深*龍宮の使いのブログ

色々なことを書いていきたいと思います、よろしくお願いします。

需要を考えすぎると、市場を作れなくなる、

2006-05-17 13:44:01 | 社会
    どうもこんにちは


  最近見た記事で、新聞を読んでいる人の確率が、95%だとか何とかという記事があったのですが、明らかにうそですよね、どう考えても良くても70%くらいでしょう、普通に考えたら、50%強ぐらいだと思います、テレビだって全然見ない人が今じゃたくさんいるのに、まして新聞なんてね、そんなに見ている人はいないように感じるのですが。 それでその記事に並んで、教育基本法改正の賛成が66%とかいてあったのですが、これも嘘じゃないかなあと思ったんですけど、そもそも教育基本法の改正を、詳しく知っている人が66%もいませんから、これも正確な数値ではないでしょう。 それで、その二つの記事を見ていて思ったのが、新聞というものは、自分のためなら%をいじる、どうもそういうことをあからさまにやっているような気がしますね、どうも胡散臭い。 そもそも%とは言いますけど、数字で出すデータというもは、検証が必要なものなのですが、どうも、儲かるからやっているとか、メリットがあるからやっているとか、そういう次元でやっているような気がしますね、ほんと日本のマスコミは次元が低い、そしてその次元の低さが自分の首をしめているのに気づかないのも、程度が低いなと思います。



  さて、それはいいとして、今日は、需要を考えすぎると、市場が作れなくなる、ということでも、私はゲームが好きなんですけど、今の家庭用ゲームの市場の惨状を見ていると、あれこれ思う事もあって、なんというか、今の家庭用の市場は、需要があるからそこにワーッと集まってきて、けど集まってくるから需要がなくなって、市場がどんどん壊れていく、そういう繰り返しを、今のゲーム市場は繰り返していて、全体が崩壊しつつあるような、そんな状況にあるように見えます。 確かに需要を考えてビジネスをするというのは、当然ではありますが、しかし、やりすぎではないかと、最近の傾向を眺めていて思います、みんなが需要にサーッと集まってくる、けど需要だって無限にあるわけではないから、集まった多くのところが失敗してしまう、なんというかそういうビジネスライクな考え方が、案外ビジネスをだめにしているんじゃないかな、と思ったので書いてみようかと。


  需要を考えすぎると、市場を作れなくなる、というのは、例えるなら、位置とスピードみたいな感じかな、例えば需要があって、そこに色々なものが集まってくる、しかし同じ位置に集まってきたらぶつかってしまう、さらにそういう需要を考える存在は、スピード重視なので、その場所で高速に動こうとする、しかし、同じ場所で、色々なものが高速で動けばどうなるか?、派手にぶつかり合ってクラッシュしてしまうわけですね、だから需要的に考えていくのは、何か、ある以上やろうとすると問題になるようなところがあるように思います、悪く言うと、需要を考えすぎるという事は、ただ市場を破壊しているだけなのではないか?、という気もします。


  ですから、上の例えで言えば、位置を分けて、ある程度は住み分けをする、という事もそろそろいるのではないかとおもいます、今まで硬直していましたから、それを壊したのはいいのですが、しかし、壊し続ければ破滅するわけですので、そのどこら辺まで壊して、どこら辺でやめるか、そのさじ加減をそろそろ考えたほうがいいように思います。 


  最近の色々な商売の世界を見ていると、市場形成自体ができなくて、全体がどんどんおかしくなってきている、そういうことがおきてしまっている事が多いような気がします。 もし市場形成自体ができなくなったら、一部では確かに上手くいくかもしれませんが、一部が良いだけで後はガタガタという状況になると思います、しかも、そういうところで上手くいったものというのは、派手なクラッシュを抜けてきた車のようなもので、ボコボコの、ベコベコで、ろくなもんじゃなかったりしますし。


  とにかく、そろそろ、需要を考えれば良いという考えではなく、市場形成をどうするか、市場をどう作るか、そういう視点に立ったほうが、かえって利益が上がる状況になりつつあるのではないかなと、思っているのですが、そうなると今まで需要ばかり考えてきた人たちをどうするか、そういう問題もあるので、一筋縄ではいかないのかなと思ったりしますが。