孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

大物の片鱗・・

2016年06月05日 | 社会観察
関西弁だと思うが、よく「若いときはヤンチャだった・・・」という言い方を耳にする。

万引きをしたり、いじめをしたり、あるいは暴走族に入って迷惑行為に明け暮れたりしたことを、自嘲気味に言って、暗に今は真っ当な人間ですと言いたいのだろう。

しかし、私はこの言葉がどうも気に入らない。

言葉の裏に、「若いときはそのくらいは許されるだろう」という実に安直な感覚が隠れているようで、聞くたびに不愉快になる。

先週北海道で行方不明になっていた7歳の少年が見つかったとニュースで見たが、あの男の子も「ヤンチャ」をしたためにお父さんに叱られたようだった。

連日、捜索隊が少年を探していたニュースは気になっていた。「一列になって、あれだけの捜索をしても見つからないんだから、もしかして、父親が嘘をついているんじゃないか?実はすでにどこかに埋められていたりして・・・」と呟いたら、「そりゃ、サスペンスドラマじゃない。」とカミさんに言われた。



私は、特別サスペンスドラマが好きなわけではなく、最初から少年の父親の態度がどうも胡散臭くて、何か素直に信じられない違和感を感じていたからだった。

朝の報道番組で、中尾彬が「父親がクルマに乗ったまま釈明していたのは、どうかしているんじゃないか。」とコメントしていたが、私も全く同感であったのだ。



息子が発見されてから、泣きべそをかきながら捜索の礼を述べていたようだが、何だか相変わらずこの父親の目には、事の重大さがボケているような感じがした。

写真の表情から見てもこの親子、父親より息子の方がしっかりしていそうで、どことなく大物の片鱗を見せていたような印象を受けた。


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