goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

温泉コンタクト

2006年01月10日 | つぶやき…


14:50

道路は混んでいましたね。
いわゆる5,10日ということなんでしょうがね。
実質、今日からが今年の仕事始めというかたたちも多かったようです。
goro'sのお客さんは、そんなちょいヤクザ系の仕事のかた、多いですものね。
「ヤクザ系の仕事」とはおだやかじゃない表現ですが、マスコミ関係のかたたち、あなたがたのことですよ~~
サラリーマンには違いないのですが、出勤時間が一般的な仕事の人よりかなり遅かったり、極端にいうとお昼過ぎに出勤したりするのが当たり前というかた、あなたはヤクザ系の仕事に従事しているということ、認識してくださいね。

なんだかバタバタした様子での週初めになっちゃいました。
嫌なんですけどね、こんなふうに始まるのは。
スル~ッと、気が付いたら始まってたというのが、おじさん好みなんですけどね。
まぁ、しょうがないです、自分のせいですから。
大晦日にお泊りしてことは書きましたが、そのとき洗面道具を忘れてきたんですよ。
たいしたもの入ってないから、そのまま処分してくれていいよってSanaeちゃん経由で伝えてもらってたんだけど、一昨日思い出しちゃったんです。
コンタクトレンズが入っていたって。
若いときはずっとコンタクトを使用してたのですが、40歳のときからやめちゃって眼鏡にしてます。
テニスを始めてからです。
今ではほとんどコンタクトを入れることはないのですが、唯一銭湯に入るときに使用してます。
あっ、近所の毎週のように行ってる銭湯に入るときには使用していませんよ。
浴場内の状況を把握してますからね。
初めてや、あまり慣れていない温泉・銭湯に入るときには絶対必要です。
ここんところ行っていませんが、温泉での出来事がある種トラウマになってます。
会津の温泉で転んじゃったことがあるんです。
もともとが薄暗い温泉ではあったのですが、階段を確認できなくて、踏み外したんです。
スッテンコロリとはいかなくて、転んだといっても大事にはいたらなかったのですが、それ以来恐怖心があって、必ず知らない温泉や銭湯ではコンタクトレンズを入れてます。
目がいい人には理解できないかもしれませんが、物が見えずらいということ以上におじさんが一番困るのは、距離感が把握できずらいということです。
もともと濡れた床面ですから注意は必要ですが、へっぴり腰で、すり足状態で入るのもなんですから、コンタクトを着用することにしてます。
大晦日恒例の、淋しい独身者が集まって年を越すイベントには、宴会の前に必ず銭湯に入るのもセットになってますので、Yuちゃんちの近所で入浴します。
そのためにコンタクトが必要で、それが忘れてきた洗面道具のなかに入っていたんですよ。
普段使わないから不便もないので、すっかり失念してました。
連絡をとったら捨ててないということでした。
エアロビクスのインストラクターをしてるYuちゃん、今日は歌舞伎町のオアシスでのレッスンがあったので、5時に待ち合わせをして、荷物を受け取りました。
同じ新宿でも歌舞伎町は馴染みません。
逃げるように帰ってきました。
週始めだからやることが多く、バタバタとブログ関係の記事やコメントをアップしたり、お通しを作り、オシボリをたたんでと、気分が追われてしまって…
そこにお客さんがいらっしゃって…
店はヒマなのに、何だかどっと疲れて、忙しない一日でありました。


おいなりさんよ~~

2006年01月10日 | 食べ物・食材


形がまず違います。
油揚げの形が、もともと違うんです。こちらでは長方形ですが、関西エリアは正方形なのです。
土曜日のNHK「食彩浪漫」のゲストにピーコが出演して、お母さんの味、「五目いなり」を紹介してるのを観て、無性に作りたくなりました。
いなり寿司、かなり好物なんです。

四国の西のはずれの宇和島も、食文化は基本関西風です。
どちらかというと、薄目の味付けです。

東京に出てくるにあたり、まわりの人間からいろいろなことを聞かされておりました。
おじさんの時代でもそこそこの情報はありましたのでね、うどんの汁は真っ黒だということは、誰もが口にすることでした。

初めて関東のうどんを食べたのは、受験で上京した折です。
具の数の多い「おかめうどん」を注文しました。
運ばれてきたうどんを見て、噂通り汁が黒いのを確認しました。
見た目よりはしょっぱくはないというのが、初体験の感想です。
薄茶色く染まっている麺にはびっくりしましたけどね。

それより何よりです、東京に来て一番ショックだったのは、いなり寿司です。
初めて東京のいなり寿司を口にした日のことは、一生忘れないでしょうね。
オーバーでもなく、カルチャーショック初体験かもしれません。

油揚げを2枚に切るのも、対角線に包丁を入れますのでね、三角の形になります。
酢飯を詰めると、三角の山のかたちになります。
俵型のこちらのおいなりとは、まったく違った形です。

甘目の味付けではありますが、東京のものほど濃くはありません。
ウェット感も違います。
酢飯の量も違います。
二口ほどで食べられるような上品な大きさではなく、倍以上詰められております。
そしてそして私が何より驚き、目が点になったのは、一口食べたときです。

えぇ~~何これ、具が何も入ってないじゃないかよ!

五目とはいいませんが、なんらかの具が入っているのが当たり前です。
それがいなり寿司です。
酢飯だけしか詰められていないおいなりさんなんて、考えられません!!
精々が、たまに胡麻がはいっているものにお目にかかるくらいでした。
いなり寿司への思いが充たされるのは、関西に行ったときでしかありませんでした。

いまでこそ、東京でも五目いなりは普通に手に入るようになりましたが、私が上京した当時(なんと37年も前です)は、まず目にすることなかったですね。

ずっと後年の話です、この問題が解決したのは。
自分でいなり寿司を作るようになってからですのでね。
それと、関東風?のおいなりさんの美味しさも、今では充分楽しめるようになっていることも、一応報告しておきますね。


さてさて私にとっていなり寿司はおふくろの味の代表のようなものですが、久々に作ってみることにしました。

以前にも記事にして文章では書いていますが、わが家のいなり寿司には切干し大根が入ってました。

秋に作っておいたんですよ。大根の皮を刻んでね。
みかんの皮も一緒に乾燥させてます。
これを使いました。

人参、牛蒡、干し椎茸、切干し大根&みかんの皮、本来なら天ぷら(宇和島のね)があればベストなのですが、今回は竹輪を使いました。
これらの具を刻んで、甘辛く煮ておきます。

油揚げはかなり甘めに煮て、ざるに並べて自然に汁気を切ります。
決して手で押したり、重しを乗っけて絞ったりしてはいけません。
ここが大切なポイントです。

これは「群舎・むれのや」(惜しまれながら昨年の8月に閉店した、知る人ぞ知る名店です)のおばちゃんに教えてもらったんですよ。
goro'sが開店したとき、差し入れでいただいたいなり寿司があまりにも美味しかったので、作り方を教わりました。
そのときに念を押されるように言われたのが、この方法です。
1時間ばかり放置して、汁気を抜くことが大切です。
程よいウエット感になります。

それではまずバラ寿司を作りましょう。
具の量はお好みですね。

正方形の油揚げを手に入れるのは大変なので、そのあたりのスーパーで売っているスタンダードなものを使います。

バラ寿司を開いた油揚げに詰めていきます。
おじさんの場合はかなり多目のごはんを詰めます(ピーコさんちのもそうでしたね)。
そうですね、小さなおにぎりくらいはありますかね。
油揚げがぱんぱんになるくらいです。
とはいいつつ、ちゃんと閉じられるくらいの加減にはしてますよ。

        はい、できあがり~~


写真から伝わりますかね、この大きさが?
かなりデカイと思ってください。

味ですか?

ちょっとその前に。
詰めきれなくて残ったバラ寿司を、まずいただきましょうかね。

昨夜のしめ鯖を残しておいたのを、茹でた絹サヤと錦糸玉子とともにトッピングです。
海苔を手元に切らしていたのは、いささか残念ではありますが。

それでもね、いい感じでした。

さてさて肝腎のいなり寿司のお味ですが…

うまいに決まってるよ!!
大口あけてかぶりつきましたよ~~~

最後に一言アドバイス。

調理のどの過程にも言えることですが、決して甘味(砂糖やみりん)をケチってはいけません。
普段料理するときよりも、かなり甘目の味付けにしてください。
経験則で申しますとね、考えられないくらいの砂糖を入れます。
気持ち悪くなるほど大量だと思ってください。
健康志向が言われている昨今、塩や砂糖を控え目にするのは当たり前ですが、この場合は目をつむるしかありません。

そうしないと、おいしい「おいなりさん」にはなれません。
断じてです。