老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

水泉動   (  しみずあたたかをふくむ )

2017-01-11 17:20:10 | 俳句
今日から 「水泉動」
聞きなれぬ言葉だ。歳時暦でいうところの七十二候の中の一つだ。

毎日、MHK で七十二候に関係したピアノ曲を演奏する。
作曲者の方の名前は失念したが、ごく短いピアノの演奏がある。
さすが良く感じがでていると聴きいる時も多いが、あれよと思う曲想の時も無いではない。
今朝は「水泉動」とアナウンスされ、季節感のある作曲の演奏が流れていた。

今年に入って、
「雪下出麦」  せっかむぎをいだす   <雪の下から麦がのびてくる

芹乃栄」 せりすなわちさかう   <芹の苗が出さかる

「水泉動」 すいせんうごく   <泉の水が暖かみを含んでくる

[日本大歳時記]このように説明されている。

古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。
二十四節季をさらに約五日ずつの三つにけた期間をさすそうだ。

水泉動は、地中で凍っていた泉の水が溶けて動き始める頃を指すそうだ。

      

小寒の今は大寒の前、寒さが最も厳しくなる前であるけれどもと、思いながら、池で泳いでいる鴨を見た。
今日はぽかぽか陽気で水に映る樹々の緑も、池が温んできているようと思いつつ見た。


    

今日の栗林公園の「梅の標準木」
莟みが未だかたい。それでも枝によって少し開花をしているのも。

    

紅梅の方が少し早いようだ。

    

      ☆   梅一輪一輪ほどの暖かさ    嵐雪

梅の句といえば、俳句に興味が無い人でも、どこかで何かの折りに耳にしたことだろう。



俳句を再開して五年がすぎようとしている。
丁度、今日のような日。
病院に来て、夫と待ち合わすのにこの梅園にきた。
俳句の吟行をしていた人と逢って話をしているうちに、もう一度俳句をやろうと思う気になったのであった。

なるたけ、自分の病気にはふれない、ブログも書くまいと、考えていたのだけれど、マタマタ今日は身体の調子が悪くなり、夫に病院へ連れて来てもらった。
五年前と全く同じ状況である。

検査をして、薬をもらい はい一丁あがり。
すぐ快復をするであろう。

     ✉    昼鳩や梅園に人影無き日

   
コメント
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