まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

何色と問えば炎の山の寺

2020年03月20日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は10度から16.1度、湿度は56%から50%、風は9Mから2mの西に風が一時は強かった。香川県では、21日まで空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いに、21日朝は霜に対する農作物の管理に注意するよう呼びかけている。明日の21日のさぬき市は、引き続き、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 96/46/78 36.5c-98% 62.8Kg やや血圧が低めだけれど、めまいも立ちくらみもなく通常の感覚で問題はない。

 

 いつもと変わらない朝に、いつもと変わらない朝食。このいつもと変わりないことがうれしい。今日、あることに感謝だ。

 

 午前中は、いつものように二階の後片付けやら整理整頓やら。片付けも最終段階にさしかかって、今度は古い机の引き出しの整理整頓。昔は事務屋さんだったこともあって、引き出しも事務用品やら工事用部品やら裁縫道具やらとどこから手をつけていいものやら。

 

 古い乾電池がぞろぞろと出てきたが、使える物やら使えないものやら。開封されていないものは大丈夫なような気もするが、開封して試験をしたらもう、保管はきかないし、まるきり捨ててしまうのもしのびない。

 

 でも、けっこう、不要品が多く投げ込まれていて、引き出しの半分以上はゴミになった。テープ類や糊、接着剤なんかは固まってしまって使用不能なものが多かった。

  

 お昼からはここに行ってきた。「山王医」とは読まずに逆から読む。「医王山(いおうざん)」というのが大窪寺の山号で、以下、「遍照光院大窪寺」と呼んでいる。宗派は真言宗、本尊は薬師如来、開基は行基菩薩、創建は養老元年(717)、真言は「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」という。

 

 で、本来は3月21日の春分の日だが、今年は閏年で今日、3月20日がお彼岸の中日ということになる。だから、柴灯大護摩(さいとう-おおごま)供養)も今日になった。

 

 開式に当たっての導師挨拶。大窪寺住職さんである。

 

 この中には、お遍路さんの納めた「お杖」などが入っていて、ここでお炊き上げされる。今日は風が強くて煙の量も半端なかった。

 

 柴燈護摩供(さいとうごまく)とは、野外で行う大規模な護摩法要のことである。柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)と呼ぶ場合もある。伝統的な柴燈護摩は真言宗を開いた空海の孫弟子に当たる聖宝理源大師が初めて行ったといわれており、醍醐寺をはじめとする真言宗の当山派修験道の法流を継承する寺院で行われる事が多い。すなわち、日本特有の仏教行事である。 伝統真言宗系当山派の寺院が行う「柴燈護摩」は、本来山中修行にて行者だけで修するものであるため規模や護摩木の数の多寡を問うことはない。

 

 最初に、大窪寺の紹介をしたが、ご本尊である薬師如来の真言は、「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」と紹介したが、今日は、「おん ころなころな せんだり まとうぎそわか」とお唱えした。祈願をしてはいかんのだが、新型コロナ悪病退散、病気平癒の新型お真言(?)である。

 

 帰り道、県営大川ダムに寄ってみたが、ここの桜はまだ、こんな状態。来週あたりには開花するだろうか。ま、桜が開花しようかしまいが、わたしにとっては関係のないお話。我が家のお花見(3月28日)も中止になったし。

 

 今日の掲示板はこれ。「良いも悪いも 因果の種は まけば芽を出すいつの日か」というもの。お釈迦様は「因果の法」を説かれた。「因果」とは、「原因」と「結果」である。『善いも悪いも因果の種は播(ま)けば芽を出すいつの日か』という川柳であるが、良い種をまけば良い実がなり、悪い種をまけば悪い実が必ずなるということである。つまり、すべての現象には必ず「因」という種があり、必ず「果」という「結果」が現れるということなのである。今の時勢、善人がしいたげられ、悪人がのさばっている事の多い世の中。何が「善因善果」「悪因悪果」だと文句を言いたくなることが多々あるけれど、お釈迦様は、そんな凡人の姿はとっくにお見通し。「善を施すに、その報いを求めてはならない」と厳しく戒められておられよう。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。



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