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閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

イヌホオズキ

2009-08-18 | 草花
普通のイヌホオズキ(犬酸漿)だろうと思うが、去年の10月31日に載せたアメリカイヌホオズキより花が小さく、花の付き方もちょっと違うように見えた。7月に撮った画像だから、もう花は終わっているはずだが、淡いピンク色がかった白い花の大きさは1cmもないくらいだ。花が終わるとホオズキに似た小さな緑色の実が生るが、実はやがて熟すと黒くなる。道端でよく見掛けるナス科の雑草だ。





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ハコベ

2009-08-18 | 草花
ハコベ(繁縷)は、この春3月9日にも載せたが、春の七草の一つで、主に春に咲く花の筈だが、夏になってもまだ咲いていた。1枚の花弁が二裂して別れているので10枚に見えるが、実際は5枚だ。これとよく似たウシハコベというのもあるが、ウシハコベには雄蕊が5本あるのに、ハコベでは3本しかないという違いがあり、雌蕊も先端が三つに分かれていて、これが両者を識別する大きな違いだそうだ。5月4日に載せたノミノフスマもナデシコ科でハコベと同じ仲間だそうだから、花はよく似ている。いずれも道端や空き地などでよく見掛けるありふれた雑草の一つだ。


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ヒメオドリコソウ

2009-08-17 | 草花
昨日のヘクソカズラのついでに、やや時機遅れかもしれないが、1ヶ月ほど前に撮った道端や空き地で咲いていたありふれた雑草の花をいくつか載せておくことにする。

ヒメオドリコソウ(姫踊子草)は、3月6日にも載せたので、花は春に咲くものだと思っていたら、梅雨時の後半とはいえ、暑い夏でも綺麗に元気に咲いていた。むしろ花の数は春に見たものより多いような気がする。小さな花は、雑草とは思えないほど可愛い姿をしている。ヨーロッパ原産の帰化植物だそうだ。


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トウバナ

2009-08-17 | 草花
たぶんトウバナ(塔花)だと思うが、同じトウバナ属の仲間にはよく似たものがあるので、正確には判別がつかない。イヌトウバナかもしれないが、去年の9月17日に載せたイヌトウバナとは少し違うようにも見える。道端で数ミリほどの薄紫色の花を咲かせていた雑草だ。名前は花穂の形に由来しているらしい。





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クルマバナ

2009-08-17 | 草花
これも道端や空き地でよく見掛ける雑草で、たぶんクルマバナ(車花)だと思う。クルマバナもトウバナの仲間だから、数ミリほどの小さな花は色や形がトウバナとよく似ている。この画像では、花が少ないので必ずしもそのようには見えないが、名前の由来は、花が茎の回りを丸く取り囲んで車輪のように咲くことによるそうだ。


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へクソカズラ

2009-08-16 | 草花
ヘクソカズラ(屁糞葛)の花だが、何とも言えない独特な嫌な臭いがあって、何処にでも蔓延る嫌われ者の雑草だから、こんな可哀想な変な名前が付いてしまったのだろう。1cmほどの紅白の小さな花は、雑草にしてはそれなりに綺麗だと思う。名前のとおり何の役にも立たないかと思っていたら、葉とか実には薬効成分があって、古くから外用民間薬として利用されているそうで、葉は蜂に刺された時の応急処置に有効だとか、実は霜焼けやアトピーなどの皮膚病に効くらしい。サオトメバナ(早乙女花)といういい別名もあるそうだが、いったん付いてしまった特徴のある覚え易い名前というのは、どうも言い替えるのがなかなか難しいようで、せっかくの綺麗な(?)別名の方は全く定着していないようだ。











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ヒメジョオン (2)

2009-08-15 | 草花
雑草の花とはいえ、小さな花は可憐でけっこう綺麗だ。そのためか、ヒメジョオンの花は昆虫には人気がある。ベニシジミが留まっているのをよく見掛けたので、この小さな蝶のお気に入りなのだろう。人間には匂いが感じられなくても、蝶にはいい香りがするのかもしれない。








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ヒメジョオン (1)

2009-08-14 | 草花
少し前に撮った画像だが、道端や空き地のあちこちで盛んに咲いていたヒメジョオン(姫女苑)だ。春に咲くハルジオン(春紫苑)とよく似ているが、この時期に咲いているのはヒメジョオンで間違いないと思う。今ではもう花は殆ど終わって、見掛けるのは綿毛を付けたものが多い。北アメリカ原産のキク科の帰化植物だそうだ。








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ミソハギ

2009-08-13 | 草花
豊田市の松平郷園地にあるトンボ池や氷池湿地の水辺で咲いていたミソハギ(禊萩)だ。ミソハギは、地域によってはお盆の時によく使われる花だそうで、“禊ぎ”という宗教的な意味が名前の由来になっているらしい。赤紫色の花はちょうど今が見頃で、この時期の湿地ではよく目だつ存在だ。








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イトタヌキモ

2009-08-12 | 草花
アサザが咲いていた同じ場所の別の水瓶で咲いていた小さな花だが、たぶんイトタヌキモ(糸狸藻)ではないかと思う。タヌキモの仲間にはよく似たものがいくつかあるので、名前が正しいかどうか、あまり自信はない。花は数ミリほどの大きさしかない水生の食虫植物だ。水中に隠れている糸状の細い茎には、小さな捕虫嚢がいっぱい付いている筈だ。花が小さく、撮った画像はピンボケばかりだったので、1枚だけだが、アサザの黄色い花のついでに載せておくことにする。


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アサザ

2009-08-12 | 草花
「西尾市いきものふれあいの里・ネイチャーセンター」の脇に、水生植物鑑賞用の水瓶が置いてあったが、そこで咲いていたアサザ(浅沙、阿佐佐)だ。ハナジュンサイ(花蓴菜)という別名もあるそうだ。去年も滋賀県の「みずの森」で咲いていたアサザを7月24日のこのブログに載せたが、自生種は次第に数が減っているらしく、最近では、こうした保護された環境でしか見られなくなってきているようだ。環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているという。花弁は繊細で、黄色い可憐な花を咲かせる涼しげな水草だ。








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ナガバオモダカ

2009-08-11 | 草花
西尾市の田んぼアートが描かれている水田の隣にある「西尾市いきものふれあいの里・ネイチャーセンター」の周辺の小さな池は観察用のビオトープになっているが、その水辺で咲いていたナガバオモダカ(長葉面高)の花だ。先週の6日に、松平郷で咲いていたヘラオモダカを載せたが、ナガバオモダカもそれと同じ仲間だ。花はヘラオモダカより大きく、1.5cmくらいあるだろうか。北米原産の帰化植物で、花は清楚で綺麗だが、繁殖力が強く在来種の希少な水生植物の生存を脅かしているそうで、環境省が「要注意外来生物」に指定しているという。農家にとっても、駆除し難いやっかいな雑草なのだろう。











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田んぼアート

2009-08-10 | 農村風景
去年の8月19日に、安城市と西尾市の「田んぼアート」を載せたが、今年はどういう“絵”が見られるだろうかと、先週初めに見に行ってきた。田んぼアートは、水田をキャンバスに見立て、古代米などの葉の色が異なる稲を植えて“絵”を描くものだ。

今年で5年目だという西尾市の田んぼアートは、いつもと同じ「西尾市いきものふれあいの里・ネイチャーセンター」の横の水田に、テントウムシの“絵”が描かれていた。去年は蝶だった。毎年、地元の小学生が田植えをしているそうで、田んぼアートが始まった年から動物シリーズが続いているようだが、今年のテントウムシもなかなかの出来映えだ。既に稲がかなり伸びていて見難いが、手前の濃褐色の帯状の部分には、「田んぼアート V」という文字が描かれている。




安城市の田んぼアートは、今年で3年目らしいが、去年と場所が変更になっており、「安城産業文化公園・デンパーク」の斜め向かい側の水田に移動していた。去年の“絵”は宝船だったが、今年は風車だった。隣の「デンパーク」にある風車をモチーフにしているのだろう。風車の上の方に見えるもう一つの“絵”は、トラクターのようだ。途中で急に雨が降り出し、せっかくの田んぼアートを青空を背景にして撮れなかったのが残念だが、この場所は、やや高台になった道路から眺められるので、去年よりも全体がよく見える。


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サギソウ (2)

2009-08-09 | 草花
先週5日にもサギソウを載せたが、あの写真を撮っていた時には途中で急に雨が降り出し、せっかく来たのだからと止むまで少し待っていたものの、濡れてしまったので短時間で引き揚げてしまった。4日ほど前、近くを通ったついでに同じ湿地に再び立ち寄って、サギソウを撮り直してきたので、そのいくつかをあらためて載せておくことにする。あれから10日ほど経っていたが、開花した株が少し増えているようだった。今がちょうど見頃かもしれない。











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ミゾカクシ

2009-08-08 | 草花
田ん圃の畦道や湿地の脇などに生えているミゾカクシ(溝隠)だが、やや赤みを帯びた白っぽい花は、熊手のような面白い形をしている。これも繁殖力が旺盛な水田雑草の一つだ。田ん圃の溝が隠れるほど生い茂るので、この名が付いたそうだが、アゼムシロ(畦筵)という別名もあるそうだ。ヘラオモダカが咲いていた松平郷のトンボ池の傍で咲いていた。











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