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やさしい雨が好き

マリ(ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ)はいなくなったけど、私のボンヤリ日記は続きます。

方丈記

2013-03-03 23:19:46 | 本、絵本、まんが
今日、おつかいものがあって、
友が勤めている絵本屋さん(ほるぷ館)に行った。

絵本は大好きだけど、子供がいないんで、あまり触れることがないせいか、
もう、宝箱みたいだ。

お祝いにあげる本を決めたあと、
何となく見てたら、
ズドーンとくる本に遭遇。



本のタイトルは「方丈記」ではなく、
「ゆく河の 流れは 絶えずして」

この本を幼稚園のころから音読するんだって!



意味がわからなくても。絵がすべてを語ってくれている。

この豪快な挿絵。
よく見れば、発見がいっぱい!

鴨長明が連れていた犬が途中で死んで、別の犬と暮らしている。

解説に、無常(常でないこと)を河の流れに例えていることが、ヒットの要因とあるが、
私の好きなユーミンの歌にもこんなくだりが満載だ。

実家に行くと、
父の物がまだそのままあって、
父だけがいない。
そして、私たちもいつかいなくなる。

だけど、それは無情ではなく無常なだけだ。

この本をきっかけに方丈記を検索してみたら、
震災後にかなり読まれたり、研究されてるみたいだった。
もともとこの方丈記が当時の震災後に書かれていたというのも、初めて知った。

本との出会いも、摩訶不思議。