学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

外国語学習の3つの柱

2015年01月25日 | 奥田塾全般・講師プロフィール
奥田塾では「英語力アップのカギを握るポイント」として次の3つの学習活動を重視しています。
(英語に限らず、あらゆる外国語学習に当てはまることだと思います。)

1、文法をしっかり学ぼう!

言語学習の土台は文法理解です。
文法をしっかり学んで、正しい言葉の使い方を習得しましょう。
「ワタシ、ウレシイ、アウ、アナタ」でももちろんOKですが、文法を学んで「私はあなたに会えてうれしいです」と言えたら、もっと素敵ですよね。

2、辞書をていねいに引こう!

辞書は「言葉の宝箱」です。
単語の意味や発音から、語法の説明や例文まで、辞書には言葉に関するさまざまな貴重な情報がいっぱい詰まっています。
文法知識を土台に、辞書を上手く活用して語いを増やすことで、表現できる内容が無限に広がっていきます。

3、音読・筆写練習を大切にしよう!

文法書や辞書で学んだ言葉に関する知識を、実際に使える道具に変えるためには、やはりトレーニングが必要です。
野球に例えるなら、キャッチボールや素振りのような基礎トレーニング、それが音読・筆写練習です。
とにかく声に出して読んでみる、ひたすら書き写してみる。
音読・筆写練習を繰り返し、英語の筋肉を鍛え上げましょう。


★奥田塾
〒511-0811 三重県桑名市大字東方1454 (桑名高校グラウンド東)
メール y.okuda363@gmail.com
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英語の勉強方法(5)

2015年01月20日 | 英語学習
5、辞書と友達になろう!

ぜひ紙の辞書を使ってください。
紙の辞書の利点は、何といっても見出し語の項目全体を見渡せる視認性の良さです。
多少時間はかかっても、用例(その単語が実際に使われている例文、フレーズなど)を確認しながら、必ずその単語の説明全体に目を通し、最適と思われる訳語が見つかるまで粘ってください。
「あった!これだ!」という項目にたどり着いたら、赤鉛筆で線を引き、重要なポイントをノートに写しておきます。
こういう一連の作業を繰り返すことによって、その言葉が印象深く頭に刻まれていくのではないでしょうか。
電子辞書でサッと検索して、いくつかある訳語の中から適当に(いい加減に)どれか一つ訳語を選んで「ハイ、終わり」では、英語の力がつくはずはありません。
紙の辞書を使いこなせるようになってから、(中学・高校の間は紙の辞書だけで十分だと思いますが、)必要に応じて電子辞書も併用するようにすればいいと思います。



例えば、You've got to be more patient with small children. という文の中の patient という単語の意味を調べる場合、辞書で patient を引き、「意味は‘患者’、発音はおそらく‘パティエント’で大丈夫。ハイ、終わり!」ではちょっと困ります。

まずは、You've got to... の文と一番よく似たタイプの英文を探し出してください。すると、You must be patient with a baby. (赤ん坊には辛坊強く接しなさい)という文が見つかります。
ここで初めて「この場合は名詞の‘患者’ではなく、形容詞の‘がまん強い、辛坊強い’という意味だな」と確認できるのです。
念のため発音もチェックすると、‘パティエント’ではなく‘ペイシェント’であることがわかります。

辞書をていねいに引く習慣を身につけてください。
辞書は、英語の世界を旅する私たちのナビゲーターであり、信頼できる友人のような存在なのです。
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英語の勉強方法(4)

2015年01月15日 | 英語学習
4、リスニングの力をつける

おススメは「ディクテーション(書き取り練習)」です。
これは、流れてくる英語の音声を聞いて、ひたすらその英語をノートに書き取っていくという練習方法です。
聞き取れないところはとりあえずカタカナでメモしておき、あとで辞書を使いながら言葉をはめ込んでいきます。
また、「ここに have があるから、この後ろは原形ではなく過去分詞のはずだ」のように、それまでに学んだ文法知識も活用しながら文章を完成させていくので、文法事項の復習にもなります。
分からないところはレビューボタンを押して何度も繰り返し聞きましょう。
「もうこれ以上は無理だ~」となったところで、スクリプト(音声が文字になったもの)を見て答え合わせをします。
「なるほど、この音は、この単語とこの単語がつながってできた音だったのか…」「えっ、これってこの単語だったの?」「やった~、この文はかなり苦労したけど完璧だった。今度はもう少し難しいのに挑戦してみよう」
そうやってディクテーションを繰り返しているうちに、英語に対して少しずつ耳がほぐれてくるような感覚です。

私は20代のころ、NHKのラジオ英語講座のダイアログを利用して、数年間ディクテーションを続けました。(大好きだった大杉正明先生の講座が懐かしいです。)
当時はカセットテープに録音して聴いていましたが、よくテープが機械にからまって苦労したのを覚えています。(笑)

ディクテーションの教材としては、音声の面でも、文章の内容の面でも、「英検のリスニング・テストの音声」がおすすめです。その際、まずは自分の実力よりも一段階下の級の音声でスタートすると、ある程度スムーズに練習が進むと思います。
ただし、現在はさまざまな音声教材があふれているので、その中から自分のレベルに合ったものを選んで試してみてもいいでしょう。
少なくとも週に1回(1~2時間)くらいのペースで、できれば週に2~3回のペースで続けてみてください。
短期間で結果を出すことは難しいと思いますが、これを1年間続けることができたら、自分のリスニングの力の伸びを実感できるはずです。

英語の勉強方法(5)」に続く)
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英語の勉強方法(3)

2015年01月08日 | 英語学習
3、音読・筆写練習の際に注意すべき点

より効果的な音読・筆写練習をするために注意すべき点を二つ挙げておきます。

一つ目は、必ず覚えようとする英文の意味を理解したうえで行うことです。
意味の分からない文章を読んだり書いたりしても、それを自分の知識として活用することはできません。

もう一つは、脳にある程度の負荷を与えながら練習することです。例えば、
Love is doing small things with great love.
(愛とは大きな愛で小さなことをすることです~マザー・テレサ)
という文章を覚えるために、Aさんは、Love is doing を見て Love is doing と書き、small things を見て small things と書き、with great love を見て with great love と書きました。
一方Bさんは、love is doing small things with great love と3回音読していったん頭の中に入れ、今度は何も見ずに Love is doing small things with great love と書いてみました。
どちらが良い方法だと思いますか。やはりBさんの方法がおすすめです。

Aさんの場合、「目」から入った情報が、ほとんどそのまま「手」に伝達されています。
一方Bさんの場合、「目」から入った情報が、いったん「脳」に蓄えられ、今度はその情報を「手」に伝えるために、つまり、覚えた英文を思い出すために、「脳」に負荷がかかっています。
実は「脳」はこの状態が大好きです。
知識を定着させるためには、このようにして「脳」を喜ばせてあげることが大切なのです。

(下の写真は、私の韓国語学習用の筆写練習ノートです。
扱いやすいようにB5サイズの大学ノートを半分に切って使っています。)


「いくら練習しても覚えられない。もうダメ…」なんて思わないでください。
素敵な言葉に出会ったら、声に出して読みたくなりませんか?
さあ、心をこめて言ってみましょう。
Love is doing small things with great love...  Love is doing small things with great love...  Love is doing small things with great love...
では今度は書いてみましょう。ペンを持ってください。
Love is doing small things with great love.

どうですか? 何となく幸せな気分になったでしょう?
無理に暗記しようと思わなくても大丈夫です。
美しい言葉が運んでくれる小さな幸せを楽しむことこそ、音読・筆写練習の醍醐味なのですから。

(「英語の勉強方法(4)」に続く)
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英語の勉強方法(2)

2015年01月08日 | 英語学習
2、まずは「音読練習」、次に「筆写練習」

英語に限らず、言語を学ぶ上で一番大切な練習方法は何かと問われれば、やはり「音読練習」という答えが圧倒的に多いようです。
私もこれは間違いないと思います。
何度も何度も繰り返し声に出して読むことで、英文を体の中に取り込むイメージです。
手本になる音声があればそれをまねて、なければ自分なりの読み方でもいいので(もちろん人に理解してもらえる程度の発音の正確さは必要ですが)、ひたすら音読練習をしてみましょう。
一つの文章を、心をこめて30回読んであげてください。
すると、その文章が「読んでくれてありがとう」と言って自分のほうに近づいてきてくれます。(^^)/

そのようにして音読練習を重ねることによって、音読のスピードが上がってきます。
音読のスピードが上がれば、黙読のスピードも確実に速くなります。
つまり、音読力をアップさせることが、読解力のアップにもつながるのです。

音読練習はテキストさえあればどこでも可能なので、日常生活の中の小さなすきま時間を利用して行うこともできます。
「家族に聞かれるのが恥ずかしい」という気持ちは捨て、どんどん声を出してみましょう。

また、音読練習をするときに組み合わせて行いたいのが「筆写練習」です。
ある文章を覚えようとする場合、「音読練習3~5回+筆写練習1回」程度のペースで練習を繰り返すと効果的です。
目・口・耳を使った活動に、手を使った活動を取り入れることで、脳の働きがより活発になり、定着度が高まります。

(「英語の勉強方法(3)」に続く)
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