goo blog サービス終了のお知らせ 

goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

07 goro'sクリスマスオーナメント

2007年12月16日 | goro's夜話


昨年よりは少し遅れてしまいましたが、goro'sもクリスマスバージョンに変身です。

狭い店内ですが、飾り付けてみましたよ。

こちらは、2週間前から登場しておりますので、ご覧になったかたはいらっしゃいますよね。

このオブジェのテーマは、「過剰なる豊穣」です。

思いがけない僥倖がありましてね、イイギリの実を大量に採集することが出来たんです。
その赤い実を、これでもかというほど突き刺しております。

はっきりいって下品です。
なにもここまでと思うほどの様相です。
おじさんの美意識からは離れたところにある世界だとは思ってますが、「豊穣とは過剰である」ということもひとつの真理かなと、今年は挑戦してみました。

こちらの小さなツリーが、いちばんの古株さんです。
7年目のクリスマスを迎えました。
クリスマス飾りひとつないgoro'sがあまりに淋しいからって、Marikoが持ってきたんだったよな。
100均じゃないよ、ドンキで買ったんだよっていってたけど、まあ、そんなもんでしょう。
トップのサンタさんとミニリースは、後々参加していただきました。

goro'sオーナメント、メイン会場でございます。

顔ぶれは昨年とほとんど同じメンバーです。

シダーローズのリースは1年間かけっ放しで、goro'sのシンボル的存在ですからね。

お馴染みの面々、憶えていらっしゃいますか?

今年の新入りさんです。
K坊からいただいた、クリスマスカードに入っていたんですよ。
というか、goro'sオーナメントのほとんどが、K坊からの頂き物なんですけどね。

昨年のドイツトウヒの実の使い回しです。
リボンを変えてみました。

こちらは一昨年、PanPanさんから頂いたものです。
木彫りのサンタさんがgoro'sにやってきたこで、goro'sオーナメントが始まったといってもいいでしょうね。

エンジェルくんと黄金のボール。
上からの光りですから、透明感のあるオーナメントは、魅力的を発揮します。
あらら、おじさんの手が写りこんでしまいました。


冒頭の写真だと、光量不足であまりよく見えなかったでしょう?
フラッシュを使っての撮影はあまり好きではないのです。平面的になっちゃいますのでね。
でも細部をお見せするには、それしかありません。

直径、およそ10センチの、ミニリースです。

昨年の残り物のヘクソカヅラの蔓を、別段何をどうしようとの予定もなく、ただクルクルと丸めておいたのです。
ふと思いつきましてね、そこに採集した木の実たちを、留めてみました。

参加していただいたかたたちを紹介いたします。

①シダーローズ
②松ぼっくり
③メタセコイア
④ハンノキ
⑤ナツツバキ
⑥ムクロジ
⑦ジュズダマ
⑧南天
⑨野イバラ
⑩バラ
⑪スズメウリ
⑫千日紅
⑬オタフクアジサイ
⑭柊

作った本人がいうのも何ですが、これが想像以上に可愛いんですよ。
作っていて、ワクワクしちゃいました。
もっと早くに思い付けばよかったんですがね。
どれだけ可愛いか、是非見にきてやってください。


 


ナルシズムの切り札

2006年09月29日 | goro's夜話

 


せつない恋の話を聞く機会は多いです。
職業柄しかたないとは思いが、さすがに彼女の話は辛かったな。

喧嘩別れしたあといつものように相手からの電話を待ってたんだけど、3日経ってもかかってこない。
さすがに心配になり、4日目に彼女のほうから電話してみたがどうしても通じない。
何度かかけてみたんだけど駄目なのでもしかしてと調べてみると、相手は携帯を着信拒否してた。
3週間前の話です。

話を聞いていた男性の友人(こちらの方がgoro'sのお客さまです)とおじさんのふたりで、着信拒否をするような男はあまりに幼すぎると力説しました。

彼女はね・・・

そこまでされても相手のことを責めきれない。
相手が私と話をしたくないんだから、私は相手の希望どうり嫌がることはやりたくない。
恋愛はナルシズムなのだから、責任は常に自分にある。

泣きながら話すんだけどね・・・

あまり物分りがいいのも考えもんだよ。
恋愛は理屈が通る分野じゃないんじゃないの?
何か行動起こしてみればいいんじゃないの?

自分が何かやって壊れるのが怖いんです。
どんなに辛くても、別れるよりはいい。

・・・ ・・・ ・・・

泣くことでしか時間は埋まらないだろうな。
愚痴話を聞いてくれる友人がいて、よかったね。
でも、辛いね、こんな恋愛は。

そんな男なんてやめちまえ!ってね、そう思いますが、おじさん決してそんなことは言いません。

恋愛を続けるか別れるか、それをを決められるのはあなたなんだよ。
もの凄く強いカードを握っているのは、あなたなんだよ。
恋愛はナルシズムだと分っているのなら、別れることもまたナルシズムだからね。
同じナルシズムなら、受身のものより、行動を起こして手にしたもののほうが、より大きな喜びを手にすることになるんじゃないのかな。

虚しい言葉です。


頭一つっ!

2006年08月25日 | goro's夜話


何でこんなに曇り空が続くんだろうね。
これぞ夏っていう、ジリジリ照り付ける太陽が懐かしいよ~~
光と影のコントラストがあるのが、夏なんだけどな。
グレーのグラデーションがどんなに多彩でも、それは夏じゃありません。
お日さまや~~い!戻って来て下さい!

「頭一つっ!」
もし町の蕎麦屋で、そう注文したら、何が出てくると思いますか?

goro'sでうどんや蕎麦、ラーメンなど麺類の話になってね、まず生まれた地域の麺文化が、その人の好みの麺に多大な影響を与えるんだということは、大筋で納得しちゃったりしたんです。
Nくんのように、うどん文化圏(広島)で育ったけど、東京に来て初めて食べた蕎麦に感激して、以来麺といえば蕎麦というケースもありますけどね。
おじさんは、やっぱりうどんが好きですね。
そんなこんな話をしていたときに出てきたのが、「頭一つっ!」という話です。
W辺くんの体験談です。
これが蕎麦屋では一般的だったのか、彼が入った店だけでの符丁なのか、確かめることはできません。
たまたま入った下町の蕎麦屋で、彼が見聞きしたことなんだそうです。
ある客が、「頭一つっ!」と注文したんですって。
それを聞きつけたW辺くんは、何が出てくるのか興味津々です。
そうですよね、わかりますよ、興味持ったことは。おじさんだって持ちますよ。
「頭」?頭って何だ?蕎麦屋で頭?
蕎麦屋のメニューで頭と関係するものは・・・

鳥肉?鶏の頭?絶対無しだろう。そんなものが出てきた日にゃ・・・
海老?海老の頭を塩焼きすれば、香ばしいおつまみにはなるかな・・・
他に何かあるか?・・・無理矢理こじつければ、ネギ坊主ってこともあるかもしれないけど、あんなもの食べないだろう。

待つことしばし。
「頭」を注文したお客さんの前に運ばれてきた、皿の上のものは・・・

うん?これはもしかしてトンカツ、正確にいうと、トンカツの卵とじ。

でも何でこのトンカツの卵とじが「頭」なんだ?
W辺くん、悩みました。

その話を聞いていたgoro'sのみんなも、悩みましたね。
悩んでも悩んでも、答えは出ませんね。

ヒントはカツ丼にあったんですよね。
丼物の王者、カツ丼です。
思い描いて見てください、カツ丼を。
丼にごはん、その上にトンカツの卵とじが乗っかっていますよね。
そのトンカツの卵とじを頭に見立てているんですよ。
じゃ親子丼は?卵丼は?って突っ込み、入れちゃいますよね。

「頭一つ」とだけ注文した客の前に出されたのは、トンカツの卵とじだった、という事実でしか、証明のしようがないもんな。

すっきりはしないけど、一応、何となく納得はできますね。
確かにカツ丼が、一番人間の頭っぽいかもしれない。

誰か好奇心の強いかた、今度蕎麦屋で、「頭一つっ!」と注文してみてください。
店員さんがどんな反応するか・・・何となく結果は想像つきますけどね。


こころは変る

2006年08月09日 | goro's夜話


台風のおかげで、涼しい1日でした。
昨夜来、降ったり止んだりしてた雨は、午後には上がる気配も見えたんだけど、終日そのままの状態でしたね。夜にも降ってましたから。
これだけ纏まった雨も暫く振りでした。
駐車場の隅で干上がってた植物たちにとっては、この雨は恵みってことになるんでしょうか。
おじさんはひたすら篭ってました。
26度くらいでしたからね、凌ぎやすくはあったんですが。

「人のこころは変る」って言葉は、垢が付くどころか、擦り切れちゃって、こちらに真意が届いてこないくらいなものになってますが、昨夜は違いました。
いわゆる未婚の母を選択したIzumiちゃんが、久々に顔を出したんだけどね。
娘さんはもう小学1年生になったそうです。
このあたりの時間経過は、驚きです。
かなり聞こし召してはいましたが、もともとが酒豪ですからね、頓珍漢な受け答えということではありません。
いろいろ積もる話をひとしきり。
現在の彼女の置かれている状況も飲み込めるくらいまでに、情報空白の時間が埋められていきました。

何気なくです、どうしてそんな話になったのか、「娘を産んだことはよかったでしょう」と、おじさん言っちゃったんです。

「・・・わからない」とぽつり。

あれ、不味いこと聞いちゃったのかなと、少々後悔しました。

「どうしてもこの人の子供が欲しいと思ってたら、授かった命だし、産んだこともその後も何の後悔もしてないのよ。今だって娘と一緒にいられることは、ほんとうに幸せだと思うし、何の問題もないんですよ。
私が自分の意志で選んだ母子家庭だし、娘にハンデキャップを感じて欲しくないから、母親プラスαのことはやってきたという自負もあります。
それだって結局娘のためというより、私のためだったんだなと思ってる。
今では娘に説教されることもあるしね。
『ママ、お酒は飲んでもいいけど、お家でにしてね。外でだとどうしても飲み過ぎるでしょう』、そう言われちゃうんですよ。
だからと言って、私は彼女に支えられてとは思ってませんよ。
彼女を支えているのは私、どこにでもいる母親としての存在。
この子がいるから頑張れるってことじゃなくね、この子といるのは当たり前ってことなんです。
はっきり言ってね、もし彼女がいなかったら、今の私はどうなっていただろう、ってことも想像します。
後悔したことはありませんけどね。
確かにGoroさんが言うように、産んでよかったって思いますよ。
でもね、あれほど好きで、出来るだけ一緒にいたいと思った娘の父親とはね、近頃、ここ1年くらいなんだけどね、会いたくないんですよ。
どんどん嫌いになっていく私がいるんです。
ああ、こころって変るんだなって、そうわかっちゃったんです。
さっきGoroさんに『娘を産んでよかったでしょう』って聞かれてすぐ答えられなかったのはね、私はこころが変った人間だからです。
この先、5年10年、もっと先になってね、「この子を産まなければよかった」と、いつか思っちゃうだろう自分は確かにいるな、ってことをね、否定出来ないんです。
今は確かにこの子を産んでよかったと思ってるけど、もしかしたらそうじゃないよういに思うときがくるかもしれない、だから『産んでよかったです』って簡単に言えなかったんですよ」

重い言葉の連続でした。
おじさん、受け止めるのに精一杯でしたからね。
語らなかった彼女の言葉も、通奏低音のように響きましたしね。

「これだけは変らないことがあるよ。娘を産んだのはIzumiちゃんだし、母親もIzumiちゃんしかいないってことだよ」

酔っ払った美人は破顔一笑。
「そうですよね、どんなにこころは変ろうが、どっちかが死ぬまで親子をやるしかないんですよね。こうなったら、相手が嫌んなるほど母親をやってやります」

おいおいIzumiちゃん、もう3時近くなっちゃったよ。
いくら田舎からお母さんが出てきて面倒を見てくれてるとはいってもさ、明日また、娘さんに説教されちゃうよ。

水1杯飲みなさい。

じゃ帰ろうか・・・


こころは変ってもいいんですよ。


七夕の夜に

2006年07月07日 | goro's夜話


笹の葉サラサラ~~


七夕ですね。
恋人たちは無事逢えたのでしょうか・・・
東京は相変わらずのお天気です。

「好きだということがわかっただけど、嬉しいんです」
深夜2時過ぎにやってきた彼女は、そう言いながら涙をこぼします。
「大丈夫、大丈夫です・・・」
笑顔を作ろうとはするのですが、込み上げてくる思いは抑え切れるものではありません。
「それをどうしてもGOROさんに知って欲しくて・・・こんな時間にごめんなさいね」
沈黙の時間が続きます。
そっとラムズイヤーの葉を差し出しました。
癒しの時間は、静かに流れていきました。

と、深夜にこんな状況があったんですよ。
彼女の恋のお相手は、残念ながらおじさんではありません。
おじさんもよく知ってるTなんですがね。
前回彼女がgoro'sに来た時、改めてTのことを好きだということが確認出来たんだそうです。
初めてgoro'sに来たのはTと一緒でした。
2週間前のその日は、偶然の流れで、別のグループと一緒にgoro'sに来ることになり、店に入った瞬間、やっぱりTのことが好きだという強い思いが突き動かされたということらしいです。
それをどうしてもおじさんに話したかったんですって。
Tと彼女を取り巻く状況では、誰にでも言える話じゃないし、でも誰かには伝えたいしと、彼女のなかで葛藤があったんでしょうね。
ゴメンナサイネと繰り返す彼女に、一般的なことしか言えないおじさんです。
自分の思いに正直になりなさい、好きだとわかったのなら何をすればいいのか考えなさい、告白するかどうかはあなたが決めることなんだよ。

実を言うと、彼女のことをあまりよく知らないんです。
大まかな年齢とか、住んでいるところとかくらいで、現在の仕事もよくわかっておりません。
ただ話しをしてて、物事をナチュラルに捉えることができるタイプの人間だなとは思ってました。

goro'sにやって来たときの昂ぶった思いは、とめどなく流れる涙で少しは収まったのでしょうか。
カウンターに置いてあるラムズイヤーの葉の話になりました。
ビロードの感触を持ったドライの葉っぱ。
ラムズイヤーという植物の不思議な薀蓄話を、おじさんは続けるばかりです。
おじさんがラムズイヤーと出会ったきっかけ、その後の関わり、このドライを手に入れたいきさつ、初めて触った人の反応、癒しをくれるこの手触り・・・
彼女は左手で触りながら、涙はなお一層流れ続けています。
泣くことでしか時間は埋められないんでしょう。

何も結論が出たわけではないんでしょうが、3時半に彼女は帰っていきました。



                     2枚のラムズイヤーの葉を持って・・・