まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

晴れ渡る山にざわめく山桜

2021年03月29日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は12度から22度、湿度は90%から52%、風は1mから6mの西の風が一時は強かった。明日の30日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込み。

 

 108/54/77 36.5c-98% 64.8Kg 22.6c-48%-1006hPa 数字的には問題がないが。足がしびれて歩きにくい。かといってむくんだりはしていない。神経的にピリピリとする感じ。

 

 今日は奥方がお休みなもので、前回みたいに高松市東谷にある村瀬食品の「甘納豆」を買いに行きたいと仰る。今度は「洋裁」を始めたいので、そのお土産に甘納豆を持っていくのだという。

 

 知っている人は知っているが知らない人はまるで知らない、この「村瀬食品」は、こんな小さな工場で作られているのだが、後から後から続々とお客さんが来る・・・というお店である。それも山の中の田んぼの中にぽつんとあるお店である。

 

 この一袋が300円だったり500円だったりするが、これが飛ぶように売れるらしい。奥方もマイバッグいっぱいの甘納豆を買った。

 

 私が子どもの頃、「なっとう」と言えば、この甘納豆で、ワラに入った納豆なんぞお店には並んでいなかったし、納豆を食べる習慣すらなかったものだ。

 

 だから、神戸から嫁いできた奥方が納豆を食卓に出すようになって、はじめて本物の「納豆」を食べたものだった。

 

 その後、塩江温泉近くにある「行基庵」というお店でおそばを食べようとなったのだが、ここは11時半開店だという。しばらく内場ダム周辺をドライブしてきたが、それでも11時半にははるかに遠い。それだからおそばを食べるのはあきらめた。

 

 じゃぁ・・ということで案内したのがさぬき市多和竹屋敷にある「お食事処はなみずき」。大窪寺門前にある野田屋さんが経営する「竹屋敷」というお風呂付き宿泊施設内にある食事処である。

 

 だと、「おそばがあるじゃないの」というので、「おそば定食」になったらしい。私は「ざるそば」がいいかなぁと思ったが面倒なので同じ物にした。

 

 でも、これは変・・。これはこのあたりの「おそば」らしい。「新そば」「太麺」で、お箸でつかむと切れてしまうもの。うーむ、違うなぁと思ったが食べるしかない。これで一人前が1050円。奥方は「ご飯が付いて具たくさんで、おいしくて安いわよ」と満足した様子。

 

 大窪寺経由で戻ってくる途中、我が家の旧宅付近で中高年の夫婦が草むらで何を採っている。もう背丈の伸びたワラビである。

 

 「それなら、私も欲しいわ・・」というので、今の我が家周辺を探したら、こんなにもたくさんのワラビが採れた。

 

 夫婦二人だから、そんなにたくさんはいらない。

 

 今日の掲示板はこれ。「死に支度 致せ致せと 桜かな」という小林一茶の俳句から。この時期になると思い出す一茶の句である。小林一茶の桜の句を探していると、こんな句も作っていた。 散る花やすでにおのれも下り坂/花さくや欲のうき世の片隅に/夕ざくらけふも昔になりにけり/ 死に支度致せ致せと桜かな。一茶の人生観の一端を垣間見るような句ばかりだ。この中で、特に最後の、桜が一茶に対して、「死に支度」をお前もした方が良いと 迫っているという句が気に入っている。滑稽味の中に怖さがあって面白い。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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