大雪の予報は外れたようである。
夜中の1時半頃に目が覚めて、外を見ると真っ白だったが、サラッとであった。
今朝になっても雪は増えてはいなく、少し青空まで見え始めた。
少しの雪といえども今季、初めての雪であり、いよいよ冬が始まった。
雪が降り出すと思い出す詩がある。
高村光太郎の「冬が来た」である。
網走の冬を思い出す。
冬が来た
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になつた
きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
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