まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

世の中の 悩み重ねて 曼珠沙華

2014年09月17日 | ふるさと散歩

 四国地方は、気圧の谷の影響で次第に雲が広がってきたが、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は19度から26度、湿度は84%から56%、風は1mから3mの北北西の風が少し。明日の18日は、気圧の谷や寒気の影響で、雲が広がりやすい見込みらしい。

 

 朝の間、家の周りの草刈りをしようと張り切って草刈り機のエンジンを掛けたら、燃料の混合油がぽたぽたと漏れている。道理で燃料が早くなくなる筈だなぁと、作業を中止して農機具屋さんに駆け込んだら、部品交換でしばらくかかると言われて、機械を預けて戻ってきた。

 

 六月の初めにも燃料系統の故障で、ここにやってきたように思う。ま、たまにしか使わないものだから仕方がない。

 

 ということで、草刈りはあきらめて、ここにやってきた。香川県立図書館である。先週だかに本を五冊ほど借りていたのを返却に来たのだが、またしても訳のわからない本を五冊、借りてしまった。

 

 この前の、さぬき市の偉人シリーズで、昨日までは「静御前」を追ってみたが、今度は「種田山頭火」の足跡を追ってみようと考えた訳だ。

 

 

 新聞コーナーには何種類もの新聞が置かれているのだが、おじさん方が読んでいるのはスポーツ新聞や全国紙。だから、こうした人民日報や韓国の新聞、ニューヨーク・タイムスなんぞはほとんど読む人は居ない。でも需要があるから購読しているんだろうと思う。意外だったのは・・・。

 

 「福島民放」という新聞。近畿や大阪などの新聞は置いていない。ふむ?9月11日??。

 

 これが87番札所長尾寺にあった山頭火の句碑。「水ちろ々 柄杓ををそへて」とある。こういう句碑を探して回ろうというわけだ。これからは気候もよくなるだろうから。

 

 これは、さぬき市志度の平賀源内生家近くにあるもの。「ここにおちつき草もゆる」という句である。さて、幾らほどの句碑が見つかるんだろうか。

 

 その後、東かがわ市に向かって走って見た。これは三寶寺(さんぼうじ)さんの境内にある菩提樹の実。お念珠にするような大きな実ではない。もう、茶色になっているものも落ちていた。

 

 少し東に進むと、こんなのぼりが立っていた。場所は、東かがわ市西山・福栄地区で、主 催 者は農業法人「福栄中央」。毎年の「空(くう)ちゃん田んぼ」。この田植えは近くの小学生らが行ったもよう。

 

 何種類からの品種の違う稲を植えているらしい。今年は「和 ’14」という字が見えるけれど、これではなんだかわからない。

 

 元のデザインはこんなものらしい。頭の後ろに描かれているのはコスモスみたい。でも、「一千二百年」の文字が右手になっている。手前の文字や絵は上に置いて、手前におへんろさんを持って来た方がわかりやすいのになぁと思った。

 

 いよいよ萩の花も見頃になってきたが、今日はなんだか蒸し蒸しするような午後になった。

 

 今日の掲示板はこれ。「人間の大きさは その人が出会っている世界の大きさ」というもの。農業をやっている人はどこに旅行しても、稲のできばえとか野菜の育ち具合しか見ないという。会社の事務職員は自分の仕事の範疇しか知らないし、技術者は自分の担当している職場しか知らない。孫悟空がどこまでもどこまでも飛んでいったのに、お釈迦様の手のひらの中で遊んでいただけのように、「人間の大きさは、その人が出会っている世界の大きさ」なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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