老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

ホソダ的議論のすり替え

2009-08-01 00:31:00 | 風景
こういうギロンがまかり通っているというのはよっぽどニッポン国民のことをバカだと思っているのか、本人がバカなのかのどっちかだと思うが、アサヒの7/31の記事に、
『自民党の細田博之幹事長が記者団に対し、民主党の子ども手当を批判して、「(定額)給付金をあれだけ批判していた党が、ひとり一人に個別にお金を出すのは絶対ばらまきでおかしいと言っていた人が、個別給付にこだわる理由がわからない』
というのがあった。
細田という人は見た感じ、相手をバカにしてしゃべるような人だから、これは明らかに国民をバカにして議論をすり替えている。

そもそもバラマキとは何かというところからハッキリさせなければならないくらいレベルの低い話で、バラマキとは原始人が原っぱに何も考えずに穀類の種を放り投げるようなことで、経験的にそうすることで雨期になると芽が出てそのうちに実がなることを知っていてただ動物的なカンだけに頼って行うような行動を指す。
ジミン党は定額給付金と称してコクミンの納めた税金を、ソレがカードローンの返済に使われようが、タンスの底に隠されようがオカマエなく、そうすることで支持率が上がって選挙をやれば票が増えるということを本能的に知っていて、それを景気対策、略してケータイなどと言うユーモアもなく、年収何億円とかのアブク成金にも、刑務所の死刑囚にも、はたまた日頃脱税しまくりの商店主なんかにもホドコシとして文字通りバラマいたのだ。
その結果、なんの効果もなかったのは証明済みなもんだからそういうバラマキは無駄だという立場に立って、今度はミンシュ党の子ども手当てをバラマキだと言って批判している。ココで大きな議論のすり替えがあって、子ども手当てがなんでバラマキなのかはまったく議論せず、ただ子どものいる家庭に一律にお金を配ることを称してバラマキだと、それこそニッポン語におけるコトバの定義をまったく無視して一方的に決めつけている。

いま、ニッポンという国家において、その存亡にかかわるキワメテ重大な問題として出生率の低下があるのは誰でも知っていることだ。すでに人口は減少を始めていて数10年後には6、7千万人まで減っていく。人口が減るということはジツに明確に国のチカラ、国力が低下することを意味していて、このままでは7億とか10何億とかの人口を有するインドや中国と対等の関係を維持していくなんてありえなーいのだから、何年も前から少子化対策の重要性が言われてきているのに、アノ親の七光り以外の何物でもないオブチの娘を担当大臣なんかにして、結局、時間を無駄にしてきたのもジミン党政治であるわけで、、、一方で子どもがたくさんいるとお金がかかるからせいぜい一人か二人でがまんして、あとは疑似生殖行為だけにしておこうという夫婦が多いわけだからソコに手当てを支給するということは少なからず人口の増加に寄与するであろうことは小学生にもわかることだ。
それを脱税者だろうがなんだろうが関係なくカネを、それこそ豆まきの豆のように放り投げたジミン党のカンジ長であるヒトが、同じバラマキというひとつの軽薄な言葉にひっくるめて公衆の面前で演説しているわけだから、コノ細田というヒトはニッポンの未来を考えなきゃいけない政治家と呼べる相手なのかと、、答えはノン。いきなりフランス語で申し訳ないが

ただこういうデタラメ、欺瞞、ウソ、インチキを真顔でしゃべって、ソレをうなずいて聞いている人間が何人かはいるかもしれないと思うとホントにゾッとする、というか、アノ昼間のミノもんたのテレビなんか見ているヒマな主婦とかは配偶者控除が無くなることだけに異常反応するのは確かだろうと思う。