孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

「タイ、洞窟少年報道」考

2018年07月10日 | マスゴミ関連
大雨被害のニュース報道のたびに、被災現場に出向いて、恐らくまだ新米のアナウンサーが、たどたどしくレポートする。

このお宅は床上のここまで水が浸水したようですとか、自動車が流されてきてご覧のように上下反転してペシャンコになっています、などと一々説明しなくとも映像を見れば分ることを、一体声を抑えて悲惨な状況を解説する必要があるのだろうかと思う。

身内が被害に合っているのではないかと心配な人たちには、貴重な現場レポートなのかもしれない。

しかし、どのチャンネルに変えても似たような報道をしているのを見るたびに、所詮芸能人の離婚や破局報道と同レベルの、視聴者の野次馬根性を充足させるだけの番組になっているようである。

さらに、この処必ず報道されるのが、タイで洞窟に閉じ込められた12人の少年たちの救出報道である。行方不明になってから2週間にもなるので、生死が危ぶまれていたので、話題性のある事故には違いないのだろうが、特に日本人には関係があるわけではないようだ。

 11歳~16歳の少年12人とコーチ

あるテレビ局では、現地に特派員を送り込み、救助作業の様子をレポートさせたり、「あっ、ただいま救急車が到着しました。2台の救急車がただ今現地に到着しました。」などと興奮気味に伝えていたが、どうもピントがずれてる感じだった。

  助かってよかったね

私は、被害にあった少年たちには申し訳ないが、こういう事故報道の続報よりも、例えば以前カナダで日本人留学生が現地のカナダ人に殺害された事件の続報はいったいどうなっているのか。

あるいは、インドネシアの高速鉄道建設を中国に依頼してから、その後どういう進捗状況なのかという方が余程気になっている。悪いが、タイの洞窟少年などどうでもいいことだ。

タイの山奥に特派員を送り込めるくらいなのだから、カナダやインドネシアならそれほど難しいことではないだろう。是非現地から続報を伝えてくれ。

いつも思うことなのだが、テレビ局が3局も4局もあって、なぜあれほど報道するニュースや順番までも、大差が見られないのだろうか。まるで、みんなで事前に打合せをしているように同じではないか。