今期のドラマが続々と始まってます。
全てを観てるわけじゃないし、観る気もないのですが、おじさんかなり期待してるものがあります。
「白夜行」です。
東野圭吾の原作が好きなんですよ。’99年のベストセラー作品です。
発売されてすぐ読破して、かなり感動しました。3回は読んだかな。
ミステリーではありますが、こころに闇を抱えた少年と少女の、19年間にわたる愛の物語です。
「白夜行」というタイトルに、ふたりの運命が象徴されています。
昼と夜の境目のない、かといってか細い太陽しか射さない世界で、息を潜めるようにしか生きていけないふたりが、悲劇の幕切れに向かって歩き続けるという、そんな話かな。
蛇足ですが、少年期に起きたある事件が、その後の人生におおきくかかわってくるという話、おじさん好きです。
天童荒太の「永遠の仔」なんか大好きで、上下2巻のかなりのボリュームのある作品ですが、何回読んだことでしょうか。
その度にラストシーンでは号泣してました。
さて「白夜行」の1回目が2時間のスペシャルで始まりました。
主役はTV版「セカチュー」のコンビ、山田孝之と綾瀬はるかです。
このキャスティングには問題ありませんね。
小説だと19年にわたるのを、TVドラマでは14年間にしてるようですね。
1回目の今日はほとんど子役時代の話なので、ふたりのことを語るのはまだ先になります。
子役のふたり、うまかったです。
特に雪穂役の女の子は秀逸でしたね。もちろん演技が優れているのはそうなんですが、存在しているという当たり前のことを、きちんとやってました。
子役から綾瀬はるかにそのまま繋がることも、違和感がまったくありませんね。
亮司役の男の子も演技には問題なかったと思いますが、ちょっと幼過ぎだな。
もう少し年齢より早熟な少年だと思うんだけどな。
こらはとるにたらない、おじさんの独り言です。
原作に惚れ込んでるおじさんの評価で、かなり偏った意見だと思いますが、ドラマはなかなか面白くなりそうですよ。
ただ全体に暗いトーンで進行する物語だから、一般的に数字がとれるかどうかはわからないね。
苦戦するだろうな。
でもなんで武田鉄矢は大阪弁なんだろう?八千草薫も。
小説の舞台が大阪なのは知ってますよ。
でもドラマでは舞台を東京に移してるわけでしょう?
大阪弁でやる意味がわかりませんね。
武田鉄矢はもともと博多弁が売りなんだから、おかしな関西弁でやるくらいなら博多弁でいいんじゃないの?。
それともドラマ設定で、どうしても関西弁じゃなきゃいけないことが、この先出てくるのかな?
かなり疑問。
最後に小説のなかで、おじさんの好きな雪穂の台詞を紹介しましょう。
「わたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、わたしには十分だった。わたしはその光によって、夜を昼と思って生きていくことができたの」
「発毛剤で薬物違反」
この話題はあっちこちでとりあげられているので、お耳にしているでしょうが、おじさんも一言。
スケルトンのザック・ルンドが使用してた育毛剤に禁止薬物が入っていて、ドーピング違反になった話です。
ステロイドを隠蔽する、フィナステリドという薬物が入っていたらしいんだけどね。
気の毒だけど、笑っちゃっいました。