goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

再会、「特別な花」

2011年10月31日 | 花たち



2011/05/25撮影

出会っていたんだよね、自然な姿で頑張っているこちらをさ。

見つけたとき、ドキドキしちゃいました。

このお方、「特別な花」なんですよ、おじさんにとってはね。


その後数回ここには来ておりますが、花時期ではなくてもついご挨拶だけでもとね、立ち寄っておりました。


過日、お仲間の花が咲いているのを見かけましてね、1ヶ月ほど遅れてやってくるこちらの開花を、心待ちにしておりました。


満を持して行ってきましたよ~~


迎えてくれたこちらですが・・・

見えますかね、
ほぼ中央、やや下方にいらっしゃるんですけどね、
 

小さな蕾がポツンとね・・・

花は1年目の茎に一輪づつ咲くんでしたよね、あなたは。

 

この辺りには数株ありますのでね、他のもチェックしてみましょう。



ありました、ありました、咲いてるお方がいらっしゃいました。

コウヤボウキ・高野箒】キク科コウヤボウキ属

2年振りの再会です。
より自然な環境で生育しておりますのでね、花数はそれほど多くはありませんが、それがまた嬉しかったりするんですよ。

ああでもない、こうでもないと、膝をつき座り込み、ときに腹這いになりながら撮った画像のなかから、選り抜いた美人さんを見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



いかがですか、美人でしょう?
クルッとした花弁が、そそるでしょう?


花の詳細につきましては、過去記事「特別な花」でお確かめください。
何故「特別」なのかの一端も、判りますよ。
 
未見なのですが、花後も可愛いと評判なんですよね。
今年は是非ともと思っておりますが、はてさて結末やいかに。

 


這い、這い、アオイ

2011年10月28日 | 花たち

 

あっ、お久し振りです~~ 2年半振りです(調べました)。

さっさと片付けられちゃったんだよね、道端だから。

以来ね、側を通るたびに見回してテェックしてたんだけどね、見つけられなかったんだよな。
会えてよかった。


ハイアオイ・這葵】アオイ科ゼニアオイ属

名前通り、這ってますね。

花も咲いてました、チラホラですが。
開花時期からすると、今は外れているんです。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオイ科の小さな小さな花。

可愛いな。

春の時期と比べると花数が少ないです。

寒さに向かいますのでね、精鋭を少数に絞込み、栄養補給を集中させることで、なんとか子孫を残すことにしているんだろうか・・・

ともかく、ガンバレ!
 


タデ科で蔓といえば?

2011年10月26日 | 花たち

 

こちらも初めての出会いをした植物です。

フィールドを広げることでしか新しい出会いは期待できない、なんてつい先日述べたばかりですが、その通りのことが身に起きてしまいましたよ、ときをおかずして。


ハハ~~ン!  !  フムフム!!  ハイハイ このおかたですね・・・


すぐ判りました、この子の素性は、見かけた瞬間に。
どこから見てもタデ科でしょう。
それに見ての通りの蔓性ですものね。

タデ科で蔓といえば・・・

 


【ツルソバ・蔓蕎麦】タデ科タデ属


ひねりも何もない「ツルソバ・蔓蕎麦」でした~~~

ヒメツルソバ・姫蔓蕎麦」の名前の由来にもなっているツルソバに、ようやっと出会うことができました。
その存在を知って以来5年? 6年? 長い年月でござんした。

関東以西の温暖な海岸近くに生育する蔓性多年草です。
南方系のタデ科植物で、沖縄では実や新芽をサラダや和え物、天ぷらなどにして食べるようです。

ミゾソバやママコノシリヌグイなどと同様、米粒のような集合花が可愛いです。

葉には照りがありますね。

花も葉も蕎麦に似て長く蔓を伸ばすことから「ツルソバ・蔓蕎麦」と名付けられたことは一目瞭然。
言わずもがなの話です。


咲き始めたばかりのようです。花がまだ少ないです。

花期も長く、青い実と花とを同時に見ることもできるようですのでね、再会の日は約束されました。

暖かい日がいいよな。
出来るなら年内の。

 


八重、変異、ヒゲ咲き?

2011年10月24日 | 花たち


節電の大合唱のもと大流行した緑のカーテンですが、主役の座はゴーヤが獲得したようです。
街のあちこちで見かけました。
さもありなん。どうせなら実(じつ=み)をも得ようとするのが人情です。

その昔、グリーンカーテンといえば、主役はアサガオでしたよね。
何が日本人を変えたんだろうか・・・

昔々からアサガオ(分類上はニホンアサガオ)は「夏」の代名詞のよう植物です。
江戸時代からの栽培植物です。
朝顔の観察日記が夏休みの宿題の定番になってからだって、久しいです。
種子から育てた観察日記、書きませんでしたか?

葉や花の押し花にしたり、花の搾り汁で紙を染めたり、萎れた花を風船のように膨らませて吹き破ったり・・・

夏の始まりから終わりまで、色々なシーンにアサガオが参加しておりました。


ここ5~6年になりますかね(10年は経ってないと思います)、すっかり市民権を得たのが「セイヨウアサガオ・西洋朝顔」です。
旺盛な蔓は庭木や塀や屋根を経由して電線を伝い、我がもの顔でグリーンカーテンをつるしているのを見かけたことはありませんか?
品種も増えているように思います。
多く見かけるのは、「ソライロアサガオ・空色朝顔」と分類される青い色ものです。
「ヘブンリーブルー」という品種は、名前の愛おしさもあり人気があります。

目にする機会が多くなったセイヨウアサガオですが、ニホンアサガオとはあきらかに違った性質の植物です。
こちらは秋からの植物だと分類していいでしょうね。

セイヨウアサガオは短日性のものが多いんだそうです。
事実、日照時間が短くなってくると株自体も勢いを増し、今を盛りと咲き競っております。
条件さえ満たせば、年を越しても咲き続けることもあります。



過日・・・

 

こんな出会いがありましたよ。

 


いかがでしょうか。

この花をご覧になって、アサガオとの共通項を探し出せますか?


八重咲き?、変異咲き?・・・

それにしてもアサガオと呼ぶにはかなり異形。


葉っぱを見るとセイヨウアサガオのお仲間だってことは判ります。
サツマイモの葉っぱにそっくりです。


紹介いたします。


【スプリット ペタル】ヒルガオ科サツマイモ(イポメア)属

西洋朝顔の八重咲きの園芸品種です。

「スプリット ペタル・split petal」の直訳が名前の由来。

split(スプリット・分かれた)  petal(ペタル・花びら)


新顔さんなんでしょうかね、ネット情報はそれほど多くありません。
さらなる情報を求めて他を当たっていたら、↓こんな記述を見つけました。



【イポメア・サンライズセレナーデ】

原産地 メキシコ 熱帯南アメリカ 西印諸島
学名:Ipomoea purpurea 'Sunrise Serenade'
 
マルバアサガオのヒゲ咲き品種
西洋朝顔のイポメアの仲間サンライズセレナーデ

要するに、西洋朝顔の「マルバアサガオ(丸葉朝顔)・Ipomoea purpurea」のお仲間の、【サンライズ セレナーデ・Sunrise Serenade】というヒゲ咲き品種だってことだよな。

花弁の外側にヒゲのような細い花弁が複層的ついて咲くのを、「ヒゲ咲き」と呼ぶようです。

確かに形の違う小さなヒゲ状の花弁が見て取れます。
「八重咲き」より「ヒゲ咲き」のほうがしっくりくる形態です。


蕾にはアサガオの特徴が見て取れます。


咲き終わりはこんな状態です。

今回出会ったのは濃い目のピンクですが、紫やピンクの濃淡、白など、花色は数種あるようです。
他の花色になると、品種名が違ってくるのかな?


少しだけ変異している薄いピンクの品種。

 

「スプリット ペタル」、「サンライズ セレナーデ」、どっちで調べても満足のいくような情報は得られませんでした。
正式な名前は判らないというのが現状です。



「花びらがフリルのような可愛い」なんて書かれているサイトがありましたが・・・
ほんとに可愛いか?

あくまで主観の問題。


それでもこの先見かける機会は、増えるんだろうな・・・



言葉にならない

2011年10月22日 | 花たち

 


ミゾソバ・溝蕎麦】タデ科タデ属


前も後ろも左も右も、見渡すかぎり

ぜ~~~~~んぶ ミゾソバ!~~~~~~~~~


狂喜乱舞! 

 欣喜雀躍! 

空前絶後! 

言語道断!

出たとこ勝負!

 


いやいやいやいや 

素晴らしい~~

 

群生しているミゾソバは何度か見てきましたが、ここまでのものは記憶にございません。
なんと言っていいのやら・・・

お~~い、言葉や~~い!     出ておいで~~~


男は黙ってサッポロビール!   女は黙って月桂冠!
(40年前、ごく一部にだけ通用していたギャグ)



ミゾソバの可憐な姿を、たっぷりと堪能なさってください。



微妙な花色の違いなど判りますかね。


 

ミゾソバについての詳細は、過去記事でご確認ください。