今年マイリビングに登場したコウテイダリアについては、「幼き皇帝」と「青空、皇帝さま」のふたつの記事で紹介いたしました。
これでもう単独記事でコウテイダリアを紹介することは無いはずでしたが、3度目がありました。
1年に3回も同一の花を紹介することは、goro’s 花 Diaryでは初めてのことです。
纏めて登場させるスナップは別ですよ。
一括りで呼んでる「ロウバイ」や「マンサク」などは、3~4回登場させたことはありますけどね。
日を置かずして3度目の登場となったコウテイダリアですが、きっかけはこの一言。
ほころび始めたコウテイダリアは、もしかして八重咲きですか?
いつもコメントをいただいているロッキーママさんから、「青空、皇帝さま」の記事(同じ時期に植えられたはずなのに、どうしてこんなにも花時期が違うんだと屁理屈をこねていたあの記事です)に書き込んでいただいたこの一文です。
慌てて写真を見てみましたよ。

09/12/5の記事より再掲
これが問題の写真です。
指摘されて初めて気付く大失態はともかくとして、ロッキーママさんの仰るように、この開花し始めた状態をみると一重とは思えません。
あきらかに八重です。
待望久しかったコウテイダリアとの初謁見は昨年です。
それが2年目にして、八重のコウテイダリアに拝謁出来るのかと思うと、胸弾まない訳ありません。
これで師走の楽しみが出来ましたよ。
その割りには、実際に訪ねたのは2週間後だったりするんですけどね。
紹介いたします。

【コウテイダリア・皇帝だりあ】キク科ダリア属


代々木公園に今年登場したコウテイダリアは総計4株。
こちらが遅れて咲いた2株です。
ロッキーママさんのご指摘通り、八重でビンゴです!
全体像を写したこの画像からも八重の様子が見て取れますよね。
いやはや、感激です。
思いがけなく八重のコウテイダリアを見ることが出来ましたよ。
あるんですね、こんな幸運が。
嬉しいです。

こちらがその尊顔です。
想像通り、豪華なお顔です。
大きさは10cmほどですかね。
コウテイでは無い普通のダリアにも、こんな八重がありますよね。

昨年紹介したダリアの花の中から、似たようなものを持ってきてみました。
同系統の花だということが判ります。
同科同属ですものね。
ところでです。
八重の皇帝との初謁見ではありますが、もうひとつ面白いものを見せていただきました。
株の全体像を写した画像をご覧になって、何か気付いたことありませんか?

こちらの写真ではいかがでしょうか。
でしょう! ですよね。
どう見ても左が八重、右は一重ですよね。


こんな風です。
このふたつの花が、同じ株に咲いていたんですよ。

足元を見るとこんな感じ。
4本の花茎が立ち上がっています。
竹のように節があるのも判りますよね。
竹を模したプラスティックの支柱は、愛嬌ですかね。
コウテイダリアは挿し木で増やすんだそうです。
こちらのサイトで挿し木のやりかたを見ることが出来ます。
この4本の花茎は、ひとつの親株から出てきているはずです。
親株は同じなのに、一重と八重の花が咲いています。
面白い現象です。
経験則から言うと、改良種は先祖帰りすることがあります。
栽培を続けていると花が小さくなったり、花色が変わったり、八重のはずが一重になったりすることがあります。
定着していない改良種もありますので、一重と半八重、八重が咲くこともあります。
推測するに、この株もそんなケースのひとつでしょうね。
初めて見た八重のコウテイダリアに、こんな面白いことまで見せていただきましたよ。
こんなハプニング、大歓迎です。

先に咲き出したコウテイダリアも、まだまだ健在です。
初霜までが花時期だと言われていますが、今しばらくは花を楽しむことが出来そうです。
