嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

後悔

2000年11月18日 06時38分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
今日は鏡の日にしよう。
顔見てみた→相変わらず醜い
目を見てみた→瞳の奥が見えた
眼球を見てみた→血管が見えた
眼球をくり抜いてみた→痛かった
脳味噌を取り出してみた→欠陥が見えた(爆)
心臓を取り出してみた→心は見えなかった

今日は脳味噌の日にしよう。
左脳を取り出したら論理的思考ができなくなった。
右手も動かなくなった。
ナイフが握れなくなった。
せっかくの右手だったのに。
あんなにもよく言うことを聞く右手だったのに。
どうして動かなくなったんだろう。
動かなくなった右腕をかじりながら僕は考えた。
いくら食べても生えてはこないのに。
いくら食べてももう言うことは聞いてくれないのに。
どうしてこんなにも腹が減るんだろう。
どうして俺はこんなにも右手をかみ砕いているんだろう。

今日は左利きの日にしよう。
左手でハサミを使ってみる→うまく切れない
左手で文字を書いてみる→うまく書けない
左手でハシを握ってみる→うまく掴めない
こんな不器用な左手は要らない
こんな役立たずな左手は要らない
こんな格好悪い左手は要らない
食ってしまう事にした
左腕をかじりながら僕は考えた。
この左腕を食い終わったとき、俺はどうすればいいのだろう?
この左腕を食い終わったとき、俺は何ができるのだろう?
この左腕を食い終わったとき、俺は死ぬのだろうか?
死にたくない・・・
強く思った。
でも遅かった。
もう腕なんて残ってなかった。
僕はダルマになった。

今日はボーっとしよう。
今日はボーっとした。
今日は一日中ボーっとしていた。
いつまで経っても明日は来なかった。
だって今日は今日なんだもの。
明日は来ないさ。
明日が来る事なんてあるわけないさ。
でも、もしかしたら、昨日は来るかもしれない。
もし昨日が来たらどうしよう。
また僕は左手を食わないといけないのか?
また僕はカラッポにならないとダメなのか?
また僕は彼女を・・・

どうしてこんな事をしてしまったんだろう。
昨日に戻りたい・・・


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