はあ。なかなか忙しくってブログをアップできないなあ~。
毎日 ドタバタ、くまが消えない。
*********さてさて、韓国旅行のつづき。********************
海雲台で、海を見ながら のーんびり過ごした私とあさちゃん。
その夜、ホテルで日本から持ってきたお土産を あさちゃんにサプライズプレゼントしたら、
そのお土産達を全部抱えて ギューッと抱きしめて
「きょんちゃーーーん ありがとおーーーー」と あさちゃんはウルウル。。。
トンガの二年間、楽しいことと同じくらい、辛いことだって悲しいことだって当然あった。
一緒に泣いたり 励まし合ったり、別々の島に住んでいた私たちは長時間携帯で相談しあったり、
私が落ち込んでいたりSOSを出しているときは、あさちゃんも仕事で忙しいのに本島から私の島「エウア」まで
船に乗ってやってきてくれた。(船で二時間だけど、古い船、ひどい揺れなので船旅はそう気軽なもんじゃないのです、、、)
そうやって 同期はもちろん隊員仲間でいろんなことをシェアして乗り越えてきた。
二年前の話です。あれから二年経った今、みんな別々の場所で別々の道に進んでいる。
別々の場所で それぞれが一生懸命がんばっている。
不思議です。
エウアでの生活に耐えられたのは、本島や別の島でがんばっている同期の存在があったから。
ひとりじゃないんだって思えたから。
今、ひとりで韓国でがんばっているあさちゃん。
トンガのときみたいに 同じ悩みや辛さを同じタイミングでシェアすることはできないけど、
でも やっぱり自分にとって大切な仲間はいつでも自分の心のなかにいるから
いつも いつも心から応援しています。
韓国旅行、とっても楽しかったけど、
でも大好きなあさちゃんと空港でバイバイするのは、、、やっぱり 寂しいですね、、、
トンガの仲間は 本当に家族のようで、自分の人生にとって必要な人達なので、、、
韓国でがんばっているあさちゃんを見て、
私も、がんばらなくっちゃ!!
と 励まされました。
そして また韓国行くぞーーーー!!!
と、日本に帰国しました。
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さてさて、
韓国旅行で感じたこと、思ったことをまとめてみようと思います。
私が韓国旅行の日程を決めたときには気がつかなかったんだけど、出発前になって気が付きました。
そう、2010年の8月22日は韓国併合からちょうど100年目にあたる日だったのです。
現代の日本では、韓流ドラマや韓国のPOPアイドル人気が高まっているけれど、
そして、韓国の10代20代の若者の間でも日本のサブカルチャー、ポップカルチャー人気は高まっているけれど、
両国の間、特に韓国側では忘れられない歴史がある。
いわゆる「反日感情」から生まれる行動、また、平和な日本が知らない歴史的事実(事の真相は別として)などはあさちゃんから聞いていたので、
ちょっと覚悟はしていきました。
加えて、これは韓国には限らず「旅行する国の基本情報、歴史などは事前にしっかり学んでおく」というのが 私の旅のポリシーなので、いろいろ歴史などを本などで勉強し直した。
そうして 行った韓国旅行。
あんまりキャピキャピ騒いだり、電車の中で大声で日本語を話したりしないで気をつけようと思っていたのですが、、、
プサンについて びっくり。
日本語が飛び交う 飛び交う
!!
異国の地で、こんなに現地の人が日本語を解する国は 初めてでした。
驚くとともに ちょっと複雑でした。
海外旅行や異国に住むときの私のポリシーは、
なるべく現地の人の暮らしを手本にして、日本語はもってのほか、英語ではなく 現地の言葉を話すよう心かげる。
それが、旅行客もしくはその国に住まわしてもらっている異国の人々が示すべき礼儀だ。
と思っている。
でも、ここ韓国では、韓国の人が流暢に日本語を話す。
本当は、韓国にやってきた日本人が韓国語を話すべきなのに、、、と 申し訳ない気持ちになった。
きっと 韓国語はもちろん英語が話せない日本人観光客がツアーか何かで大量にやってくるからなんだろうな、、、
もし、私が韓国人だったら、、、、私は、韓国にやって来る日本人の為に日本語を話すのは嫌だ。
そう、日本にいる欧米人が「どうして日本人は英語を話さないの?困るんだよねー」と言っているのを聞いて、「お前は何様だ
?!」って思うのと同じ感情。
でも、韓国の人は 日本語を話す。かなりの割合で 話せる。
日韓併合など 近現代史では複雑な関係がある。
申し訳ないことに、日本人が知っておくべき日韓にまつわる歴史的事実を 今の日本人のほとんどが知らなかったりする。
それなのに、いくらビジネスの為だからと日本語を話す気持ちはどんなものなんだろう、、、
そういう複雑な状況を韓国は抱えているのに、日本人はキャピキャピとエステツアーや美食ツアー、韓流ドラマツアーと
おちゃらけた気持ちで韓国を訪問している人が多い。
お隣りの国でも、こんなにギャップがある。
今更ながら、キムヨナが まおちゃんに勝った時の韓国人の気持ちがなんかわかったような気がしました。
あさちゃんとの再会でテンションは上がってるし、韓流ドラマにはまっているので その雰囲気を味わえるだけでも嬉しかったけど、
そういった状況を考慮して、結構静かにのんびり旅行をした私たち。
旅行中、50代、60代の韓国の方に ちょっと「ドキッ」とさせられる言葉や行動をとられたこともありました。
そういうときは、「そうだよね、、、私が韓国人だったら、、、」と思いました。
そういう深い話を 、夜 ホテルでとことんあさちゃんと話し合うこと、意見交換をした。
こういうの 協力隊メンバーだからこそできること。
価値観が合うというか なんというか。 本当に大切な仲間です。
韓国と日本。
二つの国の間にあるギャップ、複雑な関係を感じることができたのは
かなり大きな収穫でした。
これまで私は、日本贔屓の国か、もしくは日本に対する印象がほとんどない国を旅してきました。
だから自分の国に対して「負」のイメージを強く持っている国を旅行することはありませんでした。
もちろん 365日 日本にマイナスイメージを持っているわけではないだろうけど。
でも、こういう国こそ 私たち日本人はもっともっと学んでいかなくちゃいけないんだと感じました。
これまで30年間、日本とは距離も文化も かけ離れた国にばかり興味をもっていたけれど、
韓国、中国といった国に対しても興味を向けようと思うきっかけとなった旅でした。
いろいろ複雑なことを考えたのですが、
ただ、一番大切なことは
韓国人が 優しかったこと!!!
見るからに「日本人」ってわかる私たちに、みんな優しかったの。笑顔だったんです。
例えばね
パン屋さんでキムヨナパンを買ったとき。
韓国の主菓子みたいなものがちょうど売っていたので、茶道の先生へのお土産にいいなと思い、
賞味期限を確認しようとそのお菓子の箱を持ち上げて見ていたら、どこにも書いていない。
「あれ?どこに書いてあるんだろう?」と 箱をくまなく見ていたら
韓国の若い男の子の店員さんが もじもじしながら寄ってきた。
けど、英語が話せないみたいで、「expiry day」という言葉が通じない。
私、あさちゃん、若い男の子店員で ジェスチャーであたふたしていると、日本語の話せる女の子の店員さんが寄ってきて解決。
結局 賞味期限は今日(その日)だったので 「ああ じゃあ買えないねえ」と みんなで笑った。
キムヨナパンだけ持ってレジに行くと、さっきの若い男の子店員さんが ニコニコしながらお会計をしてくれた。
そして、「カムサハムニダー」といってパンを持って出ようとすると、
「ちょっと待って!」みたいなジェスチャーで止められ、「これこれ おまけ」みたいな事を行ってきたので袋を見てみると
大きなクッキーが2つ入っていた。
↓
たかが クッキー。
けど クッキー2枚で、こんなにも幸せな気持ちになれる。こんなにも みんなが笑顔になれる。
いいなあ。って思いました。
韓国では 化粧品とかを買うと大量におまけをくれるので、これもそういう文化の一つなのかもしれないけど、
なんかこのクッキーをくれた店員さんの表情は 本当に思いやりがあって 気持ちがあって 私もあさちゃんも本当に幸せな気持ちになりました。
クッキー 2枚で 世界を変えることも できるのかもね。
幸せな味がしました。
あとね、
韓国のコスメショップでの話。
私は 韓国に行くまで、日本人女子が韓国コスメに目がないということを知りませんでした。
日本で韓国のコスメは人気らしい。
しかし 日本のコスメにすら疎い私が そんなこと知るはずもない、、、
↓キムヨナと私@コスメショップ
でもせっかくだから、お土産にコスメを買っていこうと思い、あれこれ選んでいると、日本語堪能なめちゃくちゃキュートな韓国人の売り子さんが
いろいろと商品を教えてくれた。
まあ、ここまでは普通なんだけど、 いくら商品の使い方を聞いても理解しない私(コスメに疎いので使い方のイメージがわかない)の為に、
購入後、使い方をマジックでパッケージに書いてくれたんです。
マサジ=マッサージ ですよ。
いやあ、日本で言うコギャル?みたいな子だったんだけど、優しい子でした。
あとね、
伝統喫茶に向かう途中 道がわからなくなって あさちゃんが韓国語で道を聞くと、
みんな一生懸命 一緒に探してくれたのよ。
路地にいた おばちゃん おじちゃんたちは 私たちが行こうとしていた伝統喫茶の場所を知らなかったんだけど
地図を見て 別のおばちゃんに聞いたり、あっちこっち行ってみたり、とにかく親身になってくれた。
あと、
海雲台の路上で水着を買った時も、そのお店の 見るからに優しそおーなおじさんがすっごい丁寧に対応してくれて
いろんなサイズのを持ってきてくれたり、おまけしてくれたり、値段安くしてくれたり、
すごい暑い日だったから 私たちの接客をするだけで汗がふきだしていたんだけど、最後までニコニコと優しかった
。
なんかね、
みんな
いい人 だったのよ、、、、
とにかく。。。
私は 結構過激派だから、例えば 戦後GHQのアメリカ兵士からチョコレートやガムとか渡されても きっと手を噛んだり 蹴飛ばしたりしちゃう子供だったと思う。
私が韓国人だったら、、、 日本をどう見ているのかな、、、
韓国の人が 日本に対して持っている複雑な気持ちを知ることはできないけれど、
でも いろいろなことを乗り越えて
こうやって 韓国の人たちの優しさに触れることができるのは、
戦後65年間のたくさーーーーーーーーーーーーーーんの日韓両国の人たちの努力の上に成り立っていると思うと
感謝の気持ちでいっぱいです。
こうして韓国旅行をできるのは たくさんの人達のおかげなんだなと。
ただ、その恩恵を授かるだけでなく もっともっと勉強をしていかなくちゃなと思いました。
こういうきっかけをくれたあさちゃんに感謝です
!カムサハムニダー また行きます!