『エボニー・アンド・アイボリー(Ebony and Ivory)』。
1982年にポール・マッカートニーとスティービー・ワンダーが歌って大ヒットした曲です。
(作詞・作曲はポール・マッカートニー)
当時、僕は大学2年生でした。
この曲に込められたメッセージを頭で理解することはできましたが、
まだ身近な問題として受け止めることはできず、「人種差別の問題を抱える国は大変だな…」ぐらいにしか考えていませんでした。
恥ずかしい話です。
そして、2020年。
ジョージ・フロイドさんという黒人男性が白人警官に首を押さえつけられて亡くなるという痛ましい事件をきっかけに、
コロナ禍の中、アメリカ各地で人種差別に対する抗議活動が活発になっています。
この機会に、改めてポールからのメッセージをかみしめてみたいと思います。
(いろいろな日本語訳がありますが、僕なりに訳をつけてみました。)
* * * * *
Ebony and ivory
エボニー(黒)とアイボリー(白)
Live together in perfect harmony
見事に調和して共に生きている
Side by side on my piano keyboard
僕のピアノの鍵盤の上に仲良く並んで
Or Lord, why don't we?
神様、どうして僕たちにはそれができないの?
We all know
僕たちはみな知っている
That people are the same wherever you go
どこへ行っても、人は同じだということを
There is good and bad in everyone
だれの心の中にも善と悪がある
We learn to live, we learn to give each other
僕たちはお互いに与え合うことを学んでこそ、生きることができる
What we need to survive
生きるために必要なものを
Together alive
共に生きるために
* * * * *
まず、「エボニー」と「アイボリー」ですが、
これは「黒人」と「白人」という解釈だけにとどまらず、分断された社会の中の対立するイデオロギーと考えるべきでしょう。
フロイドさんが訴えた「I can't breathe.(息ができない)」という言葉は、世界中の「分断が加速する息苦しい社会」に生きる人たちの叫び声にも聞こえます。
歌詞の中で、いちばん惹かれるのは「There is good and bad in everyone」という部分です。
だれにでも良い所と悪い所がある、つまり自分も未熟な存在だと認めているのです。
「人はだれでも過ちを犯すもの。
だから『自分はすべて正しい、自分は絶対に間違っていない』という考えを捨て、
相手の声に耳を傾けること、時には自分の間違いを認めることも大切だよ」
ポールが優しく諭してくれているような気がします。
「We learn to give each other what we need to survive」という言葉にも考えさせられます。
生きるために必要なものをお互いに与え合う。
「生きるために必要なもの」とは何か、ポールはその答えを書いてくれませんでした。
それは僕たちが自分で探し出すしかありません。
今の僕が答えを出すとしたら…
「自分の過ちを認める気持ち」「相手に申し訳ないと思う気持ち」、
そして、「相手を認める気持ち」「相手の思いを理解しようとする気持ち」「相手を許す気持ち」。
どれも、お互いに与え合うのは本当に難しいと思います。
しかし、今こそ本気でその一歩を踏み出さなければ!!!
そう思いませんか?
ポールからのメッセージをしっかり受け止められるような人がもう少し多かったら、
女子プロレスラー・木村花さんの命も救えたはずです。(花さん、ごめんね。)
僕たちは「共に生きている(Together alive)」のです。
社会の分断が解消され、息苦しさから解放される日が、一日も早く訪れることを
強く強く願わずにはいられません。
♪ Ebony, Ivory
♪ Living in perfect harmony
僕のピアノの鍵盤の上にも仲良く並んでる…
(*^^*)
1982年にポール・マッカートニーとスティービー・ワンダーが歌って大ヒットした曲です。
(作詞・作曲はポール・マッカートニー)
当時、僕は大学2年生でした。
この曲に込められたメッセージを頭で理解することはできましたが、
まだ身近な問題として受け止めることはできず、「人種差別の問題を抱える国は大変だな…」ぐらいにしか考えていませんでした。
恥ずかしい話です。
そして、2020年。
ジョージ・フロイドさんという黒人男性が白人警官に首を押さえつけられて亡くなるという痛ましい事件をきっかけに、
コロナ禍の中、アメリカ各地で人種差別に対する抗議活動が活発になっています。
この機会に、改めてポールからのメッセージをかみしめてみたいと思います。
(いろいろな日本語訳がありますが、僕なりに訳をつけてみました。)
* * * * *
Ebony and ivory
エボニー(黒)とアイボリー(白)
Live together in perfect harmony
見事に調和して共に生きている
Side by side on my piano keyboard
僕のピアノの鍵盤の上に仲良く並んで
Or Lord, why don't we?
神様、どうして僕たちにはそれができないの?
We all know
僕たちはみな知っている
That people are the same wherever you go
どこへ行っても、人は同じだということを
There is good and bad in everyone
だれの心の中にも善と悪がある
We learn to live, we learn to give each other
僕たちはお互いに与え合うことを学んでこそ、生きることができる
What we need to survive
生きるために必要なものを
Together alive
共に生きるために
* * * * *
まず、「エボニー」と「アイボリー」ですが、
これは「黒人」と「白人」という解釈だけにとどまらず、分断された社会の中の対立するイデオロギーと考えるべきでしょう。
フロイドさんが訴えた「I can't breathe.(息ができない)」という言葉は、世界中の「分断が加速する息苦しい社会」に生きる人たちの叫び声にも聞こえます。
歌詞の中で、いちばん惹かれるのは「There is good and bad in everyone」という部分です。
だれにでも良い所と悪い所がある、つまり自分も未熟な存在だと認めているのです。
「人はだれでも過ちを犯すもの。
だから『自分はすべて正しい、自分は絶対に間違っていない』という考えを捨て、
相手の声に耳を傾けること、時には自分の間違いを認めることも大切だよ」
ポールが優しく諭してくれているような気がします。
「We learn to give each other what we need to survive」という言葉にも考えさせられます。
生きるために必要なものをお互いに与え合う。
「生きるために必要なもの」とは何か、ポールはその答えを書いてくれませんでした。
それは僕たちが自分で探し出すしかありません。
今の僕が答えを出すとしたら…
「自分の過ちを認める気持ち」「相手に申し訳ないと思う気持ち」、
そして、「相手を認める気持ち」「相手の思いを理解しようとする気持ち」「相手を許す気持ち」。
どれも、お互いに与え合うのは本当に難しいと思います。
しかし、今こそ本気でその一歩を踏み出さなければ!!!
そう思いませんか?
ポールからのメッセージをしっかり受け止められるような人がもう少し多かったら、
女子プロレスラー・木村花さんの命も救えたはずです。(花さん、ごめんね。)
僕たちは「共に生きている(Together alive)」のです。
社会の分断が解消され、息苦しさから解放される日が、一日も早く訪れることを
強く強く願わずにはいられません。
♪ Ebony, Ivory
♪ Living in perfect harmony
僕のピアノの鍵盤の上にも仲良く並んでる…
(*^^*)
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