
マルクス思想に傾倒した人間は、
優秀な頭脳を持った人が多い。
難解で有るが故に、
資本論を読破したときの優越感が、
共産思想を神聖視する
「プライド」を形成した。
マルクスの著書が、
難解で難しい理論であるが故に
「高等」「上等」であると勘違いした。
その結果、多くの人々を不幸にした。

私も若い頃、
マルクスの著書を読んだ。
幸運にも、頭の悪いの私としては、
難し過ぎて、
サッパリ意味が分からなかった。

宗教や精神論も同様だと思う。
「難解な経典を理解した」
「自分は勉強して来た」
このような優越感から派生する
自尊心が、
多くの愚か者を生み出した来たと感じる。
私も反省すべき事がが多い。

歳を重ねる毎に
「人間・親鸞の言葉」
が身に染みる。
・・・・・

よしあしの文字をも知らぬ人は皆
誠の心なりけるを
善悪の字知りがほほ
大そらごと の形なり
・・・・・・・・・・・・・・
(親鸞聖人 88歳のときに記す)
「 三帖和讃 」の一首
(一部、平仮名を漢字に変換)
・・・ 訳 ・・・・・
善悪の二文字の意味を
知ったふりをしない素朴な人は、
純真な心の持ち主であるのに、
善悪の意味を知っているような
顔をするのは、
大嘘つきの姿である。