
最明寺へ 萩 を見に行く。
讃岐では 萩 の寺として 有名な場所である。
一週間ほど前 入浴施設へ行ったついでに訪れた。
萩には未だ早く、花は咲いていなかた。
それから 一週間たったので、もう咲いている頃かと訪れてみた。
🍒 咲きかけて萩の足踏み秋暑し
🍒 萩あふれ咲く道の辺や水の音
咲くかと思っていた萩があまりにも暑いので ひと休みしているとお寺のご住職さんがおっしゃる。

🍒 萩の寺声明念仏流れをり
🍒 萩叢大きく風波うてり

若いご住職さんが 冷たいお茶を勧めてくださる。
「最明寺」と云う寺の名前の話に、、、
私の高校の時の古文の先生が 阿波の最明寺のご住職を務めていた話題におよぶ。
下泉恵尚 大覚寺門跡 大僧正 がお若い時の事である。
「最明寺の入道ありけり、、、、」と渋い声で古文のページを、お読みになる。
皆 下泉先生が「最明寺のご住職」と知っているから、くすくすと笑い声がもれる。
先生の弟が 私の仲良しのグループにいて、そんなことも懐かしく思いだした。

🍒 秋日濃く毛氈灼けてをりにけり
🍒 時を打つ鐘山裾に萩の寺
🍒 傘たたみ萩のトンネルくぐりけり
🍒 御目閉じ萩に触れ頬近づけて
(目のご不自由な方が萩を楽しんでおられた。)

🍒 秋日傘三門並び入りゆく
🍒 母の手をひいて坂道秋の蝉
🍒 色のなき風山里の昼ふかし
今日も つまらん575を、、、
しかし 吟行に連れて来てくれた 夫に感謝を、、。
🍒 秋の日のさざ波夫の恙なし