蜂の巣ハート part Ⅱ

日々の日記を時々更新します

小梅11kg物語

2018-05-30 17:19:04 | 日記
今年収穫した小梅です。
11kgありました。



苗木を植えたのがちょうど5年前の春でした。ちなみに植えたのは一本です。
以降、毎年実は少しずつ成りましたがろくなもんじゃなくて。
一本と言っても管理は大変なんです。
剪定や施肥はなんとかできるんだけど
梅特有の病気や害虫があって、防除には専用の農薬が多数必要です。
うちは柿を作っているので、柿のための薬はあれど梅の薬は皆無です。
だけど梅の木一本のために一つ一つ購入すると結構な出費でして。
当然、元は取れないし。
あなた、農薬ってどれだけ高いか知ってますか?←切れ気味
なので梅の防除はほとんどスルーしていました。
当然まともな梅ができない。
去年はものすごい量のアブラムシに汚染されて
成った実をすべて捨てました。その実も両手に乗るほどなんだけど。
とにかくものすごい虚無感に襲われましたね。

こんなことなら要るだけ小梅を買った方が早いし安いやん。。

その時「もう梅は見限る。切り倒す」と決心しました。
ちなみに去年の4年目で地上高2mを下らない成長ぶり。
木は育ってるけど実が少ない。

ああこんなことなら切ってやる!切ってやるーーー
もうノコギリを持ち出す勢いだったけど

ダンナが「まあ待てよ」と。
「せっかくここまで大きくなったのにもったいないやん」

世話はすべて私担当だから、傍観者の言葉はまったく心に響かなかったけどね、
結果として首の皮一枚でつながった。
あの言葉がなかったら、本当に切っていた。

そんなこんなで生きながらえた小梅。
同じことをやっていても仕方ない。今年は防除をがんばるしかないと
安い農薬は買って、高いのは実家から分けてもらった。

花が咲き終わると、異常にたくさんの実がついていた。
きっと剪定の仕方が絶妙だったに違いない。(笑)
それとも去年の私の言葉を聞いてビビったのかしらん?(笑)
薔薇もいじめるとよく咲くって言うしね。私のは言葉の暴力だけど。(笑)

それ以降、これまで「花見」をしたら
収穫時期までほとんど観察なんぞしたことなかったけど
これだけたくさん成ってると気になって病気が出てないか、アブラムシが湧いてないか
しょっちゅう見に行った。

もちろん適期の防除も徹底した。

で、先日収穫しました。

11kgありました。ビックリです。

うちで消費するのは今年の場合、どうがんばっても5kg余が限界。

梅シロップ、梅酒、さしす梅酢、そして梅干。

すでにすべて仕込みを終えました。

なのであとの5kgは売りました。(おいおい)

全然そんなつもりじゃなかったのに
欲がないと、お金が入ってきます。って微々たるもんだけど。
そしてそれも薬代で相殺される。それが農業。(合掌)

欲を出すと、思うようにならないしね。
来年はもっと…って考えるとたぶんダメ。


小梅に人生の教訓を見たというお話でした。







猫の写真展とうちの猫

2018-05-07 19:32:15 | 日記
岩合光昭さんの猫の写真展「ふるさとのねこ」です。

今回は青森のリンゴ農家で暮らす猫たちの一年を撮ったもの。


入口の看板。


中はもちろん撮影禁止。
160点ほどの写真のなか

今回、もっとも持って行かれた写真の一つ。
ポストカードを買ってしまいました。



雄大な東北の山をバックに、仔猫の行進。
先頭に母猫がいるのかも。
壮大な自然も素晴らしいけど
やっぱり仔猫は親と兄弟の中で育つのが一番自然で大事で安全で安心なのだと
こういう写真を見ると改めて強く思うわけです。
だから自分への戒めを込めて買いました。

うちの猫は生後1週間で引き取られ、以来一匹オオカミならぬ一匹猫。
もっとスキンシップさせてやるべきだった。
集団で生活していれば見て学ぶことが多々あったろう。
餌の食べ方がなんか下手なのが気になる。
一方で教えてもらってない毛づくろいをちゃんとするし
ネズミを捕ったりもする。こういうのは本能、習性なのかな。
噛み癖はだいぶんおさまってきて
ウールサッキングも鳴りを潜めているし
落ち着いてきました。
やれやれです。


今日がたぶん誕生日。晴れて一歳です。
すっかり成猫になりましたことよ。