goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

虫?それとも・・・

2006年01月31日 | つぶやき…


17:24

昼前から雨が降り出しちゃいました。
昨日とは打って変わって、寒~~い月末になっちゃたよ。
ヒェ~~、もう今年も一ヶ月が過ぎちゃいました。
何をやってたんだろう?
それにしても早いね~~
寒いのは嫌だけど、もう少しゆっくりでもいいんじゃないの?
狭い日本、そんなに急いでどこへ行くって、昔あったよね、交通標語が。
例えが違うけどさぁ。
ゆっくりとした時間をと望んでも、もう無理なのかな…
出来るだけ自分のペースを守っていきたいとは思っているのですがね。
好きなことだけやっていくってわけにもいかないしさ。
撒き込まれてしまうことも間々あります。
日常とは、そんなものなんでしょうね。
ひとつひとつを積み重ねての一ヶ月。
できるだけ多くの「何か」を、拾っていきたいですね。

つい先日蓑虫のことを書きましたよね。
またまた見つけたのですが、ちょっと…

ロウバイの木にぶら下がっていました、かなりの数。
どう思いますか?
ある種、不気味だったりしませんか?
この手の画像、駄目な人いますよね。
でもね、これがちょっとわかんなくなっちゃってるんですよ。
何がかというとね。
蓑虫も20種類くらいあるので、これが何の蓑虫なのか特定できればいいかなと思って、検索かけてみたんですよ。
そうしてるうちに、ロウバイの実がミノムシに似ているという記述に出会ったんですよ。

エッ、それじゃこのミノムシだと思ったのは、ひょっとしてロウバイの実なのかぁ?
慌てて検索かけ直してみたのですが、結果的には確証にまでは辿りつけませんでした。
ロウバイの実の画像は何枚かあったのですが、これと同じかもしくは似ている画像は見つけられませんでした。
かなりの確実で、ロウバイの実の可能性は高いのですが、結論はお預けにしときます。


エリカさ~~ん!

2006年01月31日 | 06 花たち

♪青い海を見つめて 伊豆の山かげに
     エリカの花は 咲くという

少々歌詞は曖昧かもしれませんが、西田佐知子の「エリカの花散るとき」という歌です。
エリカの花の咲く村に行けば、別れた人にもう一度逢えるかもしれない、逢えないそのときは、恋に私は死んでしまう、エリカの花が散るように…
歌詞の世界は、こんな風でしたかね。
中学生の頃に流行った歌なんですがね。
早熟少年でしたのでね、しっかりキャッチしましたよ、おじさんは。

ところで・・・ エリカの花ってどんな花?

時を同じくして「嵐が丘」を読みました。
ご存知エミリー・ブロンテの、あまりにも有名な世界的名作です。

余談ですが、あの時期に私が読んだ「嵐が丘」は、少年少女用のダイジェスト版で、ヒースクリフとキャサリンの話に集約されていて、キャサリンの死で話が終っていました。
後年読み返して、キャサリンの死後連綿と続く愛憎劇に、「嵐が丘」ってこんな話だったのかと、驚きを隠せませんでした。

ヒースくらいしか生育できないという、荒涼としたヨークシャーの大地。

四国の片田舎の少年にとって、時折挿まれていた口絵をみても、ヒースの丘を思い描くことは無理でした。
夢想癖満載の少年でしたが、ヒースの謎は未解決のまま残りました。

ねえねえ、ヒースの花ってどんな花?

で、そこに西田佐知子の歌が登場したというわけです。
「明星」とか「平凡」とか、当時の芸能雑誌で得た情報だと思うのですが、エリカの花とはヒースのことだと書いていました。

エリカとヒースは、同じ花だったんだ!

でもこの情報は、何の役にも立ちません。
エリカもヒースも、どちらにしても見たこと無いんだから。
謎は謎として残ったままです。

その謎が解決したのは、高校受験の合格発表当日です。
この記憶は鮮明なんですよ。

合格発表を見たあと中学の同級生たちと、和霊神社の境内で催されていた植木市に行ってるんです。
どいう経緯で植木市を見に行ったのか、ここのところは定かではありません。
メンバーのなかに、植物に特別な興味をもっていたヤツは、私も含めていなかったはずです。
考えられるとしたら、帰宅のバスの発車時刻までの時間潰しでしょうね。
バスの発着場は、和霊神社のすぐ側にありましたのでね。

口径が10センチもない小さな素焼きの鉢に、12~3センチほどの苗が植えられていました。花も咲いておりました。
「エリカ」という名札がついてます。

      エリカ ・・・!!・・・ エリカ・・・ ・・・

          これがエリカか・・・ この花がヒースなんだ・・・

あの日あのときの感動を言葉で表現するのは、難しいですね。
わかってください。

釣鐘状の、鈴蘭のように俯いて咲く、小さなピンクの花でした。

夢想少年がしばし抱えていた謎の花の正体が、この植木市の一鉢の花との出会いで、一気に解決しました。

小遣いで一鉢買って帰ったのですが、すぐ駄目にしてしまいました。

こんな思い出のある花です。

そのエリカの花をご紹介いたしましょう。


「エリカ・カナリクラータ」、一般的には「ジャノメエリカ・蛇の目エリカ」とよばれるものです。
このエリカをいちばん目にしますね。
寄せ植えにされているのをよくみかけます。
潅木系で2、3メートルにはなるらしいのですが、そこまで大きな株のものにはお目にかかったことはありません。

「エリカ・コロランス」「エリカ・ホワイトデライト」「エリカ・クリスマスパレード」等、いろいろありますが、クリスマスパレードが呼び名としてはいちばんなのかな?

「エリカ・ダーリエンシス」
少々匍匐性があります。
花付きはすごいものがありますね。

エリカはツツジ科の植物です。
そうとしれば、ドウダンツツジの花と形状はにてますね。
検索してみるとエリカには園芸種も数多くあり、花色も様々です。
グランドカバーで使われたり、数種類のエリカの寄せ植えなども可愛い感じです。

ところで、「嵐が丘」一面を覆っていたヒースとは、どの種類なんでしょうかね?

おじさんはジャノメエリカの木が近いんじゃないかなと考えておりますが、ここにあげた3点は、全て南アフリカ系のエリカで、ヨーロッパ系のものは含まれていないのですよ。
ということはですよ、「嵐が丘」一面を覆っていたヒースには、残念ながら出会えていないことになりますね。

この記事を読んでヒースに興味をもたれたかた、このサイトを覗いてみてください。
色々な品種のヒースたちを見ることができますよ。

    「ヒースランド いわて」