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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     木槿

2017-09-17 11:27:29 | 俳句
         

 山あいの道を散歩をしていて見つけた 真白い木槿の花。
木槿の花の種類はまことに多い。
このように 真っ白の遠目にも心をひかれた木槿の花は初めてだ。

            

 近づいてよく見ると、蘂の先は少し薄い黄色である。
葉っぱ蝸牛が止まっていた。
山を背にした、夏でも涼しい場所にこんもりと木があり木槿は咲いていた。
緑陰の水分を含んでいる葉っぱが 蝸牛はお気にめしたのであろう。
清々しい木槿の花が印象に残った。


     ✶    白木槿嬰児も空を見ることあり    細見綾子

     ✶    白木槿夜明けの雨のいさぎよし    古賀まり子

     ✶    白木槿ごみを出すにも蝶むすび    片山由美子

     ✶    老い易くたそがれ早く白木槿     池尾望念

 歳時記から白木槿の句をさがした。
さみしく 凛と なぜか、けなげな感のする 白木槿の句である。
他に白木槿の句が有ったけれど、単に白を付けて(シロムクゲ)と五文字に字数を合せた句も有った。



      🍒    白木槿深閑と山の湯治宿

      🍒    放流のダム湖の飛沫木槿咲く

      🍒    蕎麦を干す薪高く積む杣の家 

      🍒    白木槿眼下を水の迅る

      🍒    鵙が鳴く対向車待つ峠道 

 つい、この前のドライブの成果を、今日 残すことができた。
頭の体操 575 なんて!
情3 景7 になっていればよいのだが。???