♪ 卯の花の 匂う垣根に
♪ 時鳥 早も来鳴きて
♪ 忍音もらす 夏は来ぬ
『夏は来ぬ』(作詞:佐佐木信綱、作曲:小山作之助)です。
読み方が難しいですよね。
歌うときはこんな感じになります。
♪ うのはなの におうかきねに
♪ ほととぎす はやもきなきて
♪ しのびねもらす なつはきぬ
塾生の皆さん、「卯の花」が咲いているのに気づきましたか?
道路沿いのブロック塀(「垣根」じゃないのが残念!)の「奥田塾」という看板のすぐ左側です。
『夏は来ぬ』を作詞した佐佐木信綱は鈴鹿市出身の歌人で国文学者。
十数年前に「佐佐木信綱記念館」を訪れた母が、そこで買ってきた1本の小さな苗木をこの場所に植えたのが始まりです。
今ではこんなにたくさんの花を咲かせるようになりました。
母はこれまでに、この卯の花から挿し木をして育てた苗を何人かの友達にプレゼントしたらしく、「あちこちに子どもが居る」と嬉しそう。(^^)/
陰暦4月の「卯月」という呼び名は、「卯の花が咲く月」に由来するとか。
明日から5月。
「♪ なつ~は・き~ぬ~ ♪」
町は初夏を思わせるようなまぶしい陽射しに包まれています。