【善福寺川緑地のソメイヨシノ・染井吉野】
東京は花の街と化しています。
360度、空間のすべてを花たちが支配し、巡り来た再びの春を享受出来るシアワセを、日々過ごす毎日です。
花は桜、桜はソメイヨシの図式は、いつのまにか当たり前のようになってきていますが、花はソメイヨシノだけではありません。
サクラにも色々な品種があり、花色の濃淡、花びらの大小、花数の多少などで個性を謳い、コブシや桃など高木系の花たちも、負けじと美の競演に参加しています。
足元で囁いている野草たちの可憐さは見逃しがちですが、ときに華やかさへと昇華すのをのを目の当たりにします。
それは決して白昼の幻想などではありません。
チューリップやスイセンなどお馴染みの園芸種たちの華やぎは、昔から春を告げる先駆けとして、歌にも歌われています。
冬の間頑張って咲いててくれたパンジーやノースボールの助っ人とばかり、街角の花壇を彩っております。
見上げたりしゃがみ込んだりしなくても、目線の高さにも春は来ています。
低潅木ともいえる花木の花たちです。
「固まり花」と名付けたのは、おじさんの実感からです。
目の中に、ほんとに固まりで飛び込んで来るのです。
そんな固まりで飛び込んできた花たちを、ここでは紹介いたします。
紹介するほとんどの花木が、28日土曜日、善福寺川の川沿いで出会ったものたちです。
【チョウセンレンギョウ・朝鮮連翹】モクセイ科
この黄色の固まりは、ひときわ鮮やかでした。
サクラ街道を通り抜けてきたご婦人がたも、感嘆の声をあげていました。
昨年に続いての紹介です。
【シナレンギョウ・支那連翹】モクセイ科
後に写っているのが、上にアップしたチョウセンレンギョウです。
花が咲くのとほぼ同時に、葉が展開します。
チョウセンレンギョウとシナレンギョウの違い、写真からわかりますよね。
【ヤマブキ・山吹】バラ科
八重のヤマブキは、少し遅れての開花になります。
【ヒュウガミズキ・日向水木】マンサク科
盛りの時期は過ぎているようです。
ただでさえ薄いクリーム色の花色ですが、全体に白っぽく見えています。
葉も展開し始めていました。
【ボケ・木瓜】バラ科
赤花と白花を紹介しましたが、その他オレンジっぽい花色や八重のものもなど、多くの品種があります。
【ユキヤナギ・雪柳】バラ科
雪とは名乗っておりますが、波頭というか瀑布というか、湧き出してくるような勢いがみてとれます。
「早春花木 その1」で書いたピンクユキヤナギの記事を、訂正させていただきます。
開花が進むとユキヤナギ同様真っ白になると記述しましたが、違ってました。
写真を見ていただきましょう。
並んで植えられているユキヤナギとピンクユキヤナギの枝を、ちょっと失礼してくっ付けて撮ってみました。
花色やシベの色など、両者の違いがよくわかりますよね。
それと、花の大きさも違ってますね。
並んで植えられていたからこそわかったことです。
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昨日の午後遅くになってから本日の午前中にかけて、花散らしの雨が降っちゃいましたね。
満開になったと思ったら、冷たい雨ですものね。
夜桜見物を予定してるみなさん、風も強くなってきている様子ですからね、暖かくしてお出かけください。