goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

霜除け葉

2005年11月30日 | つぶやき…



「秋色 新宿中央公園7」

月末の支払いで銀行に行く用事があったので、ついでに、気になってたところを回ってきました。
お天気も相変わらずよかったし。
暦の上ではとっくに冬ってことなんだけど、カレンダー上では、今日が秋の最後の日ってことになるんだよね。
12,1,2月が冬だもんね。
目的のものは駄目でした。
「廃屋を覆う蔦」ってのがタイトルだったのですが、画像は無しです。
もう蔦の葉が、すっかり落ちてしまってました。
残念!
あの廃屋も、取り壊されちゃうって、Kくんから聞かされました。
再開発だってさ。
こんなにマンション建てて、大丈夫なのかな…
ここんところのマンション建築ラッシュ、おじさん危惧してます。
預かり知らぬところで、バブルの再来ってこと、ないでしょうね?
嫌だよ、尻拭いは。


「秋色 新宿中央公園8」

新大関の誕生です。
相撲協会からの使者として、二代目若の花の間垣親方が佐渡が嶽部屋に派遣され、琴欧州の大関昇進が正式に決まりました。
「謹んでお受けいたします。
大関の名に恥じぬよう、けいこに精進いたします。
本日はありがとうございました」
何千回も口上の練習したんだってさ。
相撲ファンのみならずとも、琴欧州の大関昇進は当たり前だってところはありましたものね。
人気もどんどんあがってるようだから、実力のある強い大関として、相撲界の救世主になってくださいな。
そしてその先の…
一気に駆け上ってください。

NHKの視点・論点に安達瞳子が出演してました。
椿について話したんだけど、そのなかで素敵な言葉に出会いました。
「霜除け葉」という言葉です。
藪椿の花を守るように、葉が上から覆っているんですって。
確かにそうなんです。
緑の肉厚の葉っぱが邪魔して花が見えにくいので、花瓶に活けるときなどは、花のまわりの葉っぱをかなり整理してたんだよね。
これからは、こころして扱おうと思います。


香しき磯の菊

2005年11月30日 | 05 花たち


この花は、お訪ねしてるブログのあちこちで見ているうちに記憶が蘇り、なんとか出会えないかと思っていた花なんです。

伊豆で見かけたのが最初だったと思います。 
遡ること・・・20年ばかり前でしょうか。

願いが叶いました。
「イソギク・磯菊」の花です。
調べてみましたら、日本が原産の植物で、関東南部から静岡にかけての海岸線に自生してたりします。
名前の由来は磯に咲く菊、イソギクってことなんでしょうね。

キク科の多年草ですが、ご覧になって気が付かれたことありませんか?
そうなんです、花びらがありません。
黄色い頭花だけです。
それが寄り集まって、なかなか可愛らしく咲いてます。
葉もかなり個性的で、肉厚の葉裏を覆っている繊毛が、縁取りの白いラインのようにはみだして見えるのです。
かなり前から栽培されていて、斑入りのものもあるようです。

撮影した日のお天気がよかったこともあるのでしょうが、香しい菊の香りが、あたりに漂っておりました。


よかったね、ミモザさん

2005年11月29日 | つぶやき…



「秋色 新宿中央公園5」


「秋色 新宿中央公園6」

お湿りがありそうな予報があったので期待していたのですが、降りませんでした。
昼頃には、お日さまも顔を出してきました。
20℃近くまで上がって、10月下旬の陽気になるなんていってたんだけど、実際には何度くらいまでいったのかな?
確かに暖かい一日ではありました。
夜は一気に下がって最低気温は10℃を切るってことだったんだけど、こっちのほうもどうだったのかな?
マイカーでの帰り道も、実感としては、暖かい夜でしたけどね。

いつかご報告したいと思ってはいたのですが、延び延びになってしまってたことを、今日お知らせします。
ホームページのエッセイに書いた「かわいそうなミモザ」の今年の姿です。



11月3日の撮影です。
今年の剪定はまずまずです。
どうせまた例年のごとくバッサリやられちゃうんだろうなと、100%悲観論で臨んでいたおじさんでしたが、これなら一安心です。
ほんと、よかったですよ。
来春の花の時期の楽しみが増えました。

TBSと楽天のバトル、和解したという記事が夕刊に出てたんだけど、どっちが勝ったのかな?
どうも、楽天のほうが分が悪いようにみえるんだけど。
そういうことでいいのかな?


喫茶店のナポリタン

2005年11月28日 | 食べ物・食材



「秋色 新宿中央公園4」


このところ続いている暖かさを持続したまま、新しい一週間が始まりました。
気分爽快ってところですが、さてさていつまで続くことやら。
怖い怖い月末が控えてますからね。
でも週初めがこんなに過ごしやすいと、なにか得した気分ではあります。

今どきの若い人にはわからないかな、今日の話は。

「喫茶店のナポリタン」のお話です。

おじさんが学生生活を送ったのは'70年代の初めの頃です。
あの頃を一言で言い表すとしたら、「議論の時代」だったと思うのですよ。
口角泡を飛ばすという言葉のまんま、時間さえあれば語っていましたね。
政治から芸術まで話題は次々と展開し、ときに喧嘩腰で相手をつっかけ、険悪になることもしばしでした。
思い返せば、埒もない赤面ものの内容ですが、当時は真剣そのものでした。
ファストフードもファミレスもなかった時代ですから、舞台はいつも喫茶店です。
コーヒーを1杯注文して、何時間も過ごしてました。水ばかりお替りして。
嫌な客だね。

学生街はマージャン屋と喫茶店だらけでした。
もちろん携帯もなかった時代だから、誰かを探すときは、マージャン屋か喫茶店に行けばなんとかなったんですけどね。
ことある毎に喫茶店に集い、語り続けるという日々でした。

本題のナポリタンの話。
そもそもわれわれが食べていたスパゲティナポリタンって、日本が発祥だということは、もう判っていますよね?
確かにね、アメリカの食文化を代表するトマトケチャップを、イタリアで使うなんてこと有り得ないし。
そういうことも、ずっと後になってから判ったことです。

スパゲティ(そもそも現在では、「スパゲティ」は「パスタ」に取って代わられています)といえば、ナポリタンかミートソースしかなかった時代でした。

ある年代(このあたりの線引きはちょっとわからないのですが)から上の世代にとっては、センチメンタルな郷愁だとわかった上での話ですが、喫茶店のナポリタンを語りだすと止まらなくなってしまいます。
それぞれにそれぞれの思いがありますからね。

ピーマン、タマネギ、ハム(もしくはベーコン)を太目の千切りにし、フライパンにサラダオイルを熱して炒め、そこに茹でた麺を入れトマトケチャップで味付けし、塩、胡椒で味を整えれば、ハイ出来あがり!

いかにもという喫茶店のメニューです。
昨日今日雇われたバイトくんでも出来ちゃう一品です。

この郷愁話のなかで、一様に語りこだわるのは、麺です。
この際の麺は、茹でたてでは絶対駄目なんですよ。
大鍋で一袋全ての麺を茹で上げ、水洗いし、冷蔵庫に保管しておいたものを使わないと、あの喫茶店のナポリタンの味にはならないとうのが、衆目の一致するところです。

コシのない、柔らかなスパゲティこそがポイントだなんて、到底若い人には理解不能でしょうね。
現在はアルデンテ全盛時代だからね(これについてはおじさん?です。なんでもかんでもアルデンテなんて、おかしいと思ってますよ)。
ポソポソプツプツした麺と、過剰に投入されたトマトケチャップ。
タバスコと粉チーズへのこだわり。
食べ終わったあとのお皿は、オレンジ色で油ぎってました。

ねぇ、馬鹿な話でしょう?
紳士然としたオッサン連中が、このときとばかりに、滔々と持論を展開します。
喧喧諤諤、われこそはの「喫茶店のナポリタン」を語るのですからね。

そうなんです、この話の主役は、オッサン連中です。
女性でナポリタンの話に乗ってくる人って、ほんとに稀な存在ですからね。
男というやつは、パスタの何を語ってるのよ…って軽蔑しないでくださいね、怖~~いおねえさまがた。

オッサンたちにとって喫茶店のナポリタンとは、特別な存在なんです。
青春という共通の空気感をもった、それはそれは特別な食べ物だったのです。

大目に見てやってください。


錦の光り 「赤い実同盟」レポート

2005年11月28日 | 「赤い実同盟」


気になるんだよね、あなたのその存在が・・・

巨きな木々に囲まれて、リトルプリンセスだよね。
ねぇ、自分が可愛いってこと、意識してるでしょう。

行きますよ、側まで。

フーン、確かにね、紅葉もはじまって可愛いよ。

??

そうか、そうだったのか・・・

わかったよ、呼ばれたわけが・・・

あなたも、赤い実さんだったんだね。
ちゃんとレポートしなくっちゃね。

「ニシキギ・錦木」です。

枸杞ほどの小さな実です。

元来錦木と呼ばれるくらいですから、この落葉低木は、紅葉が素晴らしいのです。

別の木ですが、お見せいたしましょう。

いかがでしょうか?
真っ赤でしょう。

幹にも大きな特徴があるんです。
コルク状の翼があります。
規則正しく直角で連なっているんです。

こちらの木には、赤い実はありませんでした。

まだ若いのかな?

低くなった光が、赤い葉を通りぬけていました。