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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

最明寺の萩

2017-09-09 18:26:22 | 俳句
     

 最明寺へ 萩 を見に行く。
讃岐では 萩 の寺として 有名な場所である。

 一週間ほど前 入浴施設へ行ったついでに訪れた。
萩には未だ早く、花は咲いていなかた。
それから 一週間たったので、もう咲いている頃かと訪れてみた。

     🍒    咲きかけて萩の足踏み秋暑し

     🍒    萩あふれ咲く道の辺や水の音

 咲くかと思っていた萩があまりにも暑いので ひと休みしているとお寺のご住職さんがおっしゃる。

      

     🍒    萩の寺声明念仏流れをり

     🍒    萩叢大きく風波うてり

      

 若いご住職さんが 冷たいお茶を勧めてくださる。
「最明寺」と云う寺の名前の話に、、、

私の高校の時の古文の先生が 阿波の最明寺のご住職を務めていた話題におよぶ。
下泉恵尚 大覚寺門跡 大僧正 がお若い時の事である。
 「最明寺の入道ありけり、、、、」と渋い声で古文のページを、お読みになる。
皆 下泉先生が「最明寺のご住職」と知っているから、くすくすと笑い声がもれる。
先生の弟が 私の仲良しのグループにいて、そんなことも懐かしく思いだした。

     

     🍒     秋日濃く毛氈灼けてをりにけり

     🍒     時を打つ鐘山裾に萩の寺

     🍒     傘たたみ萩のトンネルくぐりけり

     🍒     御目閉じ萩に触れ頬近づけて
             (目のご不自由な方が萩を楽しんでおられた。)

          

     🍒    秋日傘三門並び入りゆく

     🍒    母の手をひいて坂道秋の蝉

     🍒    色のなき風山里の昼ふかし

 今日も つまらん575を、、、
しかし 吟行に連れて来てくれた 夫に感謝を、、。

     🍒    秋の日のさざ波夫の恙なし