老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

『夏の邸宅』

2009-08-02 21:57:49 | アート
先週に続いて貴重な休日。来週末はニッポンからの出張者の相手をしなきゃならないし、その次の土曜は一つ締め切りのがあって休めないだろうから、朝から今日こそはアレやってコレやってと考えつつ、外の40℃近い熱風の中に出ていく気にもならず、そうこうしているうちに夜になった。いわゆる引きこもり。

で、家にある飛行機の機内誌とかを見ていたらこの人のことが載っていて、前から好きだったのでアマゾンで作品集を探したらいろいろ出ていることがわかって、その上海外にも配送してくれることもわかったので注文してみた。明日発送して水曜には届くというから世の中便利になったもんだ。

この本は作品集というよりは去年、白金の都立庭園美術館で開かれた展覧会の記録のようなものらしい。舟越さんの彫刻は目に特徴があると思うが、機内誌にのっていたインタビューによれば目に大理石の目玉を最後に入れるのだが、それを入れる前のほうが好きだというようなことを言っている。最後の仕上げで木の地肌に薄く白い絵の具を塗って目の部分だけが黒く何もない、その状態のほうがニンゲンとしての表情が豊かに感じられるということらしい。目は口ほどにものを言うが目がないのはそれ以上に語っているというのはわかるような気がする。

それにしても背中から羽が生えていたりとか、なんかわけのわからないものが突き出ていたりして明らかにヘンなのだが見ていてココロが休まる。

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