【センニチコボウ・千日小坊】ヒユ科ツルノゲイトウ(アルテルナンテラ)属
見つけました、センニチコボウを。
花を紹介しているサイトでは見てきましたが、マイフィールドで見かけることは無かったんですよ。
10月5日に紹介した「アルテルナンテラ ポリゴノイデス」と出会ったとき、ようやっとセンニチコボウとの縁が結べたと、大喜びの大勘違いの大馬鹿者状態だったことが、今となっては懐かしく思えます。
もちろん、今回は一目でセンニチコボウだってことは判りました。
存在を知ってから出会えるまで、丸4年かかりました。
調べてみると、ここのところ人気の植物のようですのでね、今まで出会えなかったのが不思議な気がします。
紹介いたしましょう。
「センニチコボウ」は、ペルーやエクアドルなどのアンデス山脈原産の「アルテルナンテラ ポリゲンス・Alternanthera porrigens」の園芸種で、10月以降に開花する短日性の常緑多年草です。
耐寒性もそこそこあり、関東以西では露地植えでも越冬可能だそうです。
60~80㎝ほどの高さにはなるようですが、枝を詰めて30cmほどで育てると盛んに分枝し、花付きもよくなるようですよ。
花序は1㎝ほど、花1個は5㎜程度でしょうかね。
花の少なくなる時季に名前の通り長い間咲いてくれるので、年々栽培するかたたちが増えている人気商品だそうです。
寒さ問題以外ではそれほど神経質になることもなさそうですしね、育てやすいんじゃないでしょうか。
原種の「アルテルナンテラ ポリゲンス」は、明治半ばには日本にやってきていたそうです。
非耐寒性植物として、温室などで栽培されていたようです。
センニチコボウは、愛知県一宮市の角田ナーセリーが、「アルテルナンテラ ポリゲンス」を改良して作出した園芸種だそうです。
花がセンニチコウに似ているが小さいので、「センニチコボウ・千日小坊」と名付けられました。
ただ同じヒユ科同士ではありますが、センニチコウは「センニチコウ属」、センニチコボウは「ツルノゲイトウ属」ですので、お仲間とはいえませんね。
似ている花で小さいものは、「ヒメ・姫」を頭に付けるのが植物名のセオリーですよと、これまで散々述べてきましたが、この場合は「ヒメセンニチコウ・姫千日紅」とは名付けられなかったんですね。
「コセンニチコウ・小千日紅」でも無いしね。
女性的なニュアンスのある名前の「センニチコウ・千日紅」に、一文字「ボ」の字を加えて「センニチコボウ・千日小坊」・・・
あら不思議、いきなり男の子になっちゃいました。
見た目は「姫」だと思いますけどね、このあたり、命名者のセンスが光ります。
花姿同様、なんとも可愛い名前です、千日小坊は。
小さいだろうとは予測していましたが、予測以上でした。
いやいや実物をみるとほんとに小さいです。
思わず可愛いって、つぶやいちゃいましたよ。
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