学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

中検受験無事終了!

2015年06月30日 | 中国・中国語・台湾
おかげさまで一昨日、中検(中国語検定試験)準4級の受験を無事に終えることができました。
(今日のタイトルは中国語っぽく全て漢字でまとめてみました。)

準4級の試験時間は60分で、前半30分がリスニング、後半30分が筆記試験です。
配点はそれぞれ50点ずつで、100点満点。合格基準点は60点となっています。
解答時間にはかなり余裕があるので、じっくり聴き、じっくり考えて、1問1問ていねいにマークしていきます。
本場の中国料理を心ゆくまで味わいながら、問題を解いているような感覚ですね。
(もちろん僕の場合は、フカヒレ、アワビといった高級料理ではなく、餃子、炒飯、麻婆豆腐といった庶民の味ですが…)

そして最後は、指示された日本語に当たる中国語を漢字(簡体字)で書く問題です。
「聴」が「听」になり、「時間」は「时间」、「パソコン」を表す「電脳」は「电脑」になる。
このあたりも無難にクリアーし、「まずまずの出来かな」とホッとひと安心。



昨日、中国語検定協会のホームページで解答が公開されました。
ちょっとドキドキしながら自分の解答と照らし合わせてみたところ…
「よし、大丈夫だ!」
嬉しいことに、何とか合格できそうです。

ただ、思いもよらないミスも1問発見しました。
それは「画」という字です。
日本語では真ん中の部分は「自由」の「由」ですが、改めてよく確認してみると、中国語では「田んぼ」の「田」だったんですね。
今まで「この言葉は日本語も中国語も全く同じ漢字だから覚えやすいな」と思い込んでいました。
注意不足を反省。(^^;



「線が上に突き抜けていようがいまいが大した違いはないよ」と言われればそれまでですが、やはりできる限り正確に覚えたいですよね。
その国の文化に対する敬意を表すという意味でも、言葉や文字は最大限大切に扱うべきだと思っています。

何はともあれ、学習開始3か月の節目で、検定試験を受けるところまでたどり着きました。
3月22日の記事に書いたように、前回(約7年前)は3か月で挫折してしまったことを考えると、今回は「很好!(よくできました!)」と自分を褒めてあげたい気分です。(*^^*)

発音のお手本

2015年06月26日 | 中国・中国語・台湾
前回の記事で、中国語検定の受験対策用に『中検準4級対応・クラウン中国語単語600』(三省堂)と『中国語検定4級・準4級 頻出問題集』(高橋書店)を購入したと書きましたが、それには大きく2つの理由があります。
一つは、当然のことながら、内容的に満足できるものであったこと。
そしてもう一つは、それぞれの付属CDの中国語ナレーションを担当しているのが、段文凝(だん・ぶんぎょう)さんと李茜(り・せん)さんだったことです。

段さんは「テレビで中国語」に、李さんは「まいにち中国語」に出演中で、二人とも女性ですが、僕が中国語の発音のお手本にしている大先生です。(^^)

僕は特に、NHK国際局アナウンサーの李茜さんのやや低めの落ち着いた声が大好きで、「彼女の発音の仕方を全て吸収してやるぞ!」とオーバーラッピングやシャドーイング練習をしています。
中国語には声調(音の高低や上がり下がり)があるので、ときどき歌を聴いているような気分になることがありますが、彼女の話す中国語にはまさにそんな心地良さがあります。
カーペンターズのカレンの歌声を聴いたときに感じるような安心感、安定感が彼女の声の魅力です。
(彼女のファンクラブがあったら入会したいくらいです! *^^* )

一方、「かわいすぎる中国語講師」として人気の段文凝さん。
(気になる方は「テレビで中国語」をご覧になってください。^^ )
放送のある毎週火曜日の夜は、彼女の顔を見ながらニヤニヤしています…ではなく、彼女の口の開け方や、口の形をじっくり観察しながら、真面目に発音練習をしています。(^^;

自分に合ったお手本、つまり、「この人、ステキ。この人みたいになりたい!」と思えるような人を見つけ、徹底的にその人の話し方を真似てみる。
特に外国語学習の初期の段階でのオススメ学習法です。

中国語検定を受験します!

2015年06月23日 | 中国・中国語・台湾
今週末の28日、中国語検定試験の準4級を受験します!
NHKラジオの「まいにち中国語」と「テレビで中国語」で本格的に学習を始めて3か月。
この段階での受験はちょっと無謀かな…という気もしましたが、「ダメでもともと、もし運良く合格できれば学習に弾みがつくかも」と申し込んでおいたのです。

受験対策用にと、1か月ほど前に、『中検準4級対応・クラウン中国語単語600』(三省堂)という単語集と、『中国語検定4級・準4級 頻出問題集』(高橋書店)というテキストを購入。
単語集の付属CDは、時間を見つけてはときどき聴いていましたが、「まいにち中国語」講座がだんだん難しくなってきて、『頻出問題集』までは手が回らず、しばらくはそのままになっていました。

試験当日まで2週間を切った先週の初めに、「さすがにそろそろ本腰を入れないとヤバいかも」と、とりあえず「まいにち中国語」のテキストの復習を開始。
文法のポイントをノートにまとめたり、音読・筆写練習をしながら学習を進めていました。
しかし改めて『頻出問題集』をよく見てみると、準4級の出題範囲と「まいにち中国語」で扱っている内容に微妙にズレがあることが判明。
そこで、「まいにち中国語」のテキストを使った復習はいったんストップさせ、慌てて『頻出問題集』に取り組み始めました。
やはり合格に向けて効率よく勉強するには対策テキストを利用するのが一番ですね。

さらに、「もう少し類題を解いたほうがいいな」と考えていたところ、その思いが天に通じたのか、2日前に偶然、ブックオフで『合格奪取!中国語検定準4級トレーニングブック』(ASK出版)という理想的なテキストをゲット。
豊富な練習問題、詳しい解説など、申し分のない内容で、現在はテキスト3冊の「トロイカ体制」で最後の追い込みをかけています。

まだまだ覚えなければならない単語、連語、文法などが多く残っているので、少々焦り気味ですが、最後まであきらめずに頑張ります!(^O^)/



雅楽の授業

2015年06月20日 | 音楽の愉しみ
地元の小学校から雅楽の演奏依頼を受けることがあります。
「未熟な演奏で申し訳ないなぁ」という気はするのですが、声をかけていただいた縁を大切にし、最善を尽くすようにしています。
昨年度は2校を訪問し、6年生の音楽の授業(雅楽について学ぶ特別授業)に参加する機会に恵まれました。

授業では子どもたちに、すぐ目の前で生の演奏を聴いてもらい、実際に雅楽の楽器を手に取って音を出してもらいます。
子どもたちにとっては、まさに参加・体験型の授業です。
特に「楽器体験コーナー」では、生まれて初めてチャレンジする雅楽の楽器に四苦八苦している子もいれば、あっという間にコツをつかみ、涼しい顔でメロディーまで奏でてしまう子もいたり…。
僕にとっても、ものすごくワクワクする時間です。

雅楽についての先生の説明を聞き、教科書に載っている写真を見ながら『越天楽』をCDで聴いて学ぶ。
それだけでは得られない何かを、たとえほんの少しでも子どもたちに届けられたらいいな。
毎回そんな気持ちで臨んでいます。

先日、昨年もお世話になったある小学校の音楽の先生から「今年もよろしくお願いします!」との連絡をいただきました。本当に有難いことです。
前回の記事「Diversity」の中で「文化的多様性」についても触れましたが、この雅楽の授業が、子どもたちがさまざまな伝統文化に目を向けるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

(下の写真は昨年度の授業の様子です。)

龍笛、篳篥、笙、鉦鼓、太鼓、箏の6人での演奏です。


僕が担当する楽器「笙」について説明しているところです。


Diversity

2015年06月16日 | 英語学習
前回の記事では、「driving force」という表現を取り上げ、例文をいくつか挙げましたが、実はもうひとつ、とっておきの例文があります。(^^)
NHKラジオ「入門ビジネス英語」の Lesson 19 で、スキットに出てくる文章とはまた別の「driving force」の使用例として紹介されていたものです。

* Diversity will be an important driving force for our future success.
 (従業員の)多様性は、わが社の将来の成功にとって重要な原動力となるでしょう。

キーワードは「diversity」です。
一般的には「多様性」と訳される単語ですが、テキストでは「diversity: 年齢、性別、国籍などの違いを受け入れ、認め、活かしていくこと」と説明されています。
つまり「さまざまなタイプの人材が集まり、それぞれが自分の持つ能力を最大限に活かすことのできるような環境作りが、企業の成長・発展には必要不可欠だ」という意味ですよね。
民族的・文化的に、同質性が高いと言われる日本の社会においても、「ダイバーシティ(diversity)」の推進に取り組む企業が増えているようです。

この「ダイバーシティが成功のカギを握る」という状況は、ビジネスシーンだけにとどまらず、さまざまな集団、組織、コミュニティに当てはまると思います。
究極の例を挙げるとすれば、それは「地球コミュニティ」でしょう。
「地球コミュニティ」は、民族的多様性(ethnic diversity)、文化的多様性(cultural diversity)、宗教的多様性(religious diversity)など、あらゆる面での多様性を内包しています。
地球上のすべての国が、それぞれの持つ能力や特性を活かして、「地球コミュニティ」の発展に貢献できるような枠組みを強化することこそ、混沌としたこの時代に求められる最も大切な取り組みではないでしょうか。

「君ってすごいなあ。そんなことができるの?」
「君こそ本当にすごいよ。それ、僕にも教えてくれる?」
国と国が、そんなふうにお互いを認め合い、助け合いながら、つながっていけたらいいですね。

さあ、今回も仕上げは自己表現練習です。

* 多様性を受け入れ、認め、活かすことは、平和で安定した国際社会を実現するための最も重要な原動力だ。
 → Diversity is the most important driving force for realizing a peaceful and secure international community.

* 多様性の中の調和 → harmony in diversity / unity in diversity