before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

ちょっとしたことで溶かされる

2010-11-21 23:33:18 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

忙しい東京砂漠の生活を 緑化すべく趣味にいそしむ。
その結果 土日を趣味の習い事や発表会などの時間で使ってしまい、結局休めない、、、

負のスパイラルです、、、バカな私


とくに、今月は、「茶道」と「三線」の、2つの習い事でビッグイベントが重なっている。

茶道は 「炉開き」(お茶の世界のお正月とされる行事。)

三線は 「発表会」

なんか ほんとーに 体がやばい(汗)

ここ最近 土日、お昼2時くらいから眩暈がするようになってきたー 寝不足続きだからねー、、、

趣味の習い事を一時ストップさせればいいんだけど、でも今月はどーしても休めないビッグイベントがあるので 乗り切るしかない!
来月は、ちょっと 休もうかなあ、、、(´へ`;)

そんな忙しい休日のある日、

ドタバタいろんな用事を午前中に済ませて、午後お茶のお稽古へ。

いつもよりちょっと遅れてしまっていたので、寒空の中、着物にショールを巻いて走る。

冷たい外気が頬に当たって 寒い寒い。


先生のおうちについて、お茶室に入ると、炉の火がシュワシュワないている。

寒い外の世界から区切られたお茶室の空間。

静寂で ほんのりあたたかくって シュワシュワとお湯が沸いている音が聞こえる 静かなやさしい空間。

床の間の掛け軸、

そっと活けられている一輪の椿。


なんか、、、、


いつもお稽古で見ている景色なんだけど、、、、

ここ最近 本当に忙しすぎるから、、、

なんか、、、 い、 癒される~


しかも この日は生徒さんが少なかったから いつもよりお茶室の"静”の部分が際立っていて、すごく 癒される。

そして先に来ていた生徒さんの着物が 淡い色の地に 色とりどりのお花が咲いているパッとしたかわいらしい着物だった。
お二方、そういうお花のお着物を着ていて、これまた パっとした気持ちになって 癒された。

着物は素敵だなあ。

見ているだけで季節を感じたり、心が明るくなったり、とにかく癒される。

お茶のお稽古って、大声で話したり騒いだりすることは厳禁なので、
必然的に、ヒソヒソ話になったり ゆっくりとした動作になったり 大和撫子的な所作になる。

そのお花のお着物を着ている生徒さんたちと、
ペチャクチャ話したり、ギャハハハ笑ったりするんじゃなくって
ちょっとトーンを下げた声で 
「今日のお着物きれいですねえ。とっても似合っていますよ。」
「ありがとうございます。祖母が和裁をしていたので仕立ててくれたんです。」
「えー すごいですねえ。」
そういう話をニコニコしながら ゆっくり話す。
そして笑う声も ゆったりとした笑い声になる。

コロコロした笑い声?

イメージだけど、明治時代の女学生みたいな笑い方(笑)? 若いからおもいっきり笑いたいけど、大声でガハハと笑うのははしたないから、抑えて笑うみたいな。

うふふふ  えへへ  みたいな、笑い声っていうのかなあ?

なんか、こういう風に笑うことって お茶をはじめるまでなかったんだけど、
明治時代の女学生(笑?)みたいに コロコロ笑うのは なんか気持ちがあたたかくなる。

好きだなあって思うし

い、癒される。


ちょっとしことなんだなあと 感じる。

静かに畳の上に座って

炉の湯気を見つめて

シュシュシュとお湯が沸く音を聞き

シーンとした空間でお茶が立てられるサササササという音を聞き

お点前を見て、もしくは 自分がお茶を立てて

花を見て、美しい字を見て、お香のにおいを香る。

コロコロ笑う。

静かに話す。

自然と心が落ち着く。
穏やかになる。

癒される。


リセットされる。


この日、改めてお茶の世界が好きだなあと感じた。


お茶の世界の 計算されつくした小さな気配りの芸術が、

疲れた心を癒す。

その世界にいる人たちの優しい所作が


東京砂漠での ガサガサ ギスギスした心、疲弊した心を溶かして なだめてくれる。

日本人でよかった、、、、



そして 家に帰ったら韓国にいるあさちゃんから電話がかかってきた。
いろいろ話していて なんだか心があったかくなって 泣けてきた。
私にとって協力隊の仲間は お茶の世界と一緒で 私の心を溶かしてくれる大事な存在。

東京砂漠

明日もがんばろう!


三線(発表会、山登り、新人賞、海)

2010-10-24 00:33:28 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について
そうそう、今年の夏休み、三線にまつわるイベントもあったっけ。

私が通っている三線教室は、真面目なお稽古と並行して
いろんなおもしろイベントが企画される教室です。

これまでに やったイベントは

①銭湯での三線コンサート?発表会?(4月)

↓私が撮った唯一の写真。最後にみんなでカチャーシー踊ってるところ。


都内某所の銭湯を貸し切って、湯船の上に板を敷き、ステージにしてその上で演奏。
生徒が自分の好きな曲を選んで歌った。
私は「童神」を歌いました。
銭湯内の適度な湿気で喉が潤い声が響いて、歌っていて気持ちよかったー。
初舞台だったので緊張したし、たくさん間違えたけど 
でも 大学の友人も3人観に来てくれたし 楽しかったー

あと、「童神」以外に 八重山民謡の「でんさ節」のトンガ語Verを歌いました。
トンガから帰国して2年も経っているから、正しいトンガ語に訳せているか不安だったので、
事前に トンガ エウア高校の私の前任者Hさんの旦那さん(トンガ人)に確認してもらったら
Toto atu!(Great!)と お褒めの言葉をいただいたので、自信を持って歌いました。

でんさ節は、沖縄の教訓歌です。
私がトンガ語に訳した歌詞は以下。

人ぬ大胴やかなさねぬ 肝心どぅかなさーる
肝心良持つぁばどぅ世間や渡らり でんさ
【意味】人は見かけではなく豊かな心が大切、 いい心が世間を渡れる秘訣です

【トンガ語訳】‘Oku ofa ki ha loto a kakai ikai ki ha sino
kapau te ke iai loto lelei `E `ofa pea tokoni kiatekoe a kakai kotoa でんさ
トンガ語に訳すときに、メロディーと合わせるためにちょっと意訳にしてみました。
トロイとファカウアが適当なのですが、意味は伝わるかな。
人は体ではなく、心を愛するのです。だからあなたが美しい心を持っていたら 人々はあなたを愛し助けてくれるでしょう。という意味のトンガ語にしました。


②三線かついで山登り(金時山) (5月)
今思うと、これけっこう 無茶な企画ですね(笑)
三線をかついで山を登って、山頂で三線を弾くという企画。
山ガールブームにのかった感はありますが、実際は山ガールみたいなキャピキャピ感はなく、、、
予想以上にハードでした。

ちなみに、ヘタレな私は三線は担がず、、、 ↓手前が私。 普通のリュック背負ってます。



↓ 金時山は 金太郎の物語が生まれた?山らしいので、鉞に登頂祈願。


なんやかんやで2,3時間?登ったのかな?
頂上は 気持ちよかったー!!

↓頂上で三線を弾く男。


↓みんな思い思いに弾いています。いいねえーこういうのも。



個人的にはこの山登り、かなり挑戦でした というのも1年前に事故にあって大手術をしてからは、
運動を避けていたので、自分の体力がどこまで回復しているのか、山登りの途中で倒れちゃわないか心配だったけどお医者さんは「大丈夫」と励ましてくれたので チャレンジ!
無事 頂上まで登って 下山できたときは 「おおー 私もここまで元気になったのかあー」と 感動しました

下山後の温泉、最高だったさあーーーー



③三線といっしょに海の家BBQ (7月)
そして この夏。三線担いで海へ! 鵠沼海岸に行ってきました。
海の家でBBQをして、ハンモックに寝そべって、三線弾いて、スイカ割りして、、、
超 サザンオールスターズ的 夏の過ごし方







これよく撮れてるねえ。誰が撮ってくれたんだろ。

*************************************

などなどいろいろ 楽しいイベントがありましたー

けど
ただ遊んでいるばかりじゃあ ありません。

お稽古はかなり真剣にやってます。

そんでもって 今年の夏が始まる前。6月くらいに「琉球民謡コンクール」の“新人賞”を受験しました。

うちの教室は八重山民謡をやっているので、本来ならば八重山民謡コンクールの新人賞を受けるべきなんだけど、八重山民謡の新人賞のレベルは、琉球民謡のそれよりも遥かに高いということで、
今年はまずは 琉球民謡コンクールのほうに挑戦することになりました。

課題曲は 
「安波節」

この曲は三線を習い始めた人が 一番最初に練習する曲?として有名で、
私も今の教室で習い始める前からこの曲は弾いていました。

そんなに複雑な曲ではないし、今回はビデオ審査でもOKだったので、わざわざ沖縄まで行って大きな会場で受験するよりはリラックスしてできたと思うけど、
でも やはり試験は試験。一発勝負。手が震えました。
私は歌よりも三線のほうが苦手なので、手を押さえる場所がズレタリしないか心配でしたが、、、、
なんとか一曲歌い終わり あとは結果を待つのみ、、、

が、、、、

1か月が過ぎても 試験結果が沖縄から届かない、、、

早く~ 落ちてるなら落ちてるで早くふっきりたい!
そう思っているうちに1ヶ月半が過ぎ、新人賞を受けたことを忘れそうになったころ、、、
ある日のお稽古。
お稽古が終って帰る準備をし始めると、生徒さんの1人がケーキを運んできた。

「は?なんでケーキ?」



ケーキには「合格おめでとう」というプレートが!!

そうです。受かっていたんですー 新人賞! 
先生と生徒さんがサプライズでケーキを用意していてくれたんですねー 
ありがとうございます
受かっていてホッとして腰が抜けそうでした、、、

それから遅れること1カ月。やっとこさ 賞状とメダルが届きましたとさ。





そんでもって 9月には群馬県のイベントで観客500人を前に4曲ほど歌いました。
いやあー これはむちゃくちゃ緊張して汗がだくだく垂れたけど、かなりいい経験となりました!
観客の前に立つ度胸がつきました。


↑勝手にみなさんの写真を載せてごめんなさいね。

そして、今!
11月23日に開催される大きな発表会に向けて練習を重ねています。

私が歌うのは 
「安波節」
「鶴亀節 はしゆば」
「繁盛節 とぅまた」

がんばります!

三線を始めたきっかけは、自分の生徒に日本文化を教えたかったから。
これまで海外で教師をしてきて、着物やよさこいソーラン、茶道、仏教、日本の歌(ギターで)など日本文化をたくさん教えてきたけど、やはり一番学生の食いつきのよい「音楽」でもっと日本文化を伝えたいなと思って三線を始めた。
いつか 自分の生徒と一緒に三線で歌うんだーって思って始めた。

その三線を始めた最初の動機は、海外で働くのは暫く休憩しなくてはいけないさまざまな事情で心に押し込めてしまったけど、
今は単純に 八重山民謡が好きで、教室の人たちや友達と八重山民謡を歌って、囃子を入れたりするのが楽しくって もっともっと上手くなりたいと思っています。

この先 自分の人生がどう大きく変化していくのかわからないけど、
きっと 三線をやっていることが自分の今後の人生の何かに役立つだろうと感じています。がんばろーっと

中秋の名月を楽しむ

2010-09-22 23:35:39 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

秋だ、、、暦の上では。

秋のくせに 毎日暑いよ!

さて、今日は中秋の名月。お月見の日です。十五夜です。

前からお月見の日に歌いたいと思って練習していた八重山民謡。
「月ぬ美しゃ」
歌ってると気持ちいいんだあー





小さいころは、母親がお月見団子を作り、ススキを飾ってくれていたらしいが記憶にない十五夜です。

そして 今日 月は見えない、、、

日本に帰ってから茶道を習い始め、1年が経ちます。
あっという間です。
1年も経てば、なんとか薄茶を汗だくになりながら点てられるようにはなってきたものの、まだまだ余裕はありません。
だけど茶道にすっかりはまっています。

茶道は、単にお茶だけではく、着物、習字、華道、日本の四季を愛でる心全てが統合されています。

茶道で席入りをする時、床の間に向かって座り、一礼をし、
掛け軸とお花を見ます。

こんな私でも、床の間に飾られているさりげない花の美しさがわかるようになりました。

ということで、

お月見の日には、お花を活けてみようと思いつきました。

今日 月は見えないけれど、、、

花嫁修業で華道をかじった母にあれこれ教わりながら、、、

↓ 記念すべき初作品!!

テーマは ズバリ! 「秋の月と夜空」
単純です(笑)。
すすきで秋を表して、リンドウで秋の夜空を、
そして丸い菊でお月様を表現してみました。
今日 月は見えませんが、、、

初作品にしては 上出来だと自画自賛(汗)

本当はお月見団子も作る予定が、今日は残業をしてしまったので時間がなく、お彼岸のおはぎをいただくことにした。

お抹茶を点てて、おはぎを食べる。



秋だなあ。

日本って いいなあ。

今日 月は見な、、、 しつこい?

なんか、縁側のある古い家に住んで
着物を着て
のんびり ひっそり暮らしたい。

香道も習いたいなー

さて、
今年の夏はいろんなことをした。
PCが壊れたからアップしてなかったけど、PCをゲットしたので
アップしていきます。

秋です。

来月から 着物も単から袷になります。
今年の夏は暑くって 着物を着てお茶のお稽古に行くだけで倒れそうでした。秋はどうかしのぎやすい気候でありますように、、

1年ってあっという間です。

 

月といえば この曲。

明日もまたー どーこへいくー
愛をさがーしに いこーおー
見慣れてるー 町の空にー かーがやく月ひとつー
いーつの日かー 輝くだろー 今宵の月のようにー



くくる

2010-04-20 01:34:31 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

日曜日に 三線教室の先輩と くくるという沖縄料理屋さんに行ってきました。

そこは もともと三線ショップとして営業していて つい最近 料理屋としても営業し始めたのです。

そして そこで 私たちの三線の先生がたまに働いています。
そーいった経緯で、「どんなお店かなー」と思い 行ってみた。

そしたら!

そしたら!!

そしたら!!!

言っていいですか?

 言っていいですか?あの言葉を!!

かっーーーーーーーっこいい!!

かっこよすぎる!!やばい!!

MK5です。(Majiで恋する5秒前だよ。)

何がかっこいいってさああーーーーーー

マスターの三線!!

お店にある三線の工工四(楽譜)を見ていたら

「三線やってるの?」と声をかけられ

「はいー、、、」と答えると

ささっと三線を持ってきてさー 「弾いてみな~」って仰るもんだから

ビビリな私は 先輩が弾いてるそばで 唄ってるだけだったんだけど

マスターも三線を弾きだして

一緒に唄ってくれてさー

楽しかった 楽しかった 楽しかったーーー
バンザーイ

沖縄サイコー

そんでさー

マスターの三線がさー

もーーーー すごいんだ。

早弾きがさー もー もー かっちょええ。


私が三線を始めたのは、ギター以外の楽器で かつ日本の楽器で
自分の生徒と歌を歌いたい、生徒に 着物やお茶だけでなく もっとたくさんの日本の文化を教えるんだーって 思ったから。

生徒のためなら、どんなに辛いことでも頑張れたし
大好きな仕事のためなら 寝ずに働いたし。
毎日 生徒と笑ってて、そんな充実した時間の為に 三線も頑張ろうって思った。

けど いろーいろあって 大好きな仕事を離れている今となっては、
三線頑張るぞって思う動機がなくなったわけで

弾いたり唄ったりするのは もちろん楽しいんだけど、
猪突猛進系の私には、「これだ!」って思える動機が無い中で 
続いているのは珍しいことでした。

私は 仕事も 人生も 遊びも なーんでも 後先考えず直感と感情で選んで
「これだ!」って思ったものに 即のめり込む人間で、
たいていのことは 白か黒かで グレーは嫌い。
やるか やらないか。グレーなら やらない。
過激派です。

インドから帰ってきて暫く そーいう「これだ!」っつー感動がなくって

トンガとかインドとかのときは毎日がキラキラしてたのに

あたし 今 何やってんだろー 
もう 前の仕事の時みたいな充実した日々は戻ってこないのかなー
白も黒もなくって グレーな日々なのかなー このままー
毎日の色が どんどん薄くなっていくんだなー
とか思いながら 砂に埋もれて行くような感覚だったんだけど

日曜日は ひさーーーーーしぶりに 「これだ!」って思える感情の高ぶりでした。

あー でも 去年 ナゴとウルフルズコンサート行った時も こんな感動だったなあー

トータスかっこええ。

音楽は 人を救うよ。

それにしても、くくるのマスター 三線すごい。

しかも おもしろいし。お店も居心地いいし 楽しいし 料理おいしいし。

私 三線 上手くなりたい!

本気でそう思いました。

でも ギターも上手くなりたいんですけど。
めざせRodrigo y Gabrielaなのだ。あー かっこええよー

2分30秒くらいから とんでもなくかっこいいー

でも タヒチアンダンスも諦めてない!
ポリネシア人として 愛するポリネシアの魂を忘れないためにも。

もちろん茶道もがんばらねば!
日本人だし。日本人に帰化しなきゃだし。

むーーーーっ

極めるのだ!牛歩でもよいのです!諦めないことが肝心です。

あとねー カメラとねー アンティーク着物を買いまくることとねー 
ランニングとねー 英語とねー やりたいのねー

その前に 足の踏み場の無い部屋を片付けた方がいいのかもしれない。

自分の部屋に入ると 疲れが増すって どーいうことですか。

今年の目標、TOEICは達成したが
「女度を増す」という目標は 到底適えられそうにないです。

でもパーマかけてみたの。

そしたら 葉加瀬太郎 みたいになったの。

いーの。マッチ棒ヘアよりは マシだから。


着物でお出掛け(上野:お茶会とチベット展)

2009-11-24 03:46:08 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

     着物を着て出かけると、必ずいいことがあります。

先週の土曜日は、大学のクラスメートの1人 アヤと一緒に着物で上野に行きました。

ちなみに、大学のクラスメートとは在学時代、結構アホな企画をしてました。
↓ 例えば、ベトナムで買ったアオザイを着て浅草に行くとか、、、


今考えるとホント、アホです。 何がしたいんだ、、、?
やっぱり「東洋史」という学部は相当の変わり者が多かったようです。私も含め。
このアオザイも、みんなそれぞれが別の機会に個人でバックパッカーでベトナムに行って それぞれ買ってきたアオザイです。どんな大学生でしょう、、、


さて、話を戻して、 この日は アヤと、
上野の東京国立博物館でのお茶会(リンクは来月のお茶会の予定)
上野の森美術館のチベット展
に行ってきました~!!


東京国立博物館では、ボランティアの方たちが毎月一回お茶会を開催しているのです。しかも 参加費500円!!(国立博物館敷地内入園料600円が別途かかりますが)

今月は九条館にて行われました。
九条館とは、鎌倉時代の五摂家の1つである九条家の当主の居室だったもの。
もとは京都御所内の九条邸にあったそうですが、近年、九条家から寄贈されて現在の東京国立博物館に移築されたそうです。

これがまた素敵な建物!!
↓廊下 現代のような精巧なものではなく、ちょっと歪な、波打つガラスが逆に綺麗。


↓九条家の家紋、藤花菱です。藤の花が家紋なんて素敵~


ライトで見えにくいけど、欄間(カリンの一枚板)には藤花菱が彫られています。


↓床の間。 見事な絵!お花は、白い椿と楓の葉が活けてありました。(椿大好き)

 
↓で、ここがお茶を点てる場所。ちゃんと炉がきってありますね~!!
 

このお茶会の参加者の定員は20名!かなり人気の催し物らしく、希望者が殺到してました!

私たちも最初、12:30のお茶会に参加するために、11:45に本館エントランスに整理券をもらいにいったら、遅かった、、、すでに整理券は売り切れてました、、、

で、ここで 
「着物を着ているといいことある」その1!!
12:30のお茶会に参加できないことがわかって、仕方なく館内の展示物を見てブラブラしていたら、
「あの、もしかしてお茶会に参加するつもりで来たんですか?」と 
見知らぬ女性に声を掛けられる。
そりゃ、着物着てうろついてたら、バレバレですよね~
「そうなんです。でも遅かったみたいで、整理券もらえなかったんです。」
と答えると、
「実は私もダメだったもの。でもね、博物館の近くに和菓子屋さんがあるの。そこで和菓子とお抹茶を楽しめるわよ。よかったら行ってみてね。
と教えてくださった 着物着てて よかったあー こんな情報を教えていただけるなんて!

結局2:00からのお茶会の整理券はゲットできたので、教えていただいた和菓子屋さんには行かなかったけど、でもこういう、人のあたたかさ、優しさ、思いやりに触れられるって幸せだよね~

で、2:00からのお茶会に参加するために、九条館に入ってすぐまた
「着物を着ているといいことある」その2!!

亭主(お茶をもてなす人)に
「あのぅ、せっかくお着物を着ていらっしゃるので、ご正客とご次客をやっていただけませんか?」とのオファーが!!

正客とは、その茶席(茶事・茶会)での主賓。
次客とは、正客に準ずる賓客。

一般のお茶会では、、正客(しようきゃく)とく次客(じきゃく)は点前のお茶を飲み、三客以下には、陰から点てて出されることが多い。
着物を着ているというだけで、こんなラッキーなチャンスをもらえるなんて!!

でも、他にお二方お着物を着ていらっしゃった方達がいたので、
「たぶん、そちらの方達のほうがお作法に詳しいと思います、、、。」と遠慮してしまった。
あー 最近 若さがなくなったせいか、勢いもなくなったなあ(笑)

で、お茶会が始まった。 お菓子が運ばれてきました!


秋らしい主菓子です!うふふー 私 和菓子大好き!


↓お茶を点ててくださっています。
 
この日のこの時間帯は運よく表千家のお茶会だったので、私が日頃習っていることを確認できるいい機会だった。(私が習っているのは表千家)

↓ご正客と ご次客の分だけは目の前で点てられ、後のお客様には影点てしたものが運ばれる。

中には外国人のお客様もいたんだよーーー(^^)確かにここは外国人にはいい場所かも!だって浅草とかで茶道体験したらすごい高いけど、ここは500円だし、なんていっても風格のある建物の中で楽しめるしね!

↓せっかくなので 一枚撮ってもらいました~
      

で、すっかりお茶会を楽しんだ後は、上野の森美術館の聖地チベット展へ!!
それにしても、休日に「チベット展」へ行くという選択が、まさに東洋史専攻、、、(笑)

聖地チベット展の感想は、、、、

すごかった!!
私は、いわゆる「チベット仏教」が、こんなにも豪華な仏像や法具、儀礼用具などを持つ宗教だとは思っていませんでした。

今までインドでもいくつかの博物館に行って仏像、神像を見てきたけど、
チベット展で展示されているものほど煌びやかで豪華なものはなかったかも、、、

あと、私は以前ネパールを旅行したのですが、やはりネパールと非常に似ている文化だなあと思った。(チベット文化圏だから当然なんだけど。)

あと、これも当然ですが、神々の像の形態がインドのそれと似ているなあと。

http://www.seichi-tibet.jp/points/works.html


チベット展を堪能したあとは、遅めのランチを 「音・音」で。
ここで 
「着物を着ているといいことある」その3!!
料理をオーダーしようとお店の人を呼んだら、
「お着物を着ていらした方には、ソフトドリンク(ビールも含む)から1つもしくはデザートをサービスさせていただいております」
!!
なんたるちーーーーや!!

もちろん デザートを頼みました!着物着てきてよかったあー ラッキーー

私の頼んだランチ ↓


↓ランチについてきた紅茶と、 サービスのデザート 杏仁豆腐!!
 
杏仁豆腐 おいしかったぁ~ サービスだと思うと尚おいしかったぁ~
着物生活 万歳!

そして最後に
「着物を着ているといいことある」その4!!
外国人に写真を撮られたり、声を掛けられる。
「声を掛けられる」っていうのは、変な意味じゃなく(笑) 道を聞かれたりするってこと。
私もアヤも海外生活の経験があるし、英語は話せるんだけど、
日頃 見知らぬ外国人から道を聞かれることなんてそうそう無い。
が、着物を着ていると 何故かよく道を聞かれる(笑)
けど確かに、私が例えばベトナムに行って、道を聞くとき、洋服を着ている人とアオザイを着ている人がいたらどちらに声を掛けるかといったら やっぱりアオザイを着ている人なんだよねー
そういうことですねー

それにしても 着物をきて出かけると必ずいいことがある。

以前1人で 着物を着て鎌倉に行ったとき、アンティーク着物屋さんで着物を買ったんですが、「お姉さん、着物着てるから2000円安くするねと言われディスカウントしてくれました!
「着物を着てくれる人に買ってもらうことが 嬉しいから」ってお店の人が言ってました。
ふっふっふ。。。。 着物でお出かけ。お得です



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

この日のお着物は、私が5年くらい前に着付け教室を修了した時、
御褒美に自分で買ったもの。
とはいえ、正絹のん十万円のものは買えなかったので(笑)
ん万円のものです。

吉祥寺パルコにある、ふりふというモダン呉服屋(?)さんで、
長襦袢から長着、帯、帯締め、帯留めを まとめて買いました

↓なんと、の長襦袢!! 
 この日半襟は長着に合わせて紫のレースを縫ってみました。
 (半襟は、長襦袢を着るときに縫い付けます。そうすれば長襦袢を洗わなくても
  半襟さえ洗えばよいのです。先人の知恵!)


↓五年くらい前に買ったので忘れてたけど、
  この襦袢、袂の内側にサイコロの刺繍が!かわいーじゃあーーーーん


↓で これが長着。 半幅帯と帯締め、帯留め。
  この日は この帯じゃないのを締めた。(紫の名古屋帯にしました。)


↓これは私のお気に入り。母方の祖母の羽織!絞りです!


大好きだったおばあちゃんの羽織を着ていると あたたかい気持ちになるし、
私の母も嬉しがる。「ばぁば、きっとよろこんでるわあー」と

↓羽織紐。
  この羽織紐も可愛いけど、別のも欲しいなあ。ビーズのとかトンボ玉とか。


和のお稽古 (三線 編)

2009-11-22 01:08:40 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について
毎週土曜日は 三線のお稽古です。
三線のお稽古に通うようになって はや2ヶ月?3ヶ月?

三線を初めて触ったのは かれこれ一年前です。
手の小さい私にとっては 「お!?ギターよりも遥かに簡単?!」と思えたので、すっかりはまってしまいました。

日本に帰ってきてから、リハビリの一環としてちゃんとお稽古に通うことにしました。

「自宅の近くで お手ごろな授業料のお教室ないかしら~」とネットで検索したら
ありました!!

「てぃーだかんかん」という吉祥寺の沖縄料理屋さんが、お店の開店前の時間に「てぃーちたーちぃ」という三線教室に場所を貸しているというのです!

「てぃーだかんかん」って、地元仲間れーこの結婚式二次会で行ったお店!
めっちゃ沖縄んな二次会で、めっちゃ楽しかったなあー
アットホームなお店だったし、あそこで三線習うの楽しそう!しかも八重山民謡!
ということで早速参加するようになりました~

んで、早速 マイ三線も購入しちゃいましたあ~


そもそも三線を始めたきっかけは、海外で自分の生徒と一緒に日本の歌を歌う時、
ギター以外で日本の楽器を弾けたらいいなって思ったから。

だから三線も 蛇皮張じゃなく、人工皮張を買いました。(蛇皮だとワシントン条約にひっかかって海外に持って行けないらしい、、、)

12月から日本語教師ではない仕事に就くけれど、国際交流の仕事だし、
もっと元気になったらまた日本語教師復活したいから、
いつか学生と三線で 涙そうそう、花 とかを歌えたらいいなあ。

芸術の秋に入ってから、教室に生徒さんがどっと増えた!
しかも、大学の友人セパタクロのサワもこの度入会した!わーい うれしい
今 弾けるようになった曲は

安里屋ゆんた / 涙そうそう  / 十九の春 / 童神 / なりやまあぐ / 
でんさ節 / かたみ節


なりやまあぐ、でんさ節、かたみ節は、宮古島や八重山の民謡なので、
歌詞が「うちなー口」。うー、、、歌詞の意味がわからん。
もちろん先生が歌詞や歌の背景を説明してくれるけど。

その点 安里屋ゆんた、十九の春はわかりやすい!

十九の春は、男女交互に歌うからなんか好き。歌詞もいい。
結構切ない恋の歌です、、、
確かさ、映画「ナビィの恋」でも歌われてたよね?

↓ 十九の春 (歌詞にご注目)



↓ You tubeで音源を捜していたら見つけた!
   「十九の春」 at 城間竜太さん、 村吉茜さんのライブ
   聞いてすぐ茜さんファンになりました!

歌詞 ところどころアレンジしてますね。

「朝咲く花は朝顔で、昼咲く花は向日葵で、夜咲く花は何の花。
あなたと私の愛の花」
ですと?!なんてこったい。ナイスアレンジ!

茜さんの声がいい!色っぽい

こんな風に歌えるようになりたいーー
今度東京ライブがあるらしいから 行ってみようかなあ。

あの民謡独特の声の揺れというか、いわゆる「こぶし」というやつ?
難しいなあー
あと沖縄の民謡の女性の声って 甲高いというか 独特。
うまく歌うのは 難しいなあ。けど歌えたらかっこええ!!

童神 by古謝美佐子さん 
 (童神の歌詞は 子供が生まれた時の幸せな気持ちが盛り込まれた子守唄なのです。)


↓by夏川りみさん (夏に放送された「白旗の少女」でも流れてたよね?)



ちなみに私は二回、沖縄に行ったことがあります。

一回目にいった時、例の大学のクラスのメンバーで行ったのですが、
その時、沖縄本島と伊是名島に行きました。
伊是名島で、車のタイヤが溝にはまって動けなくなって困っていた時、

なんと、

BEGIN に助けてもらいました。めっちゃ いい人達でしたあ~

たまたまNHKの取材で同島を訪問していたのだそうですー

あー もう一回BEGINに会えたら、「涙そうそう」をトンガ語に訳して エウア高校全校生徒と大合唱したことを伝えられるのになあ~

あ、ゆずにも「また会える日まで」を学生と歌ったこと伝えたいなあ~

茶道のお稽古: 炉開き

2009-11-15 02:17:14 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

金曜日は、お茶のお稽古でした。

この日は特別なお稽古。

そう、「炉開き」です。
茶道では、季節によって「炉」と「風炉」を使い分けます。
・・・畳の一部を切って床下に備え付けた茶用の小さな囲炉裏
風炉・・・火を入れて釜を掛ける器物

つまりお茶を点てるのに必用なお湯を沸かす火をつくる器具が違うんです。
現在では 炉は冬(立冬~立夏) 風炉は夏(立夏~立冬)と使い分けられています。

で、炉開きというのは、風炉の使用をやめてを使い始めることをいいます。
炉開きの日は、
初夏に摘んで茶壷に入れて寝かせておいた新茶を取り出して石臼で引く口切の茶事が行われます。

熟成させておいた新茶をいただく日。
そのため、炉開きの日は、茶道における「正月」なのだそうです。
つまり とってもおめでたい日なのです。

なので、

この日の着物は 色無地にしました。
(ただ紋が入っていないので略礼装まではいかないけど、、、) 帯は名古屋帯。
 

これは母の着物で、母が私と兄のお宮参りの時に着ていたもの。
私はこの帯、お気に入りです。

色無地の、色も好き。何故ならばーーーーーっ

着物用ショール(母のもの)とナイスマッチング!!だから。


先生の御家に行くと、みなさんとっても綺麗なお着物でいらしてました。

この日の流れは、

1 初炭点前
2 口切茶事
3 懐石料理
4 御濃茶のお点前
5 御薄お点前


だったかな?

ちなみに、初心者で許状をいただいていないペーペーな私は、
本来ならば、口切茶事を見ることを許されません

お茶の世界って(お茶に限らず 日本文化のお稽古はみなそうなんだろうけど)
ある1つの段階をきちんとクリアして先生に許可を得なければ、次の段階へは絶対にすすめないし、拝見することもできない。

そういうのって すばらしいなあーって思う。

ですが、今回は特別に口切茶事を襖の間から覗き見していいとの許可をいただきました。
(理由→ 私がいつまた海外に行ってしまうかわからないから、今のうちに日本の文化を見て欲しいとの先生のあたたかいご配慮)

口切の茶事は、亭主が茶壷の紐をといて、壺をお客様達が拝見するというものなんだけど、

紐のときかた、壺の見方、どれ1つとっても 細かいやり方がある。

日本人なのに、まるで「異文化」を見るよう。

美しいな。

そして 所作の一つ一つに意味があって、本当に奥深いです。
学ぶことが山ほどあります。

こういう奥深い文化を持つ国に生まれて、本当に幸せだなとつくづく思います。
しかし、現代日本ではこういう奥深い文化を感じる機会がないよね。

自分達の母親世代って、茶道や華道を習っていることが必須だったんだけど、
今の世の女性で 茶道や華道を習っている人って少ないしね、、、


いやー それにしてもお茶のお稽古中は写真なんか撮れる雰囲気じゃないから
せっかくの素敵な催し物を撮影できないのが残念!!

んで、この日は茶懐石も食べた!
いや~ これが豪華なんですよっ
先生のお手製 お吸い物。(これ絶品!蟹
しんじょも手作り!)
と、
京都・銀閣寺近くに本店を構える茶懐石の名店 三友居の竹篭弁当

嗚呼、嗚呼、 うまかった、、、、、、、


お茶って奥深いです。

茶道を習うと、華道の知識、書道の腕、加えて会席マナーなども学ぶことになります。

がんばって、人並みにこういった知識を備えたレイディになりたい!!


三線の公演鑑賞 と ドルフィン飲み

2009-11-10 00:53:35 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

先週末もイベント続きでした

まずは土曜日。
この日は、今私が習っている三線(沖縄の楽器)教室の公演
「八重山芸能 あやぱに会 第一回公演」がありました

私はこの教室に通い始めてまだ2ヶ月目なので、今回は演者ではなくお客さんとして見に行きました大学のサークル(水泳サークル)の同期で、沖縄フリークなマイを誘って一緒に行ったのですが、、、

私、寝坊、、、、

誘っておきながら寝坊、、、最低です。
犬畜生にも劣る奴です、、、犬のうんこ以下です。
マイちゃん ごめんにゃーーー

マイを 散々待たせてしまいましたが、神様、ありがとう!なんとか公演半ばに到着。よかったょぅ。これで公演が終わっていたら、、、申し訳ないにも程がある!!

公演は、なんと ほぼ満席!!
へぇ~ 意外と沖縄の八重山民謡って人気あるのねー


↑これはね たぶん「つぃんだら節」を歌ってるところ。
 琉装ってさ、色がいいよね~ 
 みなさん紬(?)を着ていて、紅型じゃないと思うんだけど、色合いが鮮やか。
 同じ着物でも、本土には無い色使いよね。

師匠(私が教えてもらっている先生の師匠)の歌声は、すばらしかった!!
かっこいい!私もあんなふうに歌えるようになりたいなあ~

が、

私的に、一番すばらしいと感じたことは、
沖縄っぷり満載の ちゃめっけたっぷりのステージの様子だった(笑)
しかも その茶目っ気さはわざと出しているわけではない(笑)

なんせ第一回公演なので、アクシデントがいくつかあった。しかし そのアクシデントの対処の仕方が THE オキナワ!!

例えば、次の曲が始まって 前奏が繰り返されるのだけど(三線の曲はだいたい二回前奏が繰り返される) 

おや??

あれ??

前奏が 5回 6回と繰り返される。唄が始まらない。

会場が ざわめき始める。

会場から 笑いが出る。

三線の演奏者(おじちゃん)が舞台上で一言 「どうしたさ~?!」

客 大爆笑

客 「●●●(別の曲目)を弾いてくれ~」とか 「いいさ いいさ~」みたいな掛声がかかる

結局、踊り手の早着替えが間に合わなかったらしい(笑)

↓笑いの中 始まった演目 「かたみ節」


で、最後は 何故かお客さんまで舞台に上がってカチャーシーを踊りまくる(笑)
舞台に上がらないお客さんも、客席で立ち上がって踊りだす(笑)

なに?!このラブリーな空間つーか トンガでこういうのよく見たわー


↑ 完璧 おきなわ

どうやらお客さんの大半は うちなーんちゅ(沖縄人)だったらしい。

いやあー おもろかった!!

沖縄 最高!!

あと、前からうすうす気がついていたけど、

沖縄文化って めっちゃ トンガ文化と似ている!!

私も もっともっと三線うまくなりたいなあ~ というか三線より唄がうまくなりたい。


で、三線公演の後は、

新宿で 久しぶりの ドルファー飲み!!
ドルフィンクラブとは、私が大学時に参加していた水泳&水球サークル
サークルと言うのは名ばかりで、練習は部活並み。夏合宿でも泳ぎまくり、遠泳大会などにも参加するかなーーり体育会系な熱いサークルでした。

ま、もちろん飲み会も 体育会系的で、毎回大惨事でしたが、、、。

久しぶりのドルファーとの再会!!

中年太りのチェックをしたり、、、


米国から帰ってきてくれたドルフィンのPop icon じゅんちゃんに キャーキャー言ったり


お料理が苦手な人に敢えて雑炊を作らせるスパルタ幹事長がいたり、、、


んまぁ~ 懐かしいやら 楽しいやら!!

同期だけじゃなく、後輩にも会えたし、ほんとに ほんとに 嬉しかったよぉー
おばちゃんは!

2009年 思い残すことなし!!



それにしても、久々に再会した人達のほとんどはまだ現役スイマーだった、、、

あたしも学生時代は バッサバサ泳いでいたのになぁー
もう競泳水着が 恐くてきれましぇん、、、 アラサーだもの。人間だもの。

とはいえ、トンガ時代、一時期 毎日のように放課後港に泳ぎ(といっても 洋服着用のまま 飛び込むのみ)に行ってたら
「キョーコは オリンピックに出るんだ」と 島で噂になったけどね、、、


沖縄文化に酔いしれ、 ドルフィンクラブの仲間と集まるという
海 海 三昧 トロピカルな 土曜日であったぞよ。


和の習い事 (茶道 編)

2009-10-13 21:31:59 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

私の人生の目標の一つに、「日本人を極める」というのがあります。

国際交流をしたことがある人は、きっと
「自分は日本人なのに日本の伝統文化についてほとんど知らないし、異国の人の前で伝統文化を披露することもできない。」
ということに気がついた経験があると思います。

日本に限らず先進国の国々では、伝統文化は「非日常」のもの。

しかし開発途上国の国々では、まだまだ伝統文化が「日常」であり、大切にされている国が多い。そして国民も、自分の国の文化について詳しく知っている。


文化というものは常に変化していくものだから、日本において伝統文化がどんどん非日常化してしまうのはやむを得ないし、自然の流れなのかもしれない。

現代は国際化社会。
世界中の国が、互いの文化に影響されあって、一様化するのも仕方ない。

けれど、
実際に海外に出た人は
「自分の国のアイデンティティーをしっかり持っていないと 真の国際人にはなれない」
ということを感じる人は多いと思う。

自分の国の伝統文化もしらずに 他国の話や国際的な話をしても、意味がない。


私はトンガにいた時、高校で教師をしていたのですが、
その時「これは日本も見習うべきだなあ」と思ったことがあります。
それは トンガの高校では「トンガンスタディ」という科目があること。

それは日本の「国語」授業と違い、言葉や文学だけでなく、トンガの伝統文化も学ぶのです。しかも実際に工芸品を作ったり、伝統料理を作ったりします
トンガの伝統文化は、非日常ではなく、日常です。
それでも こういう授業を行って 伝統文化をしっかり学ぶ。

日本も、小学校に英語教育を導入する前に、こういうことに力を入れたほうがいいのに。と思いました。
英語が話せても、外国人から「禅って何?」「仏教とは何をするの?」「着物はどうやって着るの?」「Tea ceremonyって何?」という質問をぶつけられたときに、
答えられなくちゃ意味ないよね。

なーーーんて偉そうなことを言う前に、

私自身はどうなのだ?!

海外に出るようになって、早10年の私。
トンガに行く前に着物についてはなんとか習得しましたが、
それ以外は本で学ぶ程度。

それにしても自分の国の文化を、本で学ぶとはね、、、、

ということで、私の目標は「日本人力を高める」「日本人を極める」なのです。

実際トンガでも、「Japanese week」という日本文化紹介を1週間行うイベントをしました
着物、七夕、よさこいソーラン、日本料理、歌、書道、仏教、お茶などなど。

先生としては、なんとか可愛い学生に異文化を体験してほしくってがんばりました!

けど、、、お茶なんて、トンガに来る前に母にザザーっと習った程度。
まさに「付け焼刃」とはこのこと。











今見ると、お茶のお点前が間違いだらけ!(笑) でも、学生達 楽しんでくれたっけなあー


はいっ 今回も 前置きが長くなりました。

常々 「日本に長い期間いることになったら、絶対 和のお稽古をしよう!」と決めていた私。

インドで事故に遭って、暫く海外には出れなくなったので、

お稽古に通うなら 

思い立ったら 即 行動。 

地元仲間のけつおのお母さんが、お茶を習っているので、そのお稽古に参加させてもらうことに。

それが かれこれ2ヶ月前のこと。

2ヶ月前は、まだまだ事故の傷跡が体にも心にも残っていて、外出するのも嫌な時期だった。
そんな中始めたお茶のお稽古は、まさに「体と心のリハビリ」になった。本当に。

何かしたくても体がついていかない事故後のもどかしさと、
精神的に不安定だったり、焦ったりする気持ちをお茶のお稽古がどれほどやわらげてくれたことか、、、

そして何より嬉しいことは、地元仲間の けつおのお母さんと妹ちゃんと一緒にお稽古に通えること!

けつおのお母さんは、小学校のサッカー時代からお世話になっているし、
サッカー関係のお母さん達みんなに今回の事故で本当に心配をかけてしまった。

そんな けつおのお母さんと一緒にお茶を習い、自分が事故から回復していく姿を見てもらうことができ、本当にありがたい気持ちだった。

し  か 

私が初めていただいたお茶(お薄)は、
なんと けつおのお母さんが点ててくれたものでした

これ すっごい嬉しかった。

おばちゃんも、「きょうちゃんの初めてのお茶を私が点てたのよ~」とこの前のイレブン祭のときに話してくれて、更にうれしかったー

お茶の先生は、御歳80?90?の方。
もちろん毎回お着物を着ていらっしゃるし、お稽古の最中(4時間くらい)ずっと正座!すごい、、、

↓先生から頂いた茶道具。
  左上から時計回りにお懐紙、数奇屋袋、楊枝、扇子、帛紗
 

私と一緒の日に、お茶のお稽古をしている方たちは、5~7名。
皆さんお茶の達人で、私のような初心者がご一緒して申し訳ないくらいなのですが、みなさん本当によくしてくださって、お茶のこと、お茶以外のいろんなことを教えてくださります。

こういう出会い、素敵だなあと思います。

お点前は勿論、着物をビシっと素敵に着こなす姿も憧れちゃう。あたいもこういう大人になりたいの

私も、毎回がんばって着物で行ってます!

↓夏着物 【ポリエステルの薄物(安物 笑) に 単衣の名古屋帯】
 

↓晩秋、冬用 【正絹の小紋 に 袷の名古屋帯】




夏物の着物と帯は、5年前くらいに自分で買ったからすっごい安物(笑)
晩秋、冬用の正絹のやつは、なんと頂き物!!

着物を着ていると 「あら、きょうこちゃん 着物着るの?じゃあ 私のあげるよ。もう着ないから!」と おばさま達からよく頂くのです(^^) 嬉しい
正絹なんて、めっちゃ高いのに、、、、 感謝感謝です!大事に着ます!


お茶を習い始めて2ヶ月。

前回のお稽古で、なんと、ついに

お薄を点てさせて頂きました!!

めっちゃ 緊張した! 釜の蒸気と 緊張で 汗めっちゃかいた!

でも なんとか無事、お手前ができた。 すっごい 嬉しかった。

しかも、私が初めて点てたお茶を飲んでくれたお客様は、

けつおのお母さんだった  うるうる。

これまた 嬉しかったのだ。


療養中、自分がなんにもできない人のような気がして、いつまで立っても治らないような気がして、不安だった。

そんな中、お茶を習って、少しずつお点前がわかるようになってくるのがすっごく楽しくて「私、少しずつ前進してる!」なんて思えて本当に嬉しかった。


お茶は一生続けたいなと思う。

しかし

歳のせいでしょうか、、、

長時間の正座は 膝にきます、、、

そして、

休職中?求職中?の私にとってお茶のお稽古代は高い、、、
着付け教室通ってる時も、お稽古代高くて大変だったけど。

でも がんばります これも自己投資なのだ

お茶菓子 おいしい。


振袖の袖を切るタイミング、、、

2009-10-12 18:20:42 | 着物 ・ 茶道 ・ 三線 について

トンガ時代は毎日ツペヌ(巻スカート)とキエキエ(腰巻みたいなの)を巻いていたし
インド時代は毎日サリーかチュディダールを着ていた私



しかし、私は着物も大好きです!!

大学時代、バックパッカーでいろんな国を1人で渡り歩きました。

いろんな国を旅する過程で、
ベトナムで アオザイを着ている学生を見たり (ベトナムでは白いアオザイが制服)
インドで サリーを着ている女性を見たり
ミャンマーで ロンジーを巻いている人々を見たりして、

「その土地の人を一番美しく見せる衣服は、その土地に伝わる伝統衣装だ。」
ということを学びました。

例えば
アオザイという美しいベトナムの伝統衣装を、日本人や欧米人が旅行のお土産に買ったりしていますが(私も買いましたが、、、
やっぱり 非ベトナム人が着るとなんか似合わないんです。

アオザイはベトナム人女性にしか似合わない素晴しい衣装であり、
普段はシャツとズボンで生活しているベトナム人が 何かの機会にアオザイを着たりすると思わず「わぁ~、、、」と声をあげてしまうほど その美しさに目を奪われますよね。
しかし、世界はどんどん欧米文化にのまれていっています。

「伝統衣装なんかより シャツ スカート ジーパンがいいわ」なんていう価値観が世界に広まっている。

それぞれの国が、伝統衣装をあまり着なくなった状況を

「もったいないなあ、、、」なんて思うと同時に、

じゃあ日本はどうなんだ?!

というか、私はどうなんだ?!
着物、1人で着ることもできないじゃないか?!

日本人を最も美しく見せる衣装は、「着物」なのに!
世界に誇れる美しい伝統衣装があるのに、現代日本では着物はほとんど着ない。
もったいないじゃないか!!

ということで

大学卒業後くらいから、着付け学校に通い始めました。(もう卒業したけど)
「長沼静 きもの学院」に通って、3級、2級きもの講師資格も取得しました。


日本語教師なんて仕事をしていると、日本文化を紹介する機会が非常に多い。
私の協力隊のトンガ隊員同期は4人とも日本語教師でうち3名が女性でしたが、
皆着物を自分で着ることができました。

しかし、トンガ任期中は「着物」を着付けるといっても、「浴衣」only。
インドのときも然り。

が!

今は日本にいる私!

着物  着まくってます!


いつものように前置きが長くなりましたが、

先日、季節の変わり目ということで着物の桐箪笥を整理していました。

母と二人でやったのですが、「成人式の時の振袖が無い!!どこいった?!
二人で探しました。

結果、見つかったのですが、鞄に入れたままになっていたのでちょっと皺がついていました。皺を伸ばすために 振袖を着物ハンガーにかけて、母が一言。

「・・・・。そろそろ、振袖の袖、切らないとねぇ~」
                        (注:振袖は結婚を機に、袖を切って訪問着に仕立て直したりします。)

えぇーーーーーーっ!!!

だってさ、振袖は「未婚若い」女性だったら着ていいんだよ?
私、未婚だけど?!


はっ

もしかして 私は 「未婚だけど もう若くない ってこと?!

そう言われてみると、なんだか来年30歳になる気がするねぇ、、、

嗚呼、、、もう振袖の年齢でもなくなってしまったのかぁ、、、

振袖の袖を切るなんて、「私まだ若いから、当分先だな」なんて漠然と思ってたのですが、、、 若いのは精神年齢だけで(若いというか幼い 泣) 実際の年齢は若くないじゃん、、、そういえば最近膝が痛い、、、

独女の皆様、一体いつ袖を切りますか、、、、?



↓ 振袖を着た10年前の成人式 
 
成人式のちゃんとした写真なのに、アホ面な私、、、
箸が転げてもおかしい年頃だったらしい。


私は30歳になったら、30歳到達記念に振袖の袖を切ることにします。