学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

菜根譚(さいこんたん)

2015年10月17日 | 中国・中国語・台湾
少し前に、「『菜根譚』が教えてくれた 一度きりの人生をまっとうするコツ100」(マガジンハウス)という本を読みました。
著者はNHKテレビ「テレビで中国語」に出演中の段文凝(だん・ぶんぎょう)さんです。



読んでいるうちに「菜根譚」に興味が湧いてきたので、「菜根譚~心を磨く100の智慧」(日本能率協会マネジメントセンター)という本を購入しました。
ちょっとしたすき間時間を利用して、いま少しずつ読み進めています。

僕にとっては実にタイミングよく、NHK・Eテレの「100分 de 名著」という番組でも、10月はこの「菜根譚」が取り上げられています。

「菜根譚」とは16世紀末、中国の明の時代に書かれた処世訓の書物で、生きる知恵が満載の知る人ぞ知る名著です。

譲ることの大切さを説いた言葉を一つ紹介しましょう。

「経路の窄(せま)き処は、一歩を留めて人の行くに与え、滋味の濃(こま)やかなる的(もの)は、三分(さんぶ)を減じて人の嗜(たしな)むに譲る。此れは是れ世を渉(わた)る一の極安楽の法なり。」

(狭い小道で人と出会ったら、自分の方から一歩よけて、先に相手を通してやり、おいしい食べ物は自分のぶんから三割ほどとって相手に譲り与えて十分に食べさせてやる。このような心がけこそ、この世を渡っていく上で、一つのきわめて安全安楽な方法である。)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿