続・気ままに”ぱちり”

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Esoteric(エソテリック)SA-60

2008年03月09日 01時10分09秒 | オーディオ
エソテリックって何?

ティアックの高級ブランドです。
現在ティアックは高級志向にシフトしてしまい
ティアックブランドの商品はエントリーモデルしかありません。
プロ向けブランドはTASCAM、
高級オーディオはEsotericブランドに移行しています。

エソテリックは超弩級SACDプレーヤー等で有名です。
特に最上位モデルに使われている自社製CDメカ、
VRDSは金属の固まりのような重量級メカ、
その精密たるところが正確なトレースを可能にしています。

電気回路も2ch完全独立回路、超高品位D/Aコンバータ、
音響専用コンデンサを使い、ガッチガッチの高音質!

その音は全域フラットに再生するきわめてまじめな音が魅力。
ある意味こちらも無個性な音。
人によっては立体感の無い詰まった音という表現をしている人もいるようです。
それは、中高域の厚みが足りないからでしょうか?
わたしは、この色づけのないストレートな音が大好きです。

特に最高級モデルのX-01等の低音域の和太鼓等の”ずーーん”という
空気の震えみたいな音は絶品です。
この音を聞いてしまうと他社のモデルには戻れません。
(あ、もちろん私はですから・・・他の人は知りません。
皆さん好みの音があるので)

そんな最高級モデルは100万円を優に超えるモデルですので、
手が届くわけがありません。
そこでエソテリックのエントリーモデルと言うことになるのですが・・・
それでも定価ベースで30万円は越えているわけで・・・

SA-60は下から2番目のモデルです。
前述の超弩級CDメカVRDSは残念ながら採用されていません。
それでも、自社開発CDメカVOSPメカを搭載し、
ピックアップは常にDiscと垂直を保つように高性能軸摺動型ピックアップを採用、
メカニズムをカバーするハウジング部は8ミリ厚スチール製
大口径スタビライザー装着による高剛性、無共振構造としています。



SA-60の大きな特徴は、上位機種では再生出来ない
(ユニバーサルプレーヤー系は除く)DVDオーディオが再生出来ること。
各種のPCMアップコンバート機能を有していることです。

ここからは専門用語で私にも詳しく説明出来ないのでSA-60のカタログから引用。
自然で響きの美しい再生を実現する第2世代RDOTアルゴリズムと、
切れの良いハイサンプリング対応FIRデジタルフィルターにより、
DVD・CDから読み出されたデジタルオーディオデータを最大1536kHz
(DVD-AUDIO/VIDEO)、1411.2kHz(CD)までアップコンバート。
D/Aコンバーターに入力しアナログ信号へと変換します。
(問題があれば削除します、連絡ください)

簡単に言うと、聞く音楽分野やその時の気分によって
自分が心地よく聞けるアップコンバートが選べるというもの。
クラシックなどを聞くにはつややかなRDOTやDSDモード・・・
ロック、POPなどはストレートなFIRモードでという聴き方が出来ます。
ちなみに私はロック、POP、ジャズ、カントリー主体なので、
FIRのWideかNarrowで聞くことが多いです。

さすがに低音の情報量と音の締まりは上位機種には及びませんが、
その分豊かに聞こえる中高域は1世代前の上位機種に迫る音です。



私の所有している、初期のSACDプレーヤーDENONのDCD-SA100とは比べもにならないくらいクリヤーで芯の通った音は、感動するくらいでした。
(SA100はふらふら感があるのにこちらは皆無)
現在のDENONの最上位モデルDCD-SA1は中域の肉付きの良さが定評でよく、
クラシック系によく合う色づけでSA-60クラスと同価格なのでよく比較されます。

ちなみに電源を入れた第一印象は、なんか高域と低域がバラバラで
つながっていない感じだったのですが・・
3日ほどエージングした後の音は本当にすばらしくなりました。
エージングがこんなに重要だと言うことも、今回改めて認識しました。

こんなSA-60ですが、VRDSメカを採用していないので、
マニアの人には不評なのでしょうか?
音元出版主催のオーディオ銘機賞2007で「銅賞」「デジタルプレーヤー部門オーディオ銘機賞」を受賞、音元出版主催のビジュアルグランプリ2007で「スーパーオーディオCD部門」入賞のこのモデルは早くも生産完了となってしまいました。
後継のX-05はVRDS-NEO(VMK-5)を搭載しています。
SA-60にDVD映像再生機能を持ったユニバーサルプレーヤーDV-60は残るらしいからいいのかな?









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