ハノイの通りはワリとまっすぐなのが多いのだが、その中にところどころ曲がった道があって、それらが隠し味的に街の奥深さというか、終わらない感じのようなものをカモシ出している気がして、で、かつてY字路ばっかりを絵に描いて、その二つの分かれた道の先にあるものとか、あるいは、二つの道が合流するその1点から、ワレワレはどこから来たのかと思い巡らさせる、そのように道を単に道としてではなく、もっとメタフィジカルな、時間と空間が一緒になった川のようなものとして表現した横尾忠則センセにならって絵にしていこうと思いついてこれが第1作。別にクソ暑いなか、道端でイーゼル立ててかいたわけじゃない。
マーマイ(Ma May)通りは前にも書いたが古い民家を保存して公開しているのがあったり、西欧人の旅行者が集まるカフェがあったりして、旧市街の中では比較的洗練された感じがする通りで、西のほうからHang Buom通りを、この前書いたBit Tet Ongloiの先に進んでいくと南のほうに緩いカーブで90度曲がったところがあり、その先にそういう文化的な雰囲気が広がっていく。その手前がこの風景。カーブの先に少しだけ別の世界が広がっている感じが伝わってくる?ような、こないような。
実際は通りにはヒトがウジャウジャいてそのすき間をバイクの群れが走り抜けていくのだが、そういうモノが一切なかったらどんなだろうと思って絵にはかかなかった。あえてそういうモノを消している。時間と空間の流れの中でヒトやバイクは形を持たず電気信号のように瞬間移動していて、1000年の歴史を持った街だけが実在として陽の光を受けている、、ジブンで解説するのもなんだが。
こんなことを始めたのも毎日イロイロ疲れることばかりで、アドレナリンが2リットルくらい出まくっている感じで、それが絵をかいている間は忘れることができるんじゃないかと思ったから。治療のようなもの。次はもう少し、、犬くらいかいてもいいか。
マーマイ(Ma May)通りは前にも書いたが古い民家を保存して公開しているのがあったり、西欧人の旅行者が集まるカフェがあったりして、旧市街の中では比較的洗練された感じがする通りで、西のほうからHang Buom通りを、この前書いたBit Tet Ongloiの先に進んでいくと南のほうに緩いカーブで90度曲がったところがあり、その先にそういう文化的な雰囲気が広がっていく。その手前がこの風景。カーブの先に少しだけ別の世界が広がっている感じが伝わってくる?ような、こないような。
実際は通りにはヒトがウジャウジャいてそのすき間をバイクの群れが走り抜けていくのだが、そういうモノが一切なかったらどんなだろうと思って絵にはかかなかった。あえてそういうモノを消している。時間と空間の流れの中でヒトやバイクは形を持たず電気信号のように瞬間移動していて、1000年の歴史を持った街だけが実在として陽の光を受けている、、ジブンで解説するのもなんだが。
こんなことを始めたのも毎日イロイロ疲れることばかりで、アドレナリンが2リットルくらい出まくっている感じで、それが絵をかいている間は忘れることができるんじゃないかと思ったから。治療のようなもの。次はもう少し、、犬くらいかいてもいいか。