
山あいの道を散歩をしていて見つけた 真白い木槿の花。
木槿の花の種類はまことに多い。
このように 真っ白の遠目にも心をひかれた木槿の花は初めてだ。

近づいてよく見ると、蘂の先は少し薄い黄色である。
葉っぱ蝸牛が止まっていた。
山を背にした、夏でも涼しい場所にこんもりと木があり木槿は咲いていた。
緑陰の水分を含んでいる葉っぱが 蝸牛はお気にめしたのであろう。
清々しい木槿の花が印象に残った。
✶ 白木槿嬰児も空を見ることあり 細見綾子
✶ 白木槿夜明けの雨のいさぎよし 古賀まり子
✶ 白木槿ごみを出すにも蝶むすび 片山由美子
✶ 老い易くたそがれ早く白木槿 池尾望念
歳時記から白木槿の句をさがした。
さみしく 凛と なぜか、けなげな感のする 白木槿の句である。
他に白木槿の句が有ったけれど、単に白を付けて(シロムクゲ)と五文字に字数を合せた句も有った。
🍒 白木槿深閑と山の湯治宿
🍒 放流のダム湖の飛沫木槿咲く
🍒 蕎麦を干す薪高く積む杣の家
🍒 白木槿眼下を水の迅る
🍒 鵙が鳴く対向車待つ峠道
つい、この前のドライブの成果を、今日 残すことができた。
頭の体操 575 なんて!
情3 景7 になっていればよいのだが。???