goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

08年、出会いに感謝

2008年12月31日 | 08 花たち


08年最後の記事も、花満載でいきますよ。

goro’s 花 Diaryに登場の花たちは、すべてが街角で見かけたものたちです。

お世話になった公園に、1年間のお礼かたがた伺うことにしていました。
30日は中目黒公園、代沢川緑道(大橋近辺)、駒場野公園、東大駒場キャンパス方面を巡ってきました。

出会った花たちを紹介いたしましょう。

【カタバミ・片喰】カタバミ科カタバミ(オキザリス)属 


【ウスジロノゲシ・薄白野罌粟】キク科ノゲシ属

ノゲシの白花です。


【ハコベ・繁縷】ナデシコ科ハコベ属

ハコベにも種類がありますが、こちらは?・・・


【オオイヌノフグリ・大犬の陰嚢】ゴマノハグサ科クワガタソウ属

今期最初のオオイヌノフグリです。


【ツタバウンラン・蔦葉海蘭】ゴマノハグサ科キンバラリア属


【ヤマアイ・山藍】トウダイグサ科ヤマアイ属


【タチツボスミレ・立坪菫】スミレ科スミレ属

「冬スミレの丘」では、まだ咲いていましたよ。


【タツナミソウ・立浪草】シソ科タツナミソウ

いくらなんでも、早過ぎませんか?


【エンドウ・豌豆】マメ科エンドウ属


こちらは「ツタンカーメンのエンドウ」かもしれません。


【ルッコラ】アブラナ科キバナスズシロ属


【ナノハナ・菜の花】アブラナ科アブラナ属


【ハナビシソウ・花菱草】ケシ科ハナビシソウ属


【ムラサキゴテン・紫御殿】ツユクサ科ムラサキツユクサ属


【ムギワラギク・麦藁菊】キク科ムギワラギク属


【カワラナデシコ・河原撫子】ナデシコ科ナデシコ属

このまま開花しないで枯れるかもしれませんね。


【ブータン・ルリマツリ・ぶうーたん瑠璃茉莉】イソマツ科ケラトスティグマ属 


【ムラサキツユクサ・紫露草】ツユクサ科ムラサキツユクサ属


【オキザリス・セルヌア】カタバミ科カタバミ属


【ヒポエステス・アリスタタ】キツネノマゴ科ヒポエステス属

まだまだ元気に咲いています。


【チャ・茶】ツバキ科ツバキ属


【ギョリュウバイ・御柳梅】フトモモ科ネズモドキ属


【エリカ】ツツジ科エリカ属の仲間たち


【ワタ・綿】アオイ科ワタ属

考えていたよりも多くの花たちに出会えました。
早春の野草たちの登場は、昨年より早いようです。


とは言ってもですよ、こちらには度肝を抜かれました。

【フキノトウ・蕗の薹】キク科フキ属

びっくりでしたよ。
例年だと2月になってからなんですけどね。

慌ててマイ蕗畑に顔を出してみましたが、こちらではまだフキノトウの気配はありませんでした。

でもこの分だと今期は早くに早春の味がやってきそうです。
ウカウカしてると時期を外してしまいそうですね、マメにチェックすることにいたします。


公園巡りの締めはマイリビング・代々木公園です。
大晦日の今日、時間を見つけて行ってきました。

goro’s 花 Diaryは、代々木公園に始まり代々木公園で終わります。

【コウテイダリア・皇帝だりあ】キク科ダリア属

なんとか年越しはしそうですけどね。


最後はこのお二方に登場していただきましょうね。

【シダーローズ】
【ヒマラヤスギ・ひまらや杉】マツ科ヒマラヤスギ属

【ラムズイヤー】シソ科イヌゴマ属

「シダーローズ」と「ラムズイヤー」は、goro’s 花 Diaryの2大アイドルです。
今年も活躍していただきました。
今のところ、このふたつを越えるアイドルは登場しておりません。


goro’s 花 Diaryをご愛読していただいているみなさま、今年もありがとうございました。

多分に独りよがりの内容になっていることは、私自身、よくわかっております。
それが無くなれば、当ブログを継続する意味も無くなるとも思っております。
来年も、ナルシズム満載の記事を発表することになるでしょう。
よろしくお付き合いのほど、お願いいたします。

三が日は駅伝と編み物三昧で過ごすことになりそうです。

あと数時間で08年も終わりです。
来る09年の幸いを願い、08年の最後の言葉とさせていただきます。

ありがとうございました。

                                         水野悟郎


明治神宮 2008 12 31 12:41


蝋梅ありき

2008年12月30日 | 08 花たち


「出会いを求めて、日比谷公園」の記事中、
「不明花1」として紹介している花は、
「プレクトランサス」と判明いたしました。
Tamiちゃん、どうもありがとう。

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【マンゲツロウバイ・満月蝋梅】ロウバイ科ロウバイ属

思いがけない場所でのソシンロウバイとの出会いがありましたので、こちらはどうかと訪ねてみましたら、紹介したソシンロウバイ同様黄葉を付けたままでしたが、花を確認することが出来ました。
昨年も年内に咲いていましたけどね。

マンゲツロウバイは、ロウバイの仲間のなかでも花色が濃いのが特徴ですが、紹介している画像は、実際の花色よりももっと濃く鮮やかです。

なんせ撮影時間が4時を回っておりましたのでね、沈み行く太陽の放つスポットライトを受けて、光り輝いておりました。

マンゲツロウバイはソシンロウバイの特別選別種とされています。
ソシンロウバイはロウバイの変種です。


まさかね、こちらとの出会いは、想像の埒外です。 


【ロウバイ・蝋梅】ロウバイ科ロウバイ属

開花していたのは1部咲きにも満たないほどの花数でしたが、画像に収めることが出来ました。

まさかね、年内に3種のロウバイに出会えるとは、思ってもいませんでした。
ロウバイはソシンロウバイなどよりも開花が遅いと思い込んでおりましたのでね。 

本家本元のロウバイには憧れ続けておりましたが、ようやっと昨年初めての出会いを果たしました。
初対面の舞い上がりの顛末は、「はじめまして、本家さま」に記しております。

  

花芯部が赤いのがロウバイの特徴です。

名前の由来にもなっている花びらの蝋質感も、ロウバイにいちばん強く出ているような気もします。


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続けざまに3種のロウバイ属との出会いがありましたのでね、ソシンロウバイにも登場していただいて、少しだけ整理しておきましょう。

【蝋梅】

まず「ロウバイ」ありきです。
花芯部が暗紫色のツートンカラーです。

【素心蝋梅】

もともとロウバイは自然の変異が多くて、花びらの形なども幅の細いのから広いの、縮れ具合なども様々ありますが、花色が黄色一色に変異したものを、「ソシンロウバイ」としました。

【満月蝋梅】

その後、ソシンロウバイのなかでも大型で花色の濃黄色のものを、「マンゲツロウバイ」として区別するようになりました。
厚めの花びらの反り返りも少なく、ふっくらとした風情を見せるのも、マンゲツロウバイの特徴と言えるでしょう。


ただね、このあたりの区別は難しいようです。
それぞれ境目に位置するものもありますのでね。
現にサイトによって、「ロウバイ」「ソシンロウバイ」「マンゲツロウバイ」の違いを説明しているところがありますが、根拠の説明など曖昧模糊として、さっぱり要領を得ません。

おじさんはですね、乱暴この上ないと非難されるかもしれませんが、見た瞬間の印象だけで決めています。

要するに色々名前を付けてはいますが、もとを正せば皆「ロウバイ」ってことです。

今回も言っておきましょうかね。

ロウバイはロウバイ、それ以上でも以下でもない!


街角チャリティショー

2008年12月29日 | 08 花たち



【セイヨウヒイラギナンテン・西洋柊南天】メギ科ヒイラギナンテン属

今期は世代交代とばかり、若いこちらを紹介するつもりで準備をしていたんですけどね。
いかにも若木といった風情で、1mにも満たない丈です。
12月20日、代沢川緑道での出会いです。


   ただね・・・

こちらを見てしまいますとね、年代を重ねたほうに軍配を上げてしまいます。
特にこちらは、数ヶ所あるマイ花マップ登録会員のなかでも、最大最高を誇ります。
ゆうに3mは越えておりますのでね。

昨日、皇居方面に足を延ばしたのには、こちらの開花状況をチェックするのも目的のひとつでした。
昨季(とは言っても、今年の2月2日ですけどね)は、先端まで開花が進んでおりましたので、今季はもう少し状態のいいものを見たいと思っておりました。

思惑通り、いい感じで咲いていましたよ。 

「セイヨウヒイラギナンテン・西洋柊南天」ヒイラギナンテンの園芸種で、「チャリティ」という品種です。

ヒイラギナンテンよりも大くなり、花はほぼ同じといってもいいんだけど、1個を比べるとセイヨウヒイラギナンテンのほうが大きいです。
花茎が立ち上がるのも、ヒイラギナンテンとは違います。

論より証拠、本日撮影してきた本家のヒイラギナンテンを、見ていただきましょう。

開花はもうしばらくしてから、そうですね2月になってからでしょうが、花芽は伸びていました。
こちらは、枝垂れるように花茎いっぱいに花が咲きます。

花茎の立ち上がり具合を比較してみてください。

両者の差は、歴然としていますでしょう?

花の少ない時期にこれだけ豪華に咲いてくれますのでね、越冬する昆虫の蜜源としても貴重な花です。

今回も撮影しようと近付くと、昆虫ではありませんが、メジロが花を啄ばんでおりましたよ。
カメラを出すのにもたもたしているうちに飛んでいってしまい、画像に収めることは出来ませんでしたけどね。


春を告げる花木たちは、黄色い春が多いです。
ロウバイに続き、セイヨウヒイラギナンテンもそうです。

陽の光の少なさを、地上で補ってでもいるんでしょうかね。


出会いを求めて、日比谷公園

2008年12月28日 | 08 花たち



皇居前広場 テントが数ヶ所に設置されていました

ハハハ、やっちゃった~~

いやいや実はね、この記事のタイトルは「出会いを求めて、皇居東御苑」になるはずだったんですけどね。
東御苑には、年内にもう一度顔を出せるかどうか微妙なところでしたが、諸々の事情を切り捨てて(見てみぬ振りをしてとも言う)マイカーをカッ飛ばして来ました。
歩道も車道も空いてましたね。
普段はやらない信号無視も、平気で出来ちゃいました。

道中、お目当ての花がありましたので、その撮影もしっかりとして、東御苑に向かったのですけどね。
「公開停止」、お休みでした。
月、金が休みだということは認識していたんだけど、年末年始の休みのことは失念していました。

帰ってきて宮内庁のHPを確認してみたら、ちゃんと掲載されていました。

皇居東御苑の公開要領

皇居東御苑は,次に掲げる日を除き公開しています。入園は無料です。

ア  月曜日・金曜日
 ただし,天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開します。
 なお,月曜日が休日で公開する場合には,火曜日を休園します。
イ  12月28日から翌年1月3日まで
ウ  行事の実施,その他やむを得ない理由のため支障のある日

今回は イ のケースです。

北の丸公園をさらっと流すこともよぎりましたが、時間がありましたのでね、久々に日比谷公園を覗いて見ることにしました。
結果的には、正しい選択をしたことになります。
いくつかの、思いがけない嬉しい出会いがありましたのでね。

本日出会った花たち、紹介しましょうね。


【ソシンロウバイ・素心蝋梅】ロウバイ科ロウバイ属

こちらは道中で撮りました。
先の記事でも述べましたが、
ソシンロウバイは開花してるのが当たり前状態になってますね。


以下が、日比谷公園で出会った花たちです。


【タンポポ・蒲公英】キク科タンポポ属

セイヨウタンポポでしょうね。
街角のそこかしこでも咲いています。


【ナズナ・薺】アブラナ科ナズナ属

ペンペン草です。


【ホトケノザ・仏の座】シソ科オドリコソウ属


【タチツボスミレ・立坪菫】スミレ科スミレ属 

こちらでもスミレが咲いていました。
どこで見かけても、つい撮ってしまいます。


【イヌタデ・犬蓼】タデ科タデ属

赤茶けた葉っぱのものを見かけることはありますが、
こちらは群生していましたよ。
この時期としては珍しいと思います。


【ムラサキカタバミ・紫片喰】カタバミ科カタバミ(オキザリス)属



【イヌビワ・犬枇杷】クワ科イチジク属


【ナノハナ・菜の花】アブラナ科アブラナ属

テニスコートを取り囲む3面に、
ナノハナのベルト地帯が登場しそうです。
このコートでテニスをしたのはいつのことか・・・


【スイセン・水仙】ヒガンバナ科スイセン属


【ウィンターコスモス】キク科センダングサ属


【キク・菊】キク科キク属

残菊ということなんでしょうが、
まだまだ状態のいいものを見かけますよね。


【不明花1】
【プレクトランサス】シソ科 プレクトランサス(ヤマハッカ)属

セージの仲間?
それとも
カリガネソウなどと同じ、クマツヅラ科?

【追記】12/30
宇和島の友人から、メールでご教示いただきました。
南アフリカ原産の多年草、「プレクトランサス」です。
Tamiちゃん、どうもありがとう。


【不明花2】

いかにも改良された園芸種って顔をしてますけどね。
さて、どなたのお仲間でしょうか?


【ブルーデージー】キク科フェリシア属


【アメリカデイゴ・亜米利加梯梧】マメ科デイゴ属 


【ツバキ・椿】ツバキ科ツバキ属


【ツツジ・躑躅】ツツジ科ツツジ属

普段はやらない、フラッシュ撮影をしてみました。


【クコ・枸杞】ナス科クコ属

園芸種として改良された品種でしょうか。
やたら実の付きがよかったです。



香りを前倒し

2008年12月27日 | 08 花たち



【ソシンロウバイ・素心蝋梅】ロウバイ科ロウバイ属

          もしかしたら・・・

このままいけば、年内には花を見ることが出来るんじゃないかと思わせるほど、ふっくらと膨らんだ蕾をそこかしこで見てきていましたが、予感は的中しました。

柔らかい黄葉のかげで、黄色い花が咲いています。
春告げ花の先駆けが、もうやってきました。

この状態で花が咲くのを初めて見た2年前は、とんでもない事件が起きているんじゃないかと狼狽(フフフ・・・お約束ですので)いたしましたが、もう驚くこともなくなりました。
この事件は有り得ることだということを、2年続けて昨年も経験させていただきました。
3度目ともなるとすっかり慣れてしまいました。

慣れはしましたけどね、今期初めて嗅ぐ甘い香りは新鮮です。
年の瀬に、前倒しでお年玉を貰ったようです。
こんな前倒しは、嬉しいですね。

ただ少々驚きがあったことは事実です。

こちらのロウバイは、07年1月22日に「蝋梅行脚」の記事で紹介しているのと同じ株ですが、あのときと比べると1ヶ月も早く開花しました。
今年もやっぱり暖冬なんでしょうね。

予見なんですけどね、今年は早春に咲く花たちの開花は早そうです。
そんな兆候がいくつか見えます。

この分でいくと、みなさまのもとにも、思いの外早い時期にロウバイの香りが届くかもしれませんね。

思いっきり吸い込んで、脳細胞の若返りをはかりましょう!