孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

「老人様の席取り行為」考察

2018年04月15日 | 社会観察
歩いていて、ウッカリ犬の糞を踏んじゃったような、なんとも気分の悪いニュースだった。

先週、宮城県のJR東北本線で起きたという、ちょっとした『事件』だった。

仙台市の老人クラブが電車で花見に出かけるため、クラブの一人がA4サイズの紙に、「席をお譲りください。次の駅から敬老者が16名乗車します。」と印刷し、16席に置いたそうだ。

 敬老者が乗車??

『敬老者』とは、老人を敬う者という意味だから、言葉の使い方が間違っていると思うのだが、嫌な気分を味わわせてくれたのは、そこではなくて、わざわざ前の駅でこの紙を16席の上に置いて「ここは空けておけ」という席取りをしたことだった。

この列車は多くの花見客で混雑していたのだが、置き紙のあった席には座らずに立っていたというから、置き紙の効果は充分あったわけだ。

 老人クラブの花見?

電車の車掌は、この行為を目にして、グループのメンバーに注意したそうだが、どうも紙を撤去することはしなかったようだ。

ご時世なので、この件はツイッターなどのSNSであっと言う間に拡散して、老人クラブの事務局長が、ホームページ上で謝罪したそうだ。


そういえば、6~7年ほど前に夏の富士山五合目で外国人登山客の登山指導のアルバイトをしていたとき、他に駐車場所がないとき、登山口に一番近い特等席に設置された身障者用の駐車スペースに車を止めて登山を始めるグループがいたことを思い出した。

彼らは誇らしげに身障者手帳をかざして、頂上を目指して登っていったが、確認した同僚は、「あの手帳を見せられちゃうと、もう何もいえないんだよな。でも彼らはどういう障害者なんだろうな。富士登山するんだぜ・・・。」とぼやいていた。

私は、自分の老後の姿を、老人クラブやグランドゴルフに興ずる老人たちに投影することはできないので、花見の老人たちのような仲間には1000%有り得ないのだが、仮にもその当事者だったとしたら、多分意地でもそういう席には座らなかったと思う。


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