まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春雪の 降り積む妻の いない夜

2011年03月17日 | 自然

 昨夜来の冷たい朝になった・・・。南国さぬきでこれだから・・・東日本での避難地はさぞや冷え込んだだろうと思う・・・。

 さて・・・三月末の横浜行きのメンバーが一人行けなくなったというので、午前中はその解約に追われた。なにせ、ANAの予約センターが話し中でつながらないのだ・・。

 

 それだし、神奈川にいる弟から・・・電池を入れて卓上に置けるランタンを探して欲しいという連絡を受けたので、それを探して歩いたのだけれど・・・、なぜか・・・乾電池がない・・・。

 

 それも・・「単一」という大きくて重い電池が全くない・・。どこにもない・・・。なんでやろ・・。「単二」電池もほとんどない・・・。単三電池は・・・パワーが弱いからか・・これはそのまま並んでいるが、乾電池がないのではどうにもならない。

 

 だから・・懐中電灯本体も姿を消している・・・。なんでやろ・・。で、仕方が無いから・・・単二電池を入れるランタンを買ったが、これではパワーが弱いのは仕方が無い・・・。あと・・・卓上コンロ用のガスを熱源にするランタンも用意したけれど、こういうガスは私が担いでいくしかないなぁと・・・。郵送とか宅配便では危険が多いと思うし・・。大丈夫なんだろうか・・。

 

 単二電池は島にたくさんキープしてあるので、これを・・明日からの島行きで持って帰ってリュックで運ぶことにした。とにかく・・・計画停電に対応する方策を考えねば・・・。

 

 H16年の台風災害の時には、母とけいこばぁは・・娘の結婚式のキャンドルサービスに使った・・銀婚式用の大きな蝋燭をあかりに使ったというが、弟は・・・ろうそくは勘弁して欲しい・・という。

 

 で、ホームセンターを6店(のべ)ほど回ったがどことも同じ状態・・。そこで、少し早いが・・・と、10時半に朝昼兼用のおうどんにした・・。ここはさぬき市志度の「亀城庵:きじょうあん」志度店というセルフのお店。

 で・・・パワーをつけねばと・・いうことで、肉うどん小(390円)を注文した。

 

 麺が平麺・細麺で、なめらかでしなやかで上品な麺だ。お肉が甘くて、お出汁もしっかりとしてて・・・ようやくにほっとする。これが朝昼兼用・・・というのは、最近はほぼ、毎日。で、夕食は少しばかりのお野菜とビールと・・・湯豆腐とか・・。ご飯系は最近は食べていない・・。「一日一麺」というのは違う意味なんだけれど・・。

 

 未曾有の事態に・・・私に何ができるのかということを考えて・・、無理なくやっていかねばならないし。

 そうそう、千葉のラジコンおじさん・・・、さっちゃんが「大歓迎」というとりました。いつでも緊急避難をしてくださいな。しばらく我が家で落ち着いて、それから・・島の家で休んで欲しい・・。その後、島なり、丸亀なり、さぬき市なりで住む家を探せばいいし・・・。ライフラインが復旧するまでは・・・こんぴらさんのお膝元、お大師さんのお膝元においでなさいな・・。

 

 これは・・、我が家の境内にある「まほろば地蔵」。自分の力の限界を知って、それを投げ捨てたときに、思わずにほっとする安穏の世界。自我とか妄執とか・・・意味のない恐れや不安を捨てて、ありのままにいかされている自分を知ること・・・。「他力本願」の意味をかみしめてみる時期なのかなぁ・・。

 

 「山は燃えてもわらびは燃えず」「谷は崩れても蕗は流れず」・・・。自然の萌え出ずる力を信じてみたいもの。それはとりもなおさず、私たち、日本人が生き延びてきた歴史であり、根源であるものだと思う・・。

 

 夕方からは・・猛吹雪になって・・・。瞬間的にそのあたりは真っ白になった・・・。

 

 「毎年よ 彼岸の入りが 寒いのは」

 明治26年の春のお彼岸・・。俳人の正岡子規が、その母に向かって、こう、つぶやいた。

 「彼岸だというのに寒いね・・」子規の母はこう言った・・。

 「毎年よ 彼岸の入りに寒いのは・・」

 これがそのまま・・俳句になって、子規の俳句になってしまったらしい・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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