もしかしたら出会う機会を逸したかもしれないのに、ひょんなことで出会った花たちはこれまでにも数々ありましたが、今回もそんな花のひとつです。
多摩川土手を羽田を目指して下っておりました。
未踏破の川崎エリアだったのでいくらか緊張してママチャリを進めておりました。
案の定通り抜け出来ないゾーンに入り込んで、引き返したこともありましたよ。
六郷の土手を対岸にみながら、これでゴールも見えてきたと安心しましてね、一休みすることにしたんです。
堤から川のフロントまで下りれる道を探していましたが、探すとなかなか見つからないのが世の常。
大師橋に近づいたところで、やっと川面まで下りて行ける通路がありました。
そこで出会ったのが今回の花。
もちろん初登場。
【シロバナシナガワハギ・白花品川萩】マメ科シナガワハギ属
見た途端に思いましたよ。
知ってる花に似ているけど花色が違うってね。
そう「シナガワハギ・品川萩」は黄色ですが、このお方は白花です。
過去に一度(06年ですから5年も前になります)だけ、西新宿の空地(ただいま未来都市に変貌中)で出会ったことのあるシナガワハギ。
出会いの状況から、名前を誰に教えていただいたのかなどのエピソードが、瞬時に蘇えりました。
→こちらの記事です。
その節はお世話になりました、ポージィさん。
名前からも判るように、シナガワハナの白花バージョンだと考えていいでしょうね。
江戸時代にやってきた帰化植物で、後期に品川で数多く自生しているところから「シナガワハギ・品川萩」と命名されたそうです。
故郷は中央アジア。
【コゴメハギ・小米萩】の別名は小さな白い花に因みます。
世にある「コゴメ~」たち、すべてそうです。
今回出会った固体、あまりいい状態ではありませんでした。
花時期も少々ずれているようです。
でも周りを見回すと、かなりの群生地のようです。
盛りの時期にはさぞやと想像させてくれる環境でしたよ。