/28)
「第3回 shiseido art egg - 佐々木加奈子」 資生堂ギャラリー(2/6~3/1)
「さわひらき」 オオタファインアーツ(~3/6)

コンサート

「NHK交響楽団第1640回定期公演Aプログラム」 スメタナ「我が祖国」 (7日)
「東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第226回定期演奏会」 ハイドン「天地創造」 (20日)





まず今月中に展示替えのある展覧会が二つあります。必見の「老梅図襖」(通期)に度肝を抜かれた東博妙心寺展では10日より如拙「瓢鮎図」(国宝)の他、海北友松「花卉図屏風」(重文)などが出品される予定です。また地味ながらも、屏風好きにはたまらない泉屋の屏風絵展では、同じく10日に出展作の大半が入れ替わります。ともに早々にチェックしたいところです。



以前、損保ジャパンの展示で予想以上に惹かれたボーシャンの個展がニューオータニで始まります。彼の作品は同館にも所蔵されているそうですが、今回は世田谷美や長野の美術館のコレクションと合わせての展覧会となるようです。全23点とミニ企画展ではありますが、こちらも見に行くつもりです。



ロンドンに比べれば佐倉など遠くありません。テートとの共同企画(リンク先はテートのサイト)である待望のロスコ展が今月下旬より川村記念美術館で開催されます。史上初めて「シーグラム壁画」の半数が揃うという展示は、さぞかし壮観なものになるのではないでしょうか。また今回は、制作当時のロスコの構想に限りなく近づけたスペースでの展示も予告されています。「幻のロスコ・ルーム」(美術館HPより)はまさに一期一会となりそうです。

アートエッグの第二弾も始まりますが、ギャラリー関連ではさわひらきの個展に要注目です。六本木から勝どきへ移転したオオタファインアーツの広々とした新スペースを生かしての雰囲気のある展示に期待したいと思います。

コンサートは二つ挙げてみました。ハイドンというと新日フィルのブリュッヘンも話題を集めそうですが、今回はシティの「天地創造」を予定に入れてみました。(上野から初台へと本拠を移して以来、同オケを生で聴くのは初めてです。)いつもながらに予定は未定ですが、久々に飯守氏のエネルギッシュな指揮を楽しみたいです。

「Pen 2009年2/15号/千利休の功罪」

雑誌Penのお手軽な千利休特集が意外にも充実していました。お茶にお詳しい方にとって物足りない記事かもしれませんが、利休、織部、遠州の三者比較表(?)などは素人の私にはとても助かります。もちろん楽好きにはたまらない茶碗の図版も、多数掲載されていました。まずは書店でご覧になってみて下さい。

それでは今月も宜しくお願いします。
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