学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

青春の影 (2)

2015年05月28日 | 名曲アルバム
(「青春の影(1)」より続く)

ところが、その先のエンディングの歌詞を読むと、自分の解釈が合っているのかどうか、よく分からなくなってくるのです。

♪♪♪
君の家へつづくあの道を 今足もとにたしかめて
今日から君はただの女 今日から僕はただの男


ポイントは「今日から君はただの女 今日から僕はただの男」という部分です。
「これからも、君の家へ続く道を、一歩一歩足もとを確かめながら歩いていくんだ」と最後にもう一度、力強く宣言して終わるのかと思いきや、「君はただの女」「僕はただの男」という予想外の言葉で終わっています。
何となく「今日から二人はそれぞれ別々の道を進んでいく」と言っているようにも聞こえませんか?
最後の最後で、「あれっ? 結局この二人はどうなったの? 別れたの?」と「?(クエスチョン・マーク)」が並んでしまいます。

しかし先日ついに、この疑問に対する答えを、作詞者本人の言葉で聞く機会が訪れました。(^^)v
5月22日の中日新聞夕刊に掲載された財津和夫さんの『この道』第25話「平凡が最高」の中で、彼自身が次のように語っています。

「この曲では、単純に、主人公である男の成長を歌にしてみようと思ったんです。」
「2人の関係が表面的な『恋』から、魂レベルでつながるような『愛』に変わっていく。いい意味で社会に流されて大人になった2人が、成長を経て結ばれるわけです。」
「結婚って、平凡に納まることじゃないですか。ありふれた『ただの女、ただの男』になることが確かな幸せにつながると、言いたかったのです。」
「平凡であることが最高のことだと、若い頃から考えてきたのです。」

なるほど、「ただの女、ただの男」という言葉にはそういう意味が込められていたんですね。
ホッとひと安心。(*^^*)

というのは、「別れの歌? それはあり得ない」という確信がどこかにあったからです。
それは実際にこの曲を何度も歌ってみると分かるのですが、歌っていて一番力が入るのは、「君の家へつづくあの道を~」という部分です。

1番で「君を幸せにするそれこそが これからの僕の生きるしるし」と宣言する。
2番では、やや冷静に客観的な立場から女性の成長過程を分析する。
歌い方を簡単な強弱記号で表すとすれば、1番は「フォルテ(強く)」、2番は「ピアノ(弱く)」でしょう。
そしてエンディングの「君の家へつづくあの道を~」という歌詞は、やはり1番の延長線上にあると考えられるので、自然に1番をさらにパワーアップさせて「フォルティッシモ(とても強く)」で歌ってしまいます。
そうやって歌っているうちに、「この歌は別れの歌じゃない。『ただの女 ただの男』という言葉には、何かかなり強いプラスのメッセージが込められているに違いない」と考えるようになったのです。

一組の男女が「ただの女、ただの男」になる。
それは、お互いにとって最高のパートナーに巡り合えたということ。

青春の影。
久しぶりに歌ってみたくなりました。(^O^)♪
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青春の影 (1)

2015年05月26日 | 名曲アルバム

君の心へつづく長い一本道は いつも僕を勇気づけた
とてもとてもけわしく細い道だったけど 今君を迎えにゆこう
自分の大きな夢を追うことが 今までの僕の仕事だったけど
君を幸せにするそれこそが これからの僕の生きるしるし


学生時代に何度も聴き、何度も歌ったチューリップの「青春の影」(財津和夫作詞・作曲)です。
4月22日の記事「財津和夫さんの『この道』」の中でも触れました。

1番の歌詞を見る限り、「今までいろいろあったけど、やっぱり僕には君しかいない。君こそ僕の人生。君を必ず幸せにしてみせる」と愛する女性に誓う歌ですよね。
シンプルな分かりやすい言葉で、気持ちを伝えています。
ところが、2番に進むと少し雰囲気が変わります。

♪♪
愛を知ったために涙がはこばれて 君のひとみをこぼれたとき
恋のよろこびは愛のきびしさへの かけはしにすぎないと
ただ風の中にたたずんで 君はやがてみつけていった
ただ風に涙をあずけて 君は女になっていった


最初にこの歌詞を読んだとき、僕には1番に出てくる「君」と2番に出てくる「君」が別人のように思えました。
1番の「君」はもちろん、男が愛している女性。
2番の「君」は、男にとって大切な妹のような存在の女性です。
男は、失恋して深く傷ついている彼女にそっと寄り添い、「今は辛いかもしれないけれど、大丈夫。その涙が、君をもっともっと素敵な女性にしてくれるんだよ」と優しく励ましている。
そんな情景が思い浮かんだのです。

しかし常識的に考えて、1番と2番で違う女性のことを歌うなんてことはあり得ないですよね。
1番の「君」と2番の「君」が同一人物だという前提で解釈するとしたらどうなるのでしょう。
僕なりに考え、導き出した答えは次のようなものです。

その女性は、男にとってずっと妹のような存在だった。
男は、いつも少し離れたところからその女性を見守ってきた。
時には彼女の恋の成就を願い、また時には傷ついた彼女を慰めながら…。
男はやがて、自分の中に彼女に対する特別な感情が生まれていることに気づく。
それでもその気持ちを抑え、ただ彼女の幸せを祈り、彼女を支えることが自分に与えられた役割なのだと自分に言い聞かせ、ずっと彼女に接してきた。
そんな中で、彼女の気持ちにも変化が現れる。
彼女にとっても、いつしか男はかけがいのない特別な存在になっていたのだ。
お互いを通して自分の存在意義を確認し合うようになった二人。
そんな二人が結ばれるのは、ごく自然な成り行きだ。
男はついに「君を幸せにするそれこそが これからの僕の生きるしるし」と宣言する。

(「青春の影(2)」に続く)
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きいとせいらといちご

2015年05月24日 | 日々の雑感
Sちゃんは、近所に住む小学校1年生の女の子。
昨日、色鉛筆で描いたとてもかわいい絵を届けてくれました。
数日前、お母さんといっしょに塾に遊びに(!?)来たとき、絵を描くのが大好きだというので、
「塾の玄関に飾りたいから、上手に描けたら持ってきてくれる?」
と頼んでおいたのです。


女の子らしいカラフルな色使いが、見る人をハッピーな気分にしてくれます。
小さな手で色鉛筆を次々と持ち替えながら、夢中になって描いている姿が目に浮かぶようです。

「うわ~、じょうずにかけたなあ。すごいぞ!」
きい、せいら、いちご…と名前らしきものが書いてあるので、
「3人とも、クラスのお友だち?」
と尋ねると、「アイカツ!」というアニメのキャラクターだとか。(^-^;

もう1枚の絵は、「アナと雪の女王」ですね。


さっそく明日から、「きいとせいらといちご」が塾生の皆さんを出迎えます!
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「入門ビジネス英語」

2015年05月22日 | 英語学習
TOEICのスコアアップを目指して勉強している人。
あるいはこれから本格的に勉強を始めようと思っている人。
そんな皆さんにオススメなのが、NHKラジオ『入門ビジネス英語』です。

もちろん、今現在、その上級編の『実践ビジネス英語』でガッツリ勉強して、ガッツリ成果を上げている人は、そのまま続けてくださいね。
「以前『実践ビジネス英語』にトライしたけど、難しすぎて途中で挫折してしまった」
「そろそろビジネス英語の世界も覗いてみようかな」
「何かTOEIC対策の学習のペースメーカーになるものが欲しい」
『入門ビジネス英語』は、そんな皆さんの強い味方になってくれるはずです!(^-^)

4月からこの講座を担当しているのは、国際ビジネスの現場での豊富な経験を持つ柴田真一先生。
巻頭の「講師からのメッセージ」には次のように書かれています。

「本講座では、実際に起こり得るビジネスシーンを取り上げながら、『グローバルビジネスの共通語としての英語』と『国際ビジネススキル』の両面から“英語でコミュニケートする方法”を紹介していきます。
国際ビジネススキルとは、プレゼンテーション、ミーティング、交渉において意見を効果的に伝えながら着地点を探っていくスキル、会食やパーティーの場で人脈を広げ信頼関係を構築していくといったスキルのことで、英語力と同じくらい重要なものです。」

スキットの題材はどれもとても興味深く、登場人物も皆すごく生き生きとしています。
こういう学習教材に触れると、それだけでも気持ちが前向きになりますよね。
また、「世界を旅するビジネス英語」という副題がついている通り、4月はロンドン、5月はインドネシア、6月はシドニーと、月ごとに舞台が変わるので、文化的背景の違いなども学ぶことができます。
テキスト巻末の「キャリアアップと仕事テツガク」や「コミュニケーションのための英文法」などの連載記事も充実しています。

さまざまなビジネス英語表現を学ぶだけでなく、「国際ビジネススキルを身につける」という視点を強く意識した内容のこの講座は、英語だけにとどまらず、普段の日本語でのコミュニケーション能力の向上にも大いに役立ちそうです。

週に2回(月・火)の講座というのも嬉しいですね。
月~金まで毎日となるとちょっと厳しいかなあ…という人も、これくらいなら続けられそうでしょ?
実は僕も、この講座を聴き始めたのは5月に入ってからです。
この記事を読んで『入門ビジネス英語』に興味を持った方、是非一緒に頑張ってみませんか?
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「テレビで中国語」も Very Good!

2015年05月20日 | 中国・中国語・台湾
NHKラジオの『まいにち中国語』と並行して、『テレビで中国語』も視聴しています。
このテレビの講座も「很好(very good)」です。

まずは会話ですぐに使えるひと言表現を学ぶ「これだけまる覚え!」のコーナー。
「これだけまる覚え!北京コレクション」のVTRでは、北京在住の老若男女、十人十色の「まる覚え」表現を聞くことができます。
同じ表現でも人によって発音のしかたが微妙に違うのが面白いです。

きょうの表現」では、基本的な文法を学習します。
「声調分析アプリ」を使って、ピンインだけでは分かりにくい実際の発音を波形で(目で見て)確認することができるのもありがたいです。

続いて、生徒役の檀蜜さんが、その日に学んだ表現を使ってミニ会話にチャレンジする「会話に挑戦」。
相手役の中国人男性とのやり取りは、いつも何となく恥ずかしそう。(*^^*)
でも彼女はすごく頑張り屋さんらしいので、これから少しずつ自信をつけ、着実にレベルアップしていくんじゃないかな。
「僕も彼女には負けないぞ!」と、ちょっとだけライバル意識を燃やしています。

後半の「もっと中国語」は、ネイティブへのインタビューが中心の中級・上級学習者向けのコーナーです。
初級学習者の僕にとっては、中国語の豊かな音の響きを楽しみながら、映像と字幕を頼りに、中国の文化や人々の生活について学ぶ時間です。
そして最後は「中国茶に親しむ」でまったり…。(^^)

*   *   *   *   *

NHKの(英語以外の)語学講座テキストの発売日は毎月18日。
早速その日に『テレビで中国語』『まいにち中国語』のテキスト6月号を購入しました!


6月の「これだけまる覚え!」のひと言表現は何かな?
「多少钱?(いくらですか)」
「便宜点儿。(もうちょっとまけてよ)」
「请结账。(お勘定をお願いします)」など。
買い物がテーマのようです。
旅行に出かけたくなりますね。(^O^)/
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