今日は一日雨の予報で仕事にならないので
映画を観に行ってきました。
一昨日封切ったばかりの「許されざる者」です。渡辺謙主演。
クリント・イーストウッド監督主演「許されざる者」(1992年)のリメイクです。
ヤフーのレビューを見ると、割と評判が悪い(笑)
実際、オリジナルよりも暗い、重い、残酷、そして貧しい(汗)
ラストは日本人好みの切ないものになってました。(オリジナルとかなり違う)
一方で北海道の広大な風景に心洗われーの、まあ見ごたえはありましたね。
最初は乗り気でなかったダンナも気に入った様子。
開拓時代の北海道に人種差別も絡んで、うまく練られた内容だなとも思いました。
しかし
オリジナルも観ましたが、はっきり言ってこの映画はよく分からないです。
ツッコミどころ満載です。
リメイクを観たら、また何か分かるかもと期待していたのですが同じでした。
こんなことを言っては元も子も…なんだけど
賞金を懸けてまで人の死を望む理由付けが甘い。
物語の発端は、一件の傷害事件ですよ。犯人は即捕えられ一応罰を受ける。
が、被害者の仲間(娼婦)は相手の命に賞金を懸ける。
元は被害者のささいな言動にも非があるのに。
次に賞金欲しさに主人公が再び銃(刀)を握るに至る動機付けが甘い。
生活に困ってるからと言っても、妻との約束を守ってきた
10年余の信念を覆すまでの変わり身の早さよ(´д`;)
今は亡き妻が草葉の陰で泣いてますぜ(´д`;)
それも賞金ゲットだけで終われば良かったけど
結果として、それをきっかけに街中殺戮が繰り広げられることになってしまうのだから。
おまけに賞金を懸けた本人が「本当に殺すなんて」と怯えながらつぶやくのってどうよ。
さらにリメイク版に関しては
寂れた貧しい町にでっかい娼婦館というアンバランスさ。
吹けば飛ぶようなほったて小屋で冬の北海道を生きられるのか?等々
いちいち突っ込んでたらキリがない。
もう小さい?疑問にこだわらず
人間というものに目を向けるとすると
この映画のタイトルは必ずしも主人公のことではない。
登場人物みんなに許されざる面がある。
そして人の気持ちに永遠はない。
それも同様に主人公だけのことじゃなく、登場人物みんなそう。
人間とは矛盾だらけの生き物なんだろう。言わば業(ごう)の物語。
そんな思いに至った次第です。
(大きく括ったな)
そして。もう一つ映画ネタです。
今日発券してきました。9月30日の分です。
28日のチケットが取れなかったので、あとは9月30日か10月1日しか行けない、
どっちにしようってずっと考えていたのですが
10月1日夜は、なにやらサイトでなにやら特別に無料でストリーミングが観れる旨
ケータイにお知らせが来まして、へえ~~観たいかも。うん。
ということで映画鑑賞は9月30日とあいなりました。
で、1日は吉井さんが大阪市内でトークをするって?
じゃあ…ああしてこうして、当たったら連チャンで大阪…?
一瞬、心が揺れましたが(一瞬かよ)
いや、やっぱ家でストリーミングを観ることにしました。
抽選は嫌いよ