毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『愛と野望』

2007-10-03 22:08:12 | 視聴済みドラマBOX
出演:チョ・ミンギ(パク・テジュン役)、イ・フン(パク・テス役)
   ハン・ゴウン(キム・ミジャ役)、イ・ミヨン(ウンファン役)
   イ・ユリ(パク・ソンヒ役)、チョン・ノミン(チャン・ホンジョ役)
   ソ・ミンジョン(チャン・セミ役)、チュ・サンミ(ジョンジャ役)
   チョン・エリ(テジュン兄弟の母)、
SBS 2006年 81部作 公式HP→ここ


 1960年代~90年代の激動の時代を背景に一家の多様な人間模様と
愛憎劇を描いた韓国メロ・ホームドラマの傑作『愛と野望』。
1960年1月から1990年中盤までの、ある家族の家族史である。
時代的にも政治的にも貧しくて混乱していた時代。
市場で精米屋を切り盛りする母は、甲斐性のない夫に代わって家族を支え、
長男のテジュン、次男のテス、末娘のソンヒを育てながらたくましく
時代を生き抜く。母親の夢であり希望であるテジュンはソウルの一流大学に通う。
次男のテスはやくざ者でブラブラしていたが兵役について、最近除隊してきた。
子供たちは、甲斐性はないが実直な父親を愛しく思っているが、
たくましい母親は夫への不満が多く、子供たちを閉口させている。
他人の保証人になり百万ファンの借金を背負った父は、執拗なまでの取り立てを
受けるが、家族は、父が釣り場で凍死体となって発見されて初めて
その内幕を知る・・・  「KNTV」より あらすじ



 うぉ~、81話終わりましたよ~。
やっぱり長かったですねぇ。
約30年間に渡る、まさに"一家の多様な人間模様と愛憎劇"でした。
81話もあれば最初の方の話とか忘れてきているけれども、
まずは一言、登場人物みんな年をとりました・・・(あたりまえだが!!)
みんな最初は若かったのに、最後の方では白髪交じりの人になっていました。
そりゃそうですよね、約30年間を描いているのですから。


 この作品は1980年代に放送されたドラマのリメイクだそうですが、
まぁ時代背景とかからしてしょうがないのですが、全編を通して
暗い暗い。
なんか出演者もみんな落ち着いた人ばっかりだし、もちろん内容も
笑えるようなものでは全くないので、毎回毎回本当に暗い。

 その上、主役のテジュンをはじめ、登場人物の個性もきついし
登場人物も81話もあればかなりたくさん出てきます。

私の個人的な感想としてはテスとウンファンの夫婦が一番好きでしたね。
テスが結構好きだったので、テスはいい人と一緒になれて良かったと
思います。 でもウンファンは一番いい人でもあり、一番苦労した人でも
あるんだけれど。

その反面、毎回見ているこっちまで具合が悪くなりそうなほど
精神が弱いミジャには参りました。
何なんでしょうあの人は?81話、最初から最後までテジュンに対して
同じことの繰り返し・・・
あれは近くにいる人は大変ですよ。彼女だけは救いがなくて、
本当に私まで気が滅入ってくるんですよ。
恐るべし、ハン・ゴウン・・・・
彼女少々"魔性"な感じが入っていませんか?
彼女をはじめて見たのは「弁護士」だったのですが、
かなりお色気な雰囲気を醸し出していたので、今回も
全編を通して、そんな雰囲気を感じていました。
その「弁護士」に弁護士役でチュ・サンミさんが出ていたのですが
今回のダメ女ジョンジャとのギャップはスゴイですね。
韓国の役者さんは作品によって、全く違う人になって出てくるので、
その辺はスゴイなぁと思いますね。


 そしてこんな辛い思い?!をしながら見たのに、最後まで
救われないんですよ~。
何なんでしょう、あの終わり方は。
この30年の月日の間、みんな成長していく訳ですよ。
あの四角四面で頑固の塊だったテジュンですら、ミジャを愛するがゆえに
変わっていくわけです。
なのに、結局最後まで変われないのがミジャです。
ほんまに最終回、終わった時「なんじゃそれ~」とテレビに向かって
叫んでしまいました。

 まぁこの暗いドラマを根気よく見た自分に、
「お疲れ様っ」と言ってあげたいですね。
ある意味面白かったですが、見ていて疲れる作品であったことは
間違いないですね。




↑この皆さんは"素"の皆さんなので明るくて良かったです!!