嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

君と僕の距離

2001年05月27日 05時59分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
君と僕はとても危うい関係だ。
君の目は綺麗な物を見るし、僕の耳は君の綺麗な声を聞く。

君と僕はとても危うい関係だ。
君の救いの手は僕を繋ぐ命綱だし、僕の持っている銃は君の頭を吹き飛ばす事が出来る。
だから今はこのままでいよう。
それがお互いの為なんだよ。

君と僕は危険な状態だ。
君は何かを間違えようとしている。
僕は正解を知っているけれど、君にはヒントしかあげられない。
だから君は、君の力で答えを見つけてくれ。
それしか、僕にはしてあげられない。
ずるいかもしれないけど、それで許してくれ。

君と僕は素敵な関係だ。
君は悩みを打ち明け、僕は悩みを解決する。
僕は悩みを君に打ち明け、君は答えを教えてくれる。

君と僕には不思議な力がある。
君は発見をして、僕が分析をする。
君が欲した物は、僕が代わりに手に入れる。
少しだけ、アンバランスかとも思う。

君と僕は命の灯火がある。
君は蛍だ。いつも光っている。
そして、掴もうとする僕の手をいつもすり抜ける
僕はロウソクだ。
消えそうな、だけど儚い、強い輝き。

君と僕はこのままでいよう。
だって、その方が面白いじゃないか。
君はとても遠くに居るし、僕には姿が無いし。

君と僕はいつまでこのままなのだろう?
でも僕は多くを望まないよ。
消えて無くなる流れ星よりは、
ぼんやりとでも毎日輝く星の方が好きだから。

だけどね、最近うまくいかないんだ。
何かを始めるとき、いつも君が前に居る。
何かに気付いたとき、君は先に知っている。
僕と君の距離が離れていく。
このままでは・・・だめなんだ。

そうだ、一つ提案があるんだ。
追いかけっこをしないか?
僕は君を追いかける、君は僕を追いかける。
ぐるぐる回ってるように見えるかもしれないけど、
二人はとても速く走ることができるようになる。

ねぇ、だからさ、答えてよ!
今は遠くにいる君よ。
棺の中で眠ったフリをするのはやめてくれよ。

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