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学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

ミャンマー料理・チャーザンジョー

2024年12月16日 | 日本語教師
「先生、お弁当作りました~」
「えーーっ、ありがとう…」(T_T) ←うれし涙



今日のお昼ご飯は初めてのミャンマー料理「チャーザンジョー」。
実は、日本語学校で今学期担当しているクラスのミャンマー出身の2人の学生、AさんとWさんが作ってくれたものです。
麺は「春雨」のように見えますが、原料は米粉らしいので、日本風に言うと、「焼きビーフン」ですね。
でも日本のスーパーに売っているビーフンではなく、ベトナム食材店で買った本場ミャンマー産の麺を使っているとのこと。
卵焼き、キャベツ、ブロッコリ、玉ねぎ、鶏肉も入っています。
特にエスニックな味付けというわけではなく、日本人の口にもよく合う優しい味わいでした。
前に食べたのが一体いつだったのか、思い出せないくらい久しぶりのビーフン。
量が多かったので、少し残して家に持って帰ろうかな…とも思ったのですが、本当に美味しくて、そして彼女たちの気持ちが嬉しくて、結局一気に食べてしまいました。(^^)/


「チャーザンジョーってミャンマー語でどう書くの?」と尋ねると、Aさんがスマホで調べて見せてくれました。



丸い文字が多くて何となくかわいいですよね。

Aさん、Wさん、美味しい昼ごはんをどうもありがとう。
「チェーズーティンバーデー」(←ミャンマー語の「ありがとう」)
(*^^*)

EJU(日本留学試験)

2023年06月19日 | 日本語教師
6月18日朝8時、僕はこの場所にいました。



名古屋大学東山キャンパス。

2023年度第1回・日本留学試験(EJU)の会場です。
(日本留学試験:日本の大学に外国人留学生として入学を希望する人を対象とした共通テスト。日本語能力及び基礎学力の評価を目的とする。)

僕の教え子たちがチャレンジしました。

実は、現在教えている2つの日本語学校のうち、1つの学校では、4月から週に3日(週に12コマ)、ずっとEJU対策の授業を担当してきたんです。
まさにその集大成とも言えるこの日。
居ても立っても居られなくなり、激励の言葉を届けるために、はるばる(!?)名古屋大学まで出かけたというわけです。

地下鉄「名古屋大学」駅の改札口を出たところで待っていると、一人また一人と見慣れた顔が近づいてきます。
僕に気づいてびっくりしたような表情を浮かべている学生たち。
「おはよう!」「体調はどう?」「頑張ってきてね!」「大丈夫、大丈夫!」などと言葉を交わしながら、祈るような気持ちで送り出しました。


結果の発表は7月26日。
その日、これまでの努力と苦労が報われ、素晴らしい成果を収めることができた…と微笑んでいる人もいるでしょう。
結果が思わしくなく、「もっと真面目に頑張ればよかったなぁ」と後悔している人もいるでしょう。

精一杯努力したにもかかわらず、思うような結果が残せなかった…と肩を落としている人もいるかもしれません。
そうなんです。
僕の経験から言っても、努力に見合った成果が得られないことって結構多いんです。
でもだからといって、「もう努力するの、や~めた」なんて言わないでくださいね。
たとえそれが報われなかったとしても、努力すること自体には価値がある。
僕はそんなふうに思うんです。
その理由はまたいつか書きますね。
(*^^*)

卒業おめでとう~越来越好

2022年03月29日 | 日本語教師


富士山の鮮やかな青。きれいでしょう?
空のグラデーションとのコントラストも美しいし…。
僕の大好きな色合いです。(^^)/

この絵を描いたのは中国出身の留学生Tさん。
僕が日本語学校で今学期担任をしていたクラスの学生です。
先週の卒業式の日に、恥ずかしそうに「先生、これ…」と言って手渡してくれました。
「えっ、これ私に? Tさん、自分で描いたの? うわ~、上手ですね~! すご~い! ありがと~! うれしい~!」(喜び爆発)
\(^o^)/

台紙(はがきサイズのクラフト紙)の裏には次のような中国語のメッセージが添えられていました。




像日出一样 越来越好 所有的一切
日が昇るように ますますよくなる ありとあらゆるものが


越来越好ユエ・ライ・ユエ・ハオ)」「ますますよくなる
いい言葉ですよね~。

Tさんは4月から観光系の専門学校に進学します。
目標は、日本で旅行関係の仕事に就くことです。
2年間しっかり学んで、社会人としてスタートを切る頃には、さすがにもうコロナは終息していますよね…。(そうであって欲しい!)
ホスピタリティ精神にあふれるTさんが、とびっきりの笑顔で、中国からの観光客を温かくもてなしている姿が目に浮かぶようです。


Tさん、卒業おめでとう。
君が日本語学校で学んだ2年間は、コロナ禍の2年間。
制約の多い不自由な状況の中で、本当によく頑張ったと思います。

君の名前には「天空の宝石」という意味があると教えてくれましたね。
卒業式の日、君が周りの人への多くの感謝の言葉とともに流した涙は、まさに「天空の宝石」のようにキラキラと輝いていました。

越来越好ユエ・ライ・ユエ・ハオ)」「ますますよくなる

これからも、ずっと応援しています。
(*^^*)

日本語の授業~漢字で脳トレ!?

2021年06月23日 | 日本語教師
前回の記事「日本語の授業~漢字のふりがな」の続きです。

習った漢字を定着させるためには、やはり何度もその漢字に出会うことが必要ですよね。
僕が実践しているのは、漢字のテキストの練習問題を使って、定期的に無理やり (^^;) 出会わせるという方法です。

例えば、「留学生のための漢字の教科書・中級700」というテキストなら、漢字の読みを書かせる問題「よみましょう」を活用します。(↓)



ふりがなのない文章を表示し、コーラスで読ませた後で、ふりがなを表示して、読み方が合っていたかどうかをチェック。
ひたすらこれを繰り返します。

漢字が得意な学生は、常にフライング気味にどんどん声を出します。
一方で、ただポカンとスクリーンを眺めているだけで、声を出すタイミングを逃してしまっている学生もいたり…。
それでも、うまくスピードをコントロールしてやると、クラス全体の声がだんだんそろってきて、何とも言えない一体感が生まれます。
漢字が苦手な学生も、周りの友達に手を引っ張ってもらいながら、何とか遅れずに走り続けている、という状態でしょうか。
「がんばれ~!がんばれ~!」と声援を送りたくなりますよね~。(^^)/

ほかにもこの練習には良い点があります。
それは、文脈から読み方が推測できる場合もあるという点です。
例えば、「要ります」だけでは読めなくても、「許可がいる」という表現を知っている学生は、「許可が要ります」を見て「おそらく『いります』だろうな」と予想して読むことができるのです。
もちろんその前の段階で、「許可」を見て「あれっ、これ、何と読むんだっけ?」と脳をフル回転させて闘っている学生もたくさんいます。
この「努力して思い出そうとする行為」は脳の活性化に大いに役立つということもよく知られていますよね。

では、ここで結論を言います!

「ふりがななしの漢字を含む文を声を出して読む」という練習には、脳が大喜びするような活動がいっぱい詰まっている!
\(^o^)/

授業開始時のウォームアップとしてやるのもよし。
授業中のちょっとしたスキマ時間に、気分をリセットするためにやるのもよし。
授業終了直前の「5分くらい時間が余ったなあ」というときにもおススメです。

僕はこの練習を、こっそり「漢字で脳トレ・元気100倍プロジェクト」と呼んでいます。
(*^^*)

日本語の授業~漢字のふりがな

2021年06月22日 | 日本語教師
パワーポイントで表示する文章中の漢字にふりがなを付けるか付けないか。
付けるとしたら、どの程度まで付けるのか。
悩ましい問題ですよね。
学生たちのことを考えると、ずっとひらがなだけを使っていては、せっかく習った漢字が定着しないし、一切ふりがななしではストレスが多くなるだろうし。
僕の場合、そのあたりのバランスを取りながら、漢字の学習の進み具合に応じて、ふりがなを付ける付けないを判断しています。

例えば、初級学習者の場合、漢字を全く使わないこともあります。(↓)




では、漢字の学習がある程度進んだ中級以上の学習者が対象の場合はどうするか。
基本的な考え方は、「できる限り漢字を使う。そして使う以上は、できる限りふりがなを付けない」です。
その時点で既に学習済みの漢字かどうかは、その都度漢字のテキストを見てチェックします。
もちろん、学生全員が習った漢字を全て覚えているということはありえませんが、それでも一応授業の中で扱った漢字は学習済みとし、ふりがなは付けません。


◆以前の記事「日本語の授業・実況中継 1-1」で紹介した【スライド2】を例にとって見てみます。(↓)



「多い」「野菜」は漢字のテキストで学習済みです。
「外食」「不足」は語いとしては既習ですが、漢字としては未習語なのでふりがなを付けました。


◆「日本語の授業・実況中継 1-2」の【スライド5】です。(↓)
いったん音で導入したあと、その確認のために文字を提示する場合は、耳に残っている音と文字を結びつけて考えさせるためにも、既習、未習にかかわらず、敢えてふりがなを付けないことが多いです。




◆前回の記事「日本語の授業~語い指導」で紹介したスライドです。(↓)
「費用や…」「夕食の…」「趣味に…」などは、言葉で説明した後で文字を提示するので、ふりがながなくても、ほぼ問題ありません。



水色の部分もほとんどが既習の漢字なので、パッと表示して「はい、読んでください」でOK。
「迷惑」だけはふりがなを付けましたが、付けずに出して「だれか読める人いますか?」でもいいと思います。
漢字が得意な学生が、クラスの中で「漢字博士」としての地位を確固たるものにする手助けをしてあげます。(^^)/

もう一点、ふりがなを付ける位置についてです。
本来は漢字の上に付けるのが一般的ですが、手間を省くために、漢字の下につけたり、上のスライドの「費用」や「迷惑」のように、漢字の右側に付けたりします。
幸いこれまで学生たちの間から「見にくい」などの声が上がったことは一度もないので、今後もこのまま続けるつもりです。

*  *  *  *  *

大学や専門学校へ進んだ卒業生の「教科書の漢字が読めなくて大変です」という声を聞くと、日本語学校時代にもっともっと漢字が読めるようにしてあげなきゃ…と思います。

習った漢字を何とか定着させたい。
そのために僕が微力ながら実践していることを、次回の記事で紹介します。