before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

インドからの贈り物

2009-10-07 00:31:15 | インド 生活

インドに住んでいる地元仲間 けつお(女性)から、誕生日プレゼントが届いた!!

ちなみに、けつおは小学校の時私が所属していたサッカーチームのキャプテン。
幼き頃、私はこっそり彼女の教科書などに、彼女の似顔絵やら う●この絵などを描きまくったりしていたらしいが、残念ながら思い出せない。

とにかく、超大事な仲間!いや 地元仲間は家族のような存在!
インドにいる時も 言葉では表せないくらいお世話になった。
今思い出すだけでも 涙でる。

そんな 熱い女 けつおから 誕生日プレゼントが届いた(^^)
しかも でっかいダンボールが!!


インドらしく、ダンボールが布で包まれていた。懐かしい。

で、ドキドキしながらダンボールを開けると、

ジャーーーーン!!
 

わぉ!!! 私好みのものが盛りだくさん!!
(既にスナックはいくつか食べてしまったので写っていないが、、、)

いや、それ以上に、「こんなにたくさん、、、、大変だったろうに、、、
(ナウシカの台詞より)

新型インフルエンザの影響で外出がままならないのに、こんなにたくさんのものを買い集めてくれて、、、私の好きそうなもの選んでくれて、、、、
送るだけでも大変だったろうに、、、、




けつお 「プレゼント 何がいい?」 

    「チャイマサラ!」 (注:チャイに入れるスパイスがミックスされたもの)

と答えたら、、、、

届いたのは チャイマサラだけじゃなかった、、、、


そのうち いくつかをごらんあれ!

まずは コレ!! コレなんでしょう??


 
これは スパイスボックスなんです! 私は最初 カレー食べる器かと思った(笑)

しかも これ、ただのスパイスボックスじゃない!

なんと、、、、




私の名前入り!!!
しかも 「きょうこ」 の 「よ」が ヒンディー語(マラティ語?)調という、ナイスデザイン!!
どうやら「よ」は難しかったらしい。


 
ボックスの側面にも名前が彫ってある!こちらの「よ」も注目!

すっげー 嬉しい!これ、まじで嬉しい!
けつおは たくさんのスパイスを送ってくれたので、是非このボックスに入れて大事に使おう。

あとねえ、これ! ↓

シャルクカーンのCD!! シャルクカーン知ってる日本人ってどれくらいいるのかな?
インドじゃ超有名なんだおーーーーっ 
アメリカのTIME誌に 「最も熱い男」のうちの1人に選ばれたんだってよ?

他にも スラムドッグミリオネアの音楽を作った人のCDとか、
懐かしいインドのスナック、ヌードル、それから私の大好きなインド料理“ウップマ”とか

あと ↓これ!!インドのステッカー!


これ↑ かなり凄いよ。インドの各地方の民族衣装だよ。
これ今度 母校の大学に行った時 教授に見せよう(私は大学時 東洋史専攻だった)


こんなのもある。ヨガ。 かわいーーーーーっ

↓これは SHIVAJIって書いてあるから シバ神の生い立ちなのかなあ?



よく見ると、、、


子供向けであろうステッカーなのに リアルだなあ。

 
!!
ちと リアルすぎやしないかい?

あとね、気に入ったのこれ↓ 題名 「Our helpers」

 




お医者さんの顔、ゴルゴ13に出てくる人みたい


  
すっげー がんばって洗濯してる。



ぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんぶ 気に入った!!

何よりも、こうやって一つ一つ私のために買ってくれて、
大変な思いをして送ってくれたということが

すごく嬉しいし、すごく感動した。

友よ、、、、本当に 本当に ありがとう!!!



チャイカップと コースター 

すっごい カワユス

チャイマサラと紅茶の葉っぱも届いたのだ~

誰かうちに遊びに来てーーーーっ このグラスにチャイいれてお出しします!

しばらくインド三昧な日々を楽しみたいと思いまーす


Bridge Over Troubled Water

2009-08-01 02:52:34 | インド 生活
Bridge over troubled water 邦題「明日に架ける橋」

いい和訳ですねー サイモン&ガーファンクルの名曲

母とサイモン&ガーファンクルのコンサートに行きました。
60歳前後と思われる彼らの熱い歌声に、涙しました。



このブログに「事故に遭いました」と報告してから一ヶ月以上経ってしまいました。

日本に帰国してすぐ、あらゆる方面の知人から「事故に遭ったって本当?」というメールが多数あったので、「まあ いずれバレることだし、、、」と、ブログという場をかりて報告させていただきました。

しかしその後1ヶ月も放置してしまったので、逆に皆様に心配をかけてしまったことをお詫びします。
本当に ごめんなさい。

帰国直後は、顔の骨折箇所が安定しなかったせいか、視力に問題があったのでPCを使うことを避けていましたが、

視力が回復しても、ブログを更新できませんでした。

どう強がっても 「大丈夫です!」と書くことができなくて、、、。
そのため、ブログどころか、メールを返すこともできませんでした。
ごめんなさい。
みなさん、本当に 本当に 心配をしてくれて ありがとうございました。


実は、インドで事故に遭ってインドの病院に入院していた時、前もってスカイプ面接を受けていた団体から合格通知がとどきました。
カンボジアで、日本の技術を通してカンボジア人の経済自立を促進している団体でした。そこで日本語を教える仕事でした。

カンボジアは、私が国際協力に携わることを決意したきっかけとなった国です。
これまでに4回訪れました。孤児院でのボランティアもしたりしました。
思い入れのある国です。いつか、この国の人達のテンポで、この国の文化を失わず、この国らしく発展できる手助けができたらいいなと 大学生のころから思っていました。
その夢が叶う切符が手に入りました。

だから、「合格」という報せを受けた時、とても嬉しく、自力でベッドから起き上がることもできなかったくせに、
「あと1ヶ月後には カンボジアに行くんだ!」
「カンボジアの生徒の為に がんばるんだ!」という気持ちでいました。

カンボジアでの就職が決まったことは、
長年の夢が叶って嬉しいというだけでなく、
「事故のショックや 傷の大きさなんて 大したことない!」と思える 強い心の支えだったんだと思います。

「カンボジアに行くんだから、こんな怪我 早く治さなくては! こんな傷 大したことない!」と 信じ込もうとしていました。

しかし
世の中そんなに甘くないですねー!

帰国して、日本の病院で検査や治療を続けて行くうちに
カンボジアに行けないことが わかりました。
自分が思っていた以上に、事故の怪我は大きかったらしく
今 このタイミングでカンボジアに行くことは無謀でした。

それがわかってからは、自分の心の支えがなくなって

深い穴の底に 一気にゴロゴロ落ちていってしまいました。

それまで 「カンボジアに行くんだから 大丈夫!がんばれる!」と思って
耐えていたことが、一気に耐えられなくなってしまいました。

「世の中にはもっと辛い状況に直面してる人がいるんだから こんなことでウジウジしてたらダメだ」
「今は辛くて苦しいけど、これを乗り越えたら人として大きく成長できるんだ」
「今は 神様が“休みなさい”と言っているんだよ」

自分でも 頭でわかっているし 周りの人達からも そう言われる。
もっともな意見だし 正しいことなんだけど

頭で理解してても 心が理解できない。

私の本来の性格は どんな逆境でもなんでもプラス思考に考える性格なのに
全てのことが マイナスにしか考えられない。

そういう状況で、事故のショック、傷、治療、不安、恐怖、焦りといったものが
自分の中だけでぐるぐる渦を巻いていき、
その渦を消化することもできず、排出することもできず、
どんどん大きくなる渦に 自分が飲み込まれてしまったんでしょう。

夜も眠れず 情緒不安定の日々で 柄にもなくメソメソした毎日で ごく親しい人以外には誰にも会いたくなくなってしまいました。

そう考えると、ほんと、「カンボジアへ行く」という希望、たった一つの希望だけで いろんなことが耐えられていたんだと思うと 生きることに「希望」って必要不可欠だなあって思います。

「ショーシャンクの空に」という映画の台詞で 
「Hope is a good thing, maybe the best of things, and no good thing ever dies」
という台詞があります。この映画を観たとき、この台詞が気に入って覚えていたんだけど、今回 この台詞に共感しました。



結局 事故から2ヶ月経って、ようやく気持ちが落ち着きました。
今なら
「私は 大丈夫です!!」と 多少強がりながらも(笑)言えることができるようになりました。

ちなみに、身体も心もともに「大丈夫です!」

身体もまだまだ全快ではないし、心も、きっとまた折れることもあるでしょう。
でも 「大丈夫です!」と言えるのは

「希望」に代わって 私を支えてくれた家族と親友達のお陰です。

私は 事故に遭った後の自分を受け入れることができませんでした。
身体の怪我のことはもちろん 自分の精神状態、つまり全てをマイナスにしか考えられず 抜け殻のような状態が 嫌でした。
 
けれど、家族や親友達は、事故に遭う前の私も、遭った後の私も、どちらも同じだと言ってくれました。
私自身でさえも 嫌気がさすような暗い状態を受け入れてくれました。

“存在するだけで意義があるんだよ”と言ってくれた親友。
“きょうこの辛さはきょうこにしかわからないけど、どんなに時間が掛かっても 一緒に良くなっていこう。治していこう。一人じゃないよ。”と言ってくれた親友。
“不安は愛には勝てません”という名言をくださった大先輩。

サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」の歌詞のように
私を支えてくれている人達がいること、そしてその人達の深い優しさ、思いやり、愛情に、心が救われました。 
しかも 日本に留まらず、インド、トンガからも届きました。大好きな人達からの愛が、、、(>△<)

今回事故に遭ったことに、もし意味があるとしたら
それは きっと
人の優しさ、愛情、思いやりを 改めて感じる為だったのかと。

今回ほど 人の温かい心に救われたことはありませんから。

傷が残るのは、それを忘れないためなのかと。


神様が 生きるチャンスをもう一度与えてくれたのは、
今回受け取った人の優しさ、愛情、思いやりと同じものを これまで出会ってきた人々、これから出会う人々に渡すためなのかなと思います。

私も 大好きな人達の「明日に架ける橋」になりたいなと思いました。

インドで交通事故に遭ってしまいました。

2009-06-13 00:14:39 | インド 生活
知っている方もいらっしゃると思いますが、

先月20日、帰国まであと一週間というときに インドで交通事故に遭ってしまいました。

頭蓋骨陥没、両頬骨折、鼻大破、歯6本喪失で、意識不明の重体でした。

死んでいてもおかしくない事故でしたが、おかげさまで一命をとりとめ、6月初めに帰国することができました。

現在は近くの病院に通院しながら 検査をしている状態です。

また、おいおい詳細はアップしていきますが、

今回 また神様から生きる権利をもらえたのは、手術後と入院中、24時間体制で 必死に私を看病してくれた両親、親友達のおかげです。

大事な人たちに多大なる心配をかけ そして苦労させてしまい 本当に申し訳ないです。
インドの病院は アンビリーバブルだらけだったので 駆けつけてくれた両親と親友達がいなかったら 私は今ここまで回復できていないと思います。

また、もしインドの病院で ひとりぼっちだったら

きっと いろんな現実に打ちのめされ 立ち直れなかったと思います。

本当に 本当に ありがとう。命の恩人です。

また 帰国後 涙をためて成田空港で待っていてくれた親友達。
私のテンションをあげようとしょっちゅう遊びにきてくれる親友達。
私が帰国したその日にすぐ電話をかけてきてくれたトンガ同期たち。
人づてに事故の話を聞いて、電話をかけてくれたKヶ根の仲間たち。

皆様のおかげで、事故後 動かしづらい顔から 嬉しい涙と 幸せな笑いがこぼれました。


そして 同時に、今回 私の事故により、多大なるご心配とご迷惑をおかけしてしまった皆様に、心よりお詫び申し上げます。

本当に ごめんなさい。

さまざまな方に、たくさん たくさん 心配をかけてしまい、 中には日常生活を犠牲にしてまで看病してくれた人もいて、本当にお詫びの仕様がありません。

今 こうやって呼吸をして生きていられるのは、皆様の愛情、優しさ、励ましがあったからこそと、厚く御礼申し上げます。

ほんとうに ありがとう。

Thank you very much.

Malo `aupito

Nanduri

ますはとりあえずご報告かたがた御礼まで。


スリさんち訪問

2009-05-07 03:22:32 | インド 生活

最近は帰国が迫ってきたから、イベントラッシュなのだ。

ラディカ先生のうちに泊まって、 ヘムのうちに泊まって、翌日は スリさんちにランチに招かれた。

ラディカ先生とヘムは大学の同僚(どちらも英語の先生)だけど、スリさんとは、会社の上司。

スリさんちには 以前 お邪魔したことがある。 → その時の様子はこちら と こちら

最近イベント続き&引継ぎ書類作成に追われる毎日で 疲れがとれなくて またもや 予定してた時間よりおそく起床。まあ つまり 寝坊。。。

私の家から、スリさんのうちまではバスを乗り継いで約3時間半。

日本で、3時間半もバスに乗ってどこかに行くなんて、小旅行のようですが、
インドにいると 3時間半の乗車で向かう目的地は、たいして遠くないと思ってしまう。

なんせ、小旅行っつーのは バスの乗車時間10時間
     旅行は 20時間。

それに比べりゃ 3時間半なんて あっちゅーま。

寝坊して予定より2時間遅れたが、すばらしきかな インド。 ノープロブレムだった!


今回のランチは こ  ち  ら!! 


ニンジンと サンバルライス、アッパラムとスナック! 
もちろん食後には タイルライス(ヨーグルトライス)!!!

うまい! うまい! うまーーーーい!!!

あー なんで日本でもっと手軽にインドの家庭の味が楽しめないのか。
スパイスをいっぱい買って帰るしかないね。こりゃ。

気を遣ってスプーンを出してくれたのですが、スプーンでインド料理を食べるのは難しい。
少なくとも私にとって。。。

↓ がんばって スプーンでトライ!



食後は この前私があげた箸の使い方をみんなで勉強した。

↓娘二人は日本語を勉強しているので、興味津々!! しかも 妹のディヴィヤちゃんは 箸を使いこなせてた!若いっていいねー 脳みそ柔らかいんだよ。 習得が早い!




↓ ママのスジャータさん も お箸を練習中!
   スジャータさんは優しくって明るくって素敵なお母さん。いるだけで その場に花が咲くような人。



↓インドの“高倉健” その名も “スリニバ サン” 箸を練習しながら、
 「日本食には全て鰹ダシが入ってて 臭くて食えたもんじゃない(スリさんは ピュアベジタリアン)。」と 鰹ダシのきいたせんべいを ノンベジだとは気がつかず「うまい うまい」とボリボリ食べてた日のことを すっかり記憶から消しているスリ氏。

「お前ら 貸してみろ! ほんっと へたくそだなあ~ こんなのは簡単だ!」と家族のメンバーから箸をぶんどって使い始めてみたものの、、、、、



おーーーっつ スリさん?!全然 つかめてない!
しかも、もしかして 一番 下手?!

いやーーー 今日もやっぱり楽しかった。

そして この日はただランチを食べに行ったわけではない。
長女のラミャさんが このたび結婚することになったので、そのお祝いのご挨拶も兼ねておりました。

ラミャさんは この前会った時より、かわいくなってた

親が決めた相手だからすぐに恋愛感情は抱けないとはいえ、やっぱり将来の伴侶となる相手と顔合わせをした後は、気持ちに変化がでるのでしょうかねえ。

しかし、この結婚、急に決まったのです。
スリさんは 前から 「仕事よりも娘の婿探しに忙しい」と自他共に認めるほど、長女の婿探しに精を出していたんだけど、なかなかいい人がいなくて、それでもねばって探していたところ、

「この人なら・・・!」と思える人が見つかったそうで、でもその男性はスイスで働いているため、次にインドに一時帰国する時に 儀式関係を全部済ませようということになったみたいで、ドタバタ準備が進んでいる様子。

先々週、その花婿さんが一時帰国して 婚約の儀式?みたいなのを行ったらしく、その時の写真を見せてもらった。

伝統的な衣装に身を包み、幾分緊張しているラミャさんの隣には、笑顔の素敵な優しそうで賢そうな花婿が立っていた。

直感

この人は 花婿として最高の人だ!と思いました。

こんなに感じのいい人が花婿さんで、本当によかったねえ、ラミャさん!
私は 自分のことのように嬉しかった。

たくさんの写真を見ていると、空港で撮られた数枚の写真に目が留まった。

1 ピンク色のかわいいサリーを着て、空港の到着ゲートの前で 心細そうな顔をしているラミャさん。

2 到着ゲートで ラミャさんが花婿さんに 花束を渡している様子。

3 2の直後に撮られたのか、花束を受け取って 照れながらもニッコニッコの花婿さんの写真。

これって、、、、

もしかして、、、、、????


「そう、初めて花婿さんに会った瞬間の写真。」



それって、、、、、
すごいことだよね?! この写真、すごい写真だよね?!

だって 考えて見てください。

自分の妻や夫となる人と始めて会った瞬間の写真を持っている夫婦って、この世の中にどれくらいいるだろうか。


いいなあーーー って思いました。 素敵。

ちなみに 始めてあった日の2日後に婚約の儀を行って、その翌々日に花婿さんはスイスに戻ったらしい、、、、。


ラミャさんに、「おめでとうございます!とってもすてきな人ですね!私はとっても 嬉しいです!」と言うと、ラミャさんは照れたように笑いながらも、なんだか複雑な表情。

「だいじょうぶ?」と聞くと、「はい、、、、」と返事に力が無い。

お母さんと妹の話によると、やはり結婚したらインドを出てスイスに住むことを考えると 落ち込んでしまうんだとか、、、、。

そっかーーーーー、、、、、。
自分で選んだ相手じゃないということは、結婚後の生活も自分で思い描いていたものとは全然違うものになる可能性のほうが強いんだよね。

しかもさ、きっと まだ 花嫁、花婿 ふたりっきりで 話す時間もないし、
全てが未知で、不安でたまらないよなあ、、、、


がんばれ、ラミャさん。

大丈夫。この人なら、きっとあなたを幸せにしてくれるよ。




インド人の親友のお家にお泊り の巻 その2

2009-05-06 03:26:01 | インド 生活

はいっ とゆーことで、おめかしをしたOVIYAと ヘムと ヘムのお姉さんスギと クティの4人で 

夜のお寺へレッツラゴーーー!

4人みんなで手をつなごうとするから、非常に歩きづらいのだが、こうやって 家族で手をつないで
(いつの間にか自分もヘムの家族の一員になりきっている、、、)
夜道を ぶらぶら歩くのって いいなあ、、、、 

日本の夏祭りに 家族で行くような雰囲気。


夜のお寺は 電飾がとても綺麗。

夜になっても 象はいます。しかも 一頭増えてた、、、。

↓ 夜見るとこわい。



「Do you want to be blessed by the elephants?」 と聞かれたので、

「??? Yes.」と答えると、ヘムは ささっと2ルピー払って、私の頭を象の鼻の下に持っていった。

えええっ???

なに なに なに? こわいっ こわいっ こわいっ

すると 象が鼻の先を私の頭の上に ゴンッ と乗せてきた

ぐわし!! まさに 「ぐわし」!!

ヒンドゥー教徒にとって 象は神聖な動物なので、こうすることで神様のご加護を受けられるんだって。

いい体験をさせていただきました、、、 

自分の頭の上に象の鼻が乗っかった28歳日本人女性。きっと この世に一人でしょう。

みなさんも once in a lifetime experience いかかですか?


夜のお寺は、昼間の暑さはどこへやら。 涼しい風が心地よい。
昼間の日光の暑さが、ほんのり地面に残っていて あたたかい。

この夜、神様の像を載せた黄金のChariotが 寺をぐるりと回るというので Chariotが登場するまで
座って待つことに。

ほんっと、日本の夏祭りみたい。 打ち上げ花火が上がるのを待っている気分。




待つこと1時間半!!!

ついに登場 黄金のChariot!!

じゃ~ん!!


↑ 神様の像が乗る前。


↑ 神様が乗っています。 わかるかなあー? 真ん中の、花が両脇にたくさん乗せられているのが神様。

きれい~!! 

みんな この黄金chariotの周りに集まって、写真を撮ったり、拝んだりしています。

なんだか、、、、、

なんだか、、、、、

すごいなあー

宗教心というものを捉えにくい日本人にとって、やっぱりこういう風景に とてつもないパワーを感じる。


お目当ての黄金chariotを見たので、帰途につく4人の兄弟。

途中で ジュース(インドの ど甘いジュース)を みんなで買って一気飲み。 うめ~
なんだか 最近 味覚がすっかりインド人になってきた。
インドに来たばっかりのころは 甘党の私でもインドスイーツのガツンとした甘さは 「」だったけど
最近は 「うまい」と思う。 

それにしても この国で 甘くない飲み物ってあるんだろうか、、、、。

おうちに帰って 屋上に上って 寝っころがって 夜空を眺めていると

「ご飯できたよ~!」との声!!

うれP たのP まんもす やっP 

キッチンに行くと、ヘムとスギが料理をしていました。
作っているのは Wheat dosa !!  



↑ クッキング中 ヘムとスギ in ムームー じゃなかった Nightee

↓ドーサを作ってるヘムを動画で撮ってみました。





そして 出来上がった ドーサが 

こ  ち  ら 



嗚呼っ、この おいしさっ!! どうしたら 君に伝えられる? この想い。 君に届けっ!!

ちょっと 「美味しんぼ」風に 説明してみよう。

「あら?山岡さん、これなんですか?この食欲を刺激する芳しい香り!
 食べてみよう。 わぁっ なにこれ? パリパリッとした表面。でも中は ふわぁッと柔らかい。
 なんだか 懐かしいわあ。そして この
ほんのりとした甘さ。 そう、ママの味。
 この左上にある粉末は、、、、 まさか、ダルパウダーー?!
 へぇぇー、ダルパウダーに ギーを混ぜて ペースト状にするのね。ダルパウダーにはチリパウダーも
 混ざってるから ちょっとしょっぱくって ドーサにぴったり!」

あ、私 美味しんぼ 見たことないや。 

それにしても、うまかった!!! 6枚ペロッと食べちゃった。時刻 9時半。
ドーサを平らげた後、 仕上げはやっぱり タイルライスでしょう!
(タイルライスとは ごはんにヨーグルトを混ぜたもの。) 

これがさぁ、また、さっぱりとしてて 食事を締めくくるのにピッタリ!!

あー インド料理。 うまいぜ! あと数週間で これが手軽に食べられなくなると思うと凹む

↓ タイルライスを食す私。 なんかチンパンジーみたい。屋上で寝てたから 髪ぼさぼさ。


↓うまかったぜーーー ヘム ありがとーー! ヘムのおさげ かわいー


ご飯を食べた後は、みんなで 屋上に上がって ござをひいて ごろり。

夜風が ふわぁーっと吹いてきて 気持ちいい。 

寝っころがって 星を見ながら いろーーーーんな話をした。

家族の話、仕事の話、ダイエットの話、恋の話。

インドの結婚は、お見合い結婚。
同カーストであることが大前提。その上で、ちゃんとした教育を受けていて、マスター degree を取得し、いい仕事をしている人、もちろんいい家族の下に生まれ育った人 等などいろんな条件をクリアした人を 花婿 花嫁候補として選び、その後、ホロスコープでお互いの相性をチェック。
ホロスコープの結果がよければ 晴れて結婚ということになる。

こうやって インド人は みな必ず結婚する。

恋愛結婚は、よくないこととされている、、、、、。


でも ヘムは、、、、、 今 恋をしている。

本人は それを 「恋」とは呼ばないし 「ボーイフレンド」という言葉も使わない。
使わないというか 無理に避けている。“フレンド”と呼ぶ。

でも ヘムの話を聞いていると、 それは「恋」であり 「ボーイフレンド」だと 私は思う。

もちろん その相手と キスしたり 手を握ったりすることはないんだけど、
でも
彼女が持っている感情は、私も良く知っているもの。 恋だ。


彼女も そのフレンドも お互い 自分達が親の決めたお見合い結婚をすることが当たり前だと思っているし、彼らが結婚することはありえないことだって よくわかってる。

「でも、、、、 もし、、、、 いろんな条件がうまくいくことがあったとしたら “フレンド”と結婚できたら
 きっと 私は幸せだと思う。」

ヘムは 屋上に寝っころがりながら、両親に聞こえないように ヒソヒソ声でそういった。

そして その後すぐに、

「でも それは無理なことってわかってる。
 
“フレンド” がもし私と結婚したら 彼の人生はタフなものになる。
 私の夢は、才能のある彼が、いつか人生で成功する姿を見ること。
 例えば研究に成功して雑誌に載った彼を見たり、テレビに出たり、なんでもいいの。
 私が結婚して 彼と会えなくなっても、彼が成功した姿を間接的に知ることができたら 幸せ。
 彼には 絶対に 何かを成し遂げてほしい。
 それだけが願い。」

そしてヘムは2ヶ月後に お見合い相手と結婚する。

ヘムが“フレンド”からもらった曲 「Everyday I love you」を聞き 星を見て
 ヘムの話を聞いていた。

すごく切なかった。 

でも 「彼には 絶対に 何かを成し遂げてほしい。」そういったヘムの声が 力強くて 前向きで
あたたかかった。

自分にはなかった考え方。価値観。


恋愛感情を持っていても それを「恋」と呼ぶことを避ける。

相手の幸せだけを 願う。 相手が すばらしい人と結婚して すばらしい家庭を気づくことを 願う。

なんていっていいのかわからない。そういう人生も、、、、あるんだなぁ、、、、、。


ヘムの話を聞いたり、私の話をしたり、長い夜だった。

夜空を眺めててたら 飛行機が飛んでいった。
あと 数週間後には 私はあれに乗って インドを去るんだなあ。

「さみしいね」
「がんばってお金貯めて きょうこに会いに、絶対日本に行くからね」

インドで こんなに何でも話せる友達ができるとは思っていなかった。

本当に寂しいよ。

でも 別れるのが辛いと思える人がいることは幸せだ。




センチメンタルになりすぎて 気がついたら 12時を過ぎていた!!

翌朝 5時半に  起きなきゃいけないのに!!
急いで屋上を降りて、部屋にもどって ヘムとスギと私の3人、小さな部屋の床で寝た。

しかし、、、、

暑くてねむれんっ!!!

部屋が狭いから日中の熱がこもったまんま! そこへ3人娘が くっついて寝るもんだから 暑い!

しかも みんな 無駄に距離が近い!! 何故に 散らばって寝ない?

暑くて Nighteeの裾をあげると、すかさず隣で横になってるヘムが私の裾を下げる、、、。

この真っ暗闇で なぜわかるっ?!

そんなこんなで ラディカ先生んちに泊まった時同様、なかなか寝付けず。でも 30分後くらいに眠りに落ちた。

翌朝 5時半に起きて シャワーを浴びて 着替えていたら、

スギが、「朝ごはん作ったから 大学に着いたら食べてね~」と お弁当箱を渡してくれた。

中身は 私の好きな ウップマだった!

↓ ウップマ。



インド人、、、、 やさしいよぉ、、、、

ウップマ、、、、 うまいよぉ、、、、

あっというまの お泊りだった!!
すんげ~ 楽しかった!
すんげ~ 幸せだった!

インドが 更に 更に 更に 好きになった!

絶対 また ヘムの家に遊びに行きますっ!!


インド人の親友の家にお泊り の巻 その1

2009-05-05 04:08:38 | インド 生活

先週の金曜日は メーデーで大学が休みだったので、大学の同僚ヘム(英語の先生)のおうちにお泊りに行った!

私の住むケランバッカムという町から、バスでマハーバリプラムまで行って、そこでバスを乗り換えて、ヘムの住むカーンチプラムへ向かう。所要時間は約3時間。

カーンチプラムは遺跡やお寺で有名な町。
ヘムが張り切ってカーンチプラムを案内するというので、早起きしてケランバッカムから6時のバスに乗って、9時にはカーンチプラムに着く予定だったのに、、、、、

寝坊。。。。

家を出るはずの時間に起きてしまった。 ゴーーーン。

急いで支度して、バス停まで競歩で向かっていると、

「マダム!!」 と 大声で呼ばれ、振り返ると なんと 学生がバイクにまたがっていた。

私のことを「マダム」と呼ぶ学生は、私の教え子ではない。
つまり 他の先生の教え子か、もしくは上級生。

「マダム!Where are you goin?というので 「カーンチプラム」と答えると、

「Oh! I also go to カーンチプラム!というので 「Oh, no, no, first I have to go to マハーバリムラム then get the bus from there」と返すと、

「Oh! I also go to マハーバリプラム」 とおもしろいことを言うので、ご要望にお応えして バイクの後部座席に乗ってみた。

休日の朝から 暇なのねー 学生って。

あれ?!
大型バイクに ノーヘルメット。気がついたら時速100キロ以上出てますけど?!
口を少しでも開けようもんなら、よだれが ぶわーーーーーーっと 飛んでいきますけど?!
ほっぺたの肉が ぐわぐわぐわーーーっと 後ろに流れていきますけど?!
いいよ いいよ! ウィリー なんてしなくていいってば?!

おかげで あっという間にマハーバリプラムに着いた。
ありがとう ウィリーくん。君は一体 何年生なんだい? 日本語履修生なのかい?

まあ いいや。 で、マハーバリプラムからバスに乗って2時間。無事 カーンチプラムに到着!

ヘムが
「今日はサリーじゃなくて シャルワールを着て来てね!きょーこが よく着てるやつだよ?」
と言っていたので、 私が気に入ってよく着ているシャルワールを着て行くと、
なんと ヘムも 私のシャルワールにそっくりのデザインのものを着ているではあーーーりませんか!!

私  「ちょっとーーー 双子みたいじゃあーーーん
ヘム 「ベストフレンドだもん!

かわいいねえー インド人。 同じ歳とは思えないよ。私の方が丸顔で 幼いけどさ。


↑シェアオートの中。 しかし ひどいね。この丸顔は。。。。


で、まずは 朝食に私の大好きなプリを食べて カーピー(あまーいミルクコーヒー)を飲み、

いざ お寺めぐりへ!!


↑ 南インド特有の ゴープラム。美しいですねえ。

ヘムの家族は、カーストの最高位“ブラフミン”に属しています。ブラフミンは祭司の仕事をするカーストなので、お寺で儀式を行っているブラフミン達の多くはヘムと知り合いでした。

でも、ヘムは
 「あたし、この前 友達と一緒にレストラン行ってさ、
友達の頼んだチャーハンをおいしい おいしいって言いながら食べたんだけど、
後で、“あのチャーハン 鶏肉入ってたよ”って言われたのよ!
気がつかなかったけどさ、どうやら鶏肉はおいしいみたいだね!
うちは ブラフミンだから ピュアベジタリアンだけど、
私は女で 祭祀をつかさどってるわけじゃないからさ、
ちょっとくらい ノンベジ食べてもいいでしょ~?ってことにした。」

“ってことにしたっ”ていう感じでいいのだろうか、、、。 そういうもんなのかしら、、、? おもしろいけど。

そういやあ 会社のスタッフ スリさんもブラフミンなんだけど、以前 社長が買ってきた日本のおせんべいを 「うまい!うまい!」と ボリボリ食べまくった後で、「これは もちろん ベジだよね?」と確認したところ、鰹ダシが使われていたことが判明し、非常にショックを受けた後、「でも これはノンベジと知らないで食べたんだから、例外ということにする。」と言っていたという話を聞いたことがある。

時に 「臨機応変」な対応が要求されるのですね。この国は。



この日は 3つのお寺を回った!! シヴァ神の寺院、ムルガン神の寺院、あともういっこは何の神様のお寺だったか、忘れた、、、、。

インド文化フリークな私にとっては すんごい楽しい時間だった!

ヒンドゥー寺院の内部って ヒンドゥー教徒以外は入れない場合がほとんどなんだけど
ヒンドゥー教徒の友達と一緒なら、入ることができるのです。
まあ、私は いつもサリーかチュディダール、シャルワールを着て、ビンディとクムクムをおでこにつけているので、殆どの人は 私が外国人じゃなく 「ビハール州出身者」「マニプール出身者」と思ってるけど。

お祈りの仕方とか、祭司の仕事とか、とにかくいろんな知識を得ることが出来、大 大 大満足!!

しかし この暑さで 裸足で寺院を歩くと、足の裏が焼けるように熱い!!!
火の上を歩いた 卑弥呼の気持ちがちょっとわかりました。悟りました。心頭を滅却しても 火はまだ熱い。


ちなみに、上の写真(シェアオート内で撮ったアップの丸顔写真)で 私がおでこにつけているのは ビンディ(赤い点)と 牛の糞を乾燥させて香料と混ぜたもの(白いやつ)。

ビンディはお店で変えますが、この白い粉はお寺でお祈りした後、祭司さんからもらいます。

↓ お寺には 象がいたりする。(象の額に三本線がひいてありますが、これはシヴァ派のマーク)



殺人的な暑さの中、ヘムと二人、徒歩で寺院をめぐる。
私は歩くことが好きだ。 ヘムも歩くことが好きだ。

二人で いろーんなことを話しながら(主に恋愛話)キャッキャ いいながら 歩いた。
年齢も近いし 笑いのセンスも似てるから ほんっとに楽しかった!!


ヘムは 「きょーこに 何かあったら私の責任!」と 常に私の手を握っていてくれました。
かわいーねー
気がついたら 私も自然に ヘムと手をつなぐか 腕を組むかしていました。
ラブラブやん。 付き合い始めた恋人同士みたいよ。

ちなみに インド人は 女の友達同士だけでなく 男の友達同士でもでをつなぐ。かわいー


で、お寺でヒンドゥー文化を満喫した後、ヘムの家へ!

まずは、シャルワールを脱ぎ捨て、インド人女性の部屋着(南インドだけかな?)であるナイティに着替え!

ヘムがナイティを貸してくれました。 ムームーじゃありませんえ~ Nightie つまり ネグリジェですぜ~

みんなが 「このナイティはきょーこに似合ってる!あげるから日本でも着て!」というので 日本でも着ることになりました。どこで着ようかな。常磐ハワイアンセンター?



ヘムの家族は みんなとってもいい人だった!(でも いろいろ家庭内に事情はあるみたいだけど、、、、)


ヘムの甥っ子 ラムル君。↓ 

ラムル君は 13歳なんだけど、みんなからクティ(ちび)って呼ばれてる。

でも このクティ、ちょーーーーー かわいいんだよ!いたずらっこなんだけどさー 憎めないっ!
私のこと 「きょーこ sister!」って呼んでくれてさ、いっつも ちょこちょこついて来るの!
どこか出かけるときは 必ず私の手を握ってきてさー かわいーよねー



ランチは ヘムのお姉さん達が作っていてくれましたーーーー

今までインド人のお宅でご馳走になったのは3回くらいあったけど、ちゃんとバナナの葉っぱを使って、床に置いて食べる食べ方をしているのはヘムの家が初めてでした!うれP!

し か も

おいすぃ~!!!



当たり前のように出てくる 数種類のごはんにももう慣れました。
この日のメニューは サンバルライス、プレインライス、カードライス、ポリヤル、チャツネ、ラッサム、ダルパウダーとギー でした!

全部 むちゃくちゃ おいすぃ~!!!
 特に、ダルパウダーの旨さといったらないね!

インド料理 ばんざーーーーーい!

で、食後は もちろん、


昼寝!!

この辺、トンガを彷彿させますね、、、トンガと違うところは、「暑さ」。

最近 むちゃくそ暑い。呼吸すると 熱い空気が肺に入り込むのがわかるくらい熱い。

そして、一日で一番暑い時間帯に 停電! 

何もしてなくても 汗がダラダラたれる暑さだっていうのに、いや~ 人っていうのは不思議なもので、
食後の睡魔には勝てないんですね~

大汗かきながら 大爆睡していました。 汗でベッタベタになるころ目が覚めました。
気がついたら夕方の4時でした。昼過ぎから夕方まで みんなで 爆睡していました。

ヘムはずっと起きていたようで、私がゴロゴロ転がって 私のナイティの裾がはだけて足が見えてしまったら、いちいち裾をなおしてくれていたそうです、、、、
 
お恥ずかしい、、、、。
ちなみに、インドでは 女性の露出は良くないこととされていますが、特に足首と肩を露出することは最も倦厭されます。

電気も復活し、外の日も翳って 夕涼みにはいい時間。

この日は金曜日だったので、各お寺で 神様を乗せたChariot(神輿?2輪馬車?)が披露されるので、見に行くことにした。

お寺に行く前に まずは おめかし!

ヘムの家族がみんなおもしろがって 某お昼の番組「亭主改造計画」 ならぬ 「きょーこ 南インド人化計画」が始まった。

マリヤラム州の伝統的なサリーを着て、アクセサリーを とっかえひっかえつけて 髪の毛にはジャスミンの花をつけて おでこにはビンディとクムクムをつける。

それでは 登場してもらいましょう!

 これで 正真正銘 東京出身ではなく マニプール出身です!
  インドの名前もつけてもらいました。

  OVIYAさんです! どーぞーーーー

        ↓





ということで 私は OVIYAという名前になりました。今後とも ご愛顧のほどよろしくお願い致します。

その後は撮影大会になったんだけど、
私がいっつも ピースして写真を撮っていると

ヘム 「それ 何?」
私  「え? ピースサインだよ? 日本人は写真撮る時 このポーズするんだよ。」

と教えると、みんな気に入って、「ピース ピース~」と 写真を撮る時は いつもピースをするようになった。

しかし、このピースサイン、タミルナードゥ州では、ある政党のマークなのです。
ということで、クティは、「ピースサインじゃなくて、僕のサインを作った!」と 
楳図かずお の“ぐわし”サインに似ているサインを編み出した。

しかし 残念ながらこのサインは流行らなかった、、、、、  ↓ インドのぐわし




↓ 家族写真。 



友達が見た「私の夢」

2009-05-05 01:21:04 | インド 生活

私の友人が 最近 私の夢を見たそうです。

友人の名は、よーちゃん と言います。 トンガ隊員なら知っていますね。 伝説のめっこ離島隊員です。
この人の存在自体芸術なのですが、その人がみた夢の内容をメールで送ってきたので、ここで紹介してみようと思います。

以下 ご本人による説明文をそのまま抜粋。



昨日、西部新宿線に乗ってたら、偶然きょんちゃんに遭遇!

帰国直後で、黒かったけど、スリムになってた。
おそるべし、インド

でも、何がびっくりしたって、3歳くらいの子供連れてたんだよね。
インドから連れてきたって!

英語で、何ていう名前?って聞いたら、ムスカってかわいく答えてた。

んで、きょんちゃんちに行こうってことになって、駅降りたら、ムスカが行方不明になって、大変だったよ。

きょんちゃんちで、今度は何気に日本語で「ムスカ、何食べてんの?」って聞いたら、
流暢な日本語で「カレーライスだよ。」って言うから、
「日本語できんの?!」ってきょんちゃんに聞いたら、
この前一時帰国したときにインドに連れてったコだから日本人だよって。

びっくりしたわー。

そしたら、次わたしがライオンの赤ちゃんに追いかけられて、逃げたんだけど、あー、食べられる~って瞬間に目が覚めました。

こわかったー。
びっくりしたー。


なんで 私がスリムになってたら 「おそるべし」なんでしょうか。

「ムスカ」って、、、、 天空の城ラピュタに出てくる悪役の名前じゃん。インドと全然関係ないやん。
しかも その名前で 日本人なんだ、、、。

さらに ムスカが食べてるのが カレーライスというベタなチョイス。やっぱ ムスカ インド人なんじゃん?
和食を食え、和食を。せっかく 日本に帰ってるんだったらよ。
ちなみに、
インドに 「カレーライス」という食べ物はありません。

どっから出てきた ライオンの赤ちゃん。。。



さすがです。よーこさん。 そりゃ トンガでボヤ騒ぎおこしますわ。 そりゃ 検便と検尿の容器間違えますわ。 そりゃ、調整員にお金借りますわ。

これからも そのままの君で!!!





↑ ムスカいるかな? (近所の子供たち)





↑ムスカ? (コマで遊ぶ 近所の子達)




↑ ムスカでしょ? (近所の子達)


↑ 行ってみたいな こんな歯医者。ネーミングセンス 抜群。


インドの結婚式に インド人に成りきって行ってみた

2009-05-01 02:24:27 | インド 生活

大学の数学の先生 ラメーシュ先生(男性)が、
めでたく結婚が決まり、水曜日(平日じゃん?)に結婚式を挙げるといういうので、

そりゃあ めでたい!!(いい機会だ!) ということで、

私はラメーシュさんとほとんど話したことがなかったけど、勝手に 参加させていただくことにした(笑)

わくわく~ インドの結婚式、出てみたかったんだ~

気合入れて、美容院でメヘンディ(ヘナ)をしてもらいました。



メヘンディは おめでたいことや 行事があるときにするんだって。

40分かけて両手に模様を描いて、乾燥させます。

乾いてきたら、ココナッツオイルか、砂糖水をつけて、さらに色を定着させます。



↑ 乾燥して 剥がれてきました。

で、3時間くらいしたら 手を洗うと、



↑かんせーーーーい



↑ 反対の手。 違う模様を描いてもらいました~


ということで、花嫁でもないのに、準備は万端!!

結婚式会場は、ラディカ先生の家の近く。

昨日の大学が終わった後、ラディカ先生のおうちに遊びに行って、着替えて、結婚式に参加するという流れになりました。 結婚式の後は、ラディカ先生の家に泊まるのだ!!

ラディカ先生の家は 学校からはバスで一時間。道中も いろーーーんな話で盛り上がる盛り上がる。

楽しすぃなあーーーー

で、ラディカ先生の家に着いたら、さっそくご近所に挨拶周り(笑)

大家さんやら、同じアパートに住んでいる人達やらに紹介され、
その度に チャイやスナックをいただき 幸せいっぱいーーーー

しかも 楽しいーーーーー

そこまでタミル語がわかるわけじゃないけど、やっぱ協力隊時代、トンガ語が日常生活で使われている離島で2年間暮らしたせいか、言葉わかんなくても、だいたい何話してるのかわかるーーーー

で、ラディカmadamのおうちに戻って、チャイやインド料理の作り方を教えてもらって、

夕方5時すぎから、スタート。

何がスタートしたかっていうと、

結婚式 参加準備。

所要時間約1時間。

↓ 完成作品。


はいっ インド人の出来上がり。

私はシルクのサリーを持っていなかったので、ラディカ先生のサリーを借りました。

鏡の前で、あーだこーだ言いながら いろんなサリーを合わせたり アクセサリーをつけたり
髪の毛を結んでもらったり ジャスミンの花をつけてもらったりして


女性が集まって、みんなでお互いの衣装とかアクセサリーをチェックしあいながら おめかしするのって楽しいなあー

久々に 女性らしい時間を味わった! こういう楽しみって女の子の特権だよね~



ラディカ先生と 腹を出しちゃって 今更アムラー きょんこ。

しかし 私も髪の毛伸びたね。 マッチ棒ヘア さようなら。

結婚式に行くことより、準備に気合が入りすぎた感は否めない。

最高に着飾って 満足げに家を出てオートリリキシャに乗った後、ラディカ先生が 「あれ?!きょーこ、お祝いの品、忘れてない?」と言うまで

英語の先生と 日本語先生がみんなでカンパして買ったお祝いの品(鍋)を家に忘れたことに気がつかなかった 私。。。。

久々のおめかしに集中しすぎたっ!!

だーーーーー   あぶなかったぜーーーー 気がついてよかったーーーー
(気がついたのは 私じゃなくてラディカ先生だが)

慌てて家にもどって お祝いの品を取って、今度こそ 結婚式会場へ!!

ババーーーーーーーン!!!

これが 結婚式会場!(披露宴会場という方が正しいね)

ど派手ですなあ。

新郎の控え室に挨拶に行って、「呼ばれてないのに、来ちゃいましたってへっ」と言いながら、お祝いの品を新郎ラメーシュさんに渡しました。

ラメーシュさんは、

「同僚なんだから、遠慮なく式を楽しんでいってね。大学の先生 全員に招待状を出したわけじゃないんだけど、でも全員に来て欲しかったから 来てくれてありがとう」

 


さ、

かっ

っかーーーーっ 

やっぱ 違うねえ

新郎は 違うねえっ

新妻を迎えようとしている男は 違うねえっ

このっ このっ 幸せ者めぇ

で、お言葉に甘えて 遠慮なく楽しむために、

まずは手始めに 料理を楽しんでみた。

もう慣れたけど、ご飯だけで4種類くらい出てくる。(わんこそば形式)

ビリヤニ、 サンバルライス、プレインライス、カードライス。

それにチャパティもある。

こんだけ炭水化物とってたら そりゃ 太るぜ。 

デザートはアイスだった ラメーシュ! ありがとう ラメーシュ!!

かなりの量を平らげた後は、これ↓。

名前聞いたけど忘れちゃった。 葉っぱに スパイスみたいなのと 赤いクリームみたいなのを挟んで、
口に放り込み、くちゃくちゃ咬む。

消化を促すんだとか。 口が真っ赤になります。

これを咬ながら、

私が  「あああ~ よく食べた~」 というと

ラディカ先生 「ねえ~ よく食べたね~  じゃ、帰ろうか?」


ええええっ?!

帰らない、帰らない!!帰りませんよ? だって まだご飯しか食べてないよ?
新郎には挨拶したし お祝いの品も確かにあげましたけど、

まだ新婦に会ってないよ?

というか まだ新婦さんはお寺にいて、会場についてないよ?

私 「せ、せめて 新婦さんを見てから、、、、」

ラディカ 「ああ!そうだね!まだ新婦さん見てないね! あ、じゃあ 帰り道で見られるよ!さ、オートリキシャに乗った 乗った!」

ちゃきちゃきおばさん ラディカ先生が てきぱきしだしたら、もう誰も止められません。

気がついたら オートリキシャの中に押し込まれていました、、、、

新郎ラメーシュさんの 「遠慮しないで」という言葉どおり、

タダでご飯を食べるだけ食べて さっさと帰るという

最大限に「遠慮しない」形で 式場を後にした、、、。

ラディカ 「新婦さんを乗せた車は 絶対この道を通るから!」 と オートリキシャに乗りながら自信満々のラディカ先生。

「ほら!やっぱり! あれが新婦さんだよ! はやく降りて、写真 写真!!」

と 言われて 慌てて撮った写真 ↓



手前の水色の人が 新婦らしい。



しかし、、、、


新婦の隣に座っている 新郎っぽい人は 一体


誰?


新郎であるラメーシュさんは 会場にいたよね?
新婦の父親にしては 若いよね?

誰?!

もしかして、、、、

オートリキシャに戻ると、ラディカ先生が、「いい写真撮れた~?!」と満面の笑みで聞いてくるので

「うん、、、 と 撮れたんだけど、、、、」と曖昧な返事で 私の抱いている疑惑を隠そうとしました。

「よかった よかった!!」と安心するラディカ先生は こういいました。

「でもさあ、私 ちょっと気になることがあってさ~ あの新婦の隣に座っている人、
誰?

、、、、、、。

明らかに、新郎です。

ラディカ  「うーーーーん、、、、、 あれ、違うね。ラメーシュの新婦じゃないね。」

やっぱりっ!!!

赤の他人じゃん?!

ラディカ 「まあね、他人だけど、新婦の写真が撮れたからね、 いっか。」

いっか。

いいのか?

、、、、、いいよ いいよ。 いいんだよ いいんだよ。きっと いいのさ。


そんなこんなで ラディカ先生んちに帰宅、、、、、と思いきや、家から数十メーターはなれたところでオートリキシャを降り、ラディカ先生の友達んちへ。

ラディカ 「きょーこを 私の友達に紹介したくてさっ

そっかあ、だから早く式場を出たのね。

おっけー おっけー それなら おっけー

で そこで お茶とピーナッツをごちそうになり、ボリウッドについて熱くかたり 今度こそ帰宅。

帰宅後は 家の屋上で ご近所の人と星空の下、夜11時まで おしゃべりタイム!

楽しかったなあーーーーー!

さいこーーーに 楽しかった!

ご近所の奥様、子供たちと タミル語で (私はあまり話せないから ジェスチャーとタミル語) いろいろ話して、笑って、 最高でした!

こうやって近所の人とも結びつきが深いインド。

楽しいなあって思いました。

で 11時過ぎに 寝床に着いたのですが、(といっても 床にシーツを敷いただけですけど?なにか?)
蚊の大群に襲われ 2,3時間しか眠れなかった。

で、眠気眼をこすりながら、翌日、大学へ出勤。

授業はないので、資料作成と 英語の先生とのおしゃべりで一日が終わった。

明日は ヘムラタの家にお泊りだーーーー! 

今日は眠いので あんま面白い文がかけなかった。 アーメン。


↓ 披露宴会場の入り口にいた、ナマステ人形。手だけ動く。



ラメーシュさんと、新婦さん、おめでとう!!!


インドの動物園

2009-04-24 02:56:56 | インド 生活

火曜日の学園祭の翌日、水曜日は学校は休みになったので、
(ちなみに 今日 木曜日もスリランカ関係のストライキで休校になりましたが、、、)

炎天下の中、

一人、

動物園に行ってきました!!

この動物園、私が住んでいるケランバッカムという町からバスで30分。
ケランバッカムという町は 田舎町なので、その町からたったの30分のところにある動物園ということは、、、、、
まあ、微妙な動物園なんだろーなあーと全く期待せずに入場。

せっかくの動物園だが、わくわく感よりも、
インド流の杜撰な管理で 動物が逃げ出したりするんじゃないか。
というか この暑さ(40度近い)の下、動物は動かないのではないだろうか。
という心配の方が強い。

しかしっ!!! 意外や意外! 平日なのに 駐車場は満杯!

しかも入り口には ↓こんなオブジェが! 人口の滝みたいなのがある!


すっごいじゃーーーーーん!!!

やるじゃん!インド人!

園内の地図を見ると、これまた予想をはるかに超えた規模!広い!
動物の種類も、小動物から猛獣まで!

おー 自宅から たったの30分のところに こんなすばらしいテーマパークがあったとは!!



で、肝心の動物達ですが

チンパンジー



、、、、、。

あまりの暑さに、チンパンジー 動かず。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、小屋へと続く扉の前に へばりついているだけ。
扉は閉められてるから、当然小屋へは入れないんだが、そこから離れようとしないチンパンジー、、、、、

そら そーなるわ。
暑いっつーの。
飼育員さん、もう 小屋に入れてやってくれ。

と思ってたら、一匹 動いているチンパンジー発見!

カメラに収めようと 慌てて撮ったら、





桃色のおしりしか撮れなかった、、、

この炎天下に 私 何してんだろ、、、、 
なんで チンパンジーのお尻って そこだけピンク何だろ、、、
なんで毛が生えてないんだろ、、、  
つーか これ チンパンジー? オラウータン? どっちだ?

まあ、確かに この暑さですから、どの動物も ぐで~ っとしてましたが、

猛獣系の動物は、ぐで~っとしてても やっぱり迫力はありました。

例えば

バイソン



迫力はあったが、いつも道端で見慣れている牛とたいして変わらない。
でも 道でうんこしてる牛ちゃんたちより1,5から2倍 大きいね。


そして インドの猛獣といえば やっぱり
ベンガルドラ!!



ベンガルドラって やっぱベンガル地方に生息してるから ベンガルドラって言うんだよね?
こえーなあー こんなのが生息しているベンガル地方っつーのは。。。

虎を見て、興奮している男児(4歳くらい)と おじいちゃん(と思われる) 二人の会話が印象的だった。

男児 「おじいちゃん 虎だよーー!」      おじいちゃん 「あー」
男児 「こわいねー 大きいねー」        おじいちゃん 「あー」
男児 「虎の模様って不思議だねー」      おじいちゃん 「あー」
男児 「あーーー 虎、あっちいちゃったよ!」 おじいちゃん 「あー」



おじいちゃん、虎に興味なし。
おじいちゃん、炎天下に 限界近し。


家族サービスとはいえ、この暑さの中 動物園に来るなんて ほんっと 大変だわ。
つーか 間違ってる、、、。 暑すぎるだろー 動物園に来るには。 
かくいう私も この暑さの中動物園に来ちゃったけどさあー



ホワイトタイガー もいた。 この動物が この日一番動いていた。




カバちゃん もいた。 この動物が この日一番動いていなかった。



ひぽぽたんすー



しかし この動物園、予想に反して広い!
全部を見て回ったら4時間くらいかかるんじゃないかなあ。

30分くらいして あまりの広さと暑さに もう帰ろうかと思ったけど 

この炎天下の中、既に30分も歩いたのに、ここでひき返したら なんだか悔しいじゃないか!
動物園といえば 象でしょ 象!
せめて 象だけでも 見て帰ろう!

と 歩き続けること約2時間。 象はなんと、順路の一番最後だった。


子ども インド象
 ↓





、、、、 


、、、、、おや?

おややや!?↓



象の隣で、人が たばこ吸ってる?!

待て待て待てーーーーい!

確かに。
確かに、インドでは お寺に象がいたりしますよ?
日常の生活に溶け込んでますよ?

でも ここは 動物園だろ!

人がふつーに 動物の隣にいちゃいかんだろ?!

しかも 煙草!!

私が 園内で数十回見た 「No smoking! Protect animals」という看板は 何?





それにしても 予想以上に規模の大きい動物園であった。
時折 頭上の木を 猿が駆け回っていたが、
果たしてこの猿も動物園で飼われているのか、野生なのかは謎。

地図に「ライオンサファリパーク」と書かれている場所もあったが、
ここはインド。
何が起こるかわからないので、ミネラル麦茶の松島トモ子氏のようになる可能性もあったので
サファリパークは辞退した。

それにしても、なかなか 充実した休日となった。


【おまけ】

園内の水道が 動物園っぽくて かわいかったので写真におさめてみた。

キリンの水道だったり
 


シマウマの水道だったりする。


でも 動物の口の辺りから水がでてくるので

水を勢いよく出してしまうと、



フンッ!!!
と 鼻水が大量に出ているような絵柄になってしまう。
シマウマの目付きの悪さも 「フンッ!」と鼻水を出している雰囲気を高めている。
作成者の いたずら心か。
水を出した男の子の表情が イライラ感を全面に出してて◎。


それにしても、
水道に動物の顔を使うというのは いいアイデアなのだが、

動物も かわいいのを選ばないと、



こわくて 誰も水道を使えません。
口の辺りからポタポタと出ている水が ヨダレっぽくって さらにリアル。 



もう、動物なら 何でもいいの?
選ぼうぜ 選ぼうぜ
かわいい動物選ぼうぜ
かわいい表情に作ろうぜ

鼻が長いからさ
無駄に水道管必要じゃん。


なかなかオリジナリティと 笑いのセンスのある 動物園でした。



日常に潜む、インドのお茶目写真集 シリーズ1

2009-03-25 03:36:15 | インド 生活

ワナッカム!

今日は インドの日常が、いかに「お茶目」度の高いものか、を語ろうと思います。

インドには、そこらじゅうに お茶目が転がっています。当たり前の風景になっているので、油断していると見逃してしまいますが、いろいろ観察すると、決して見逃してはいけない「お茶目」が溢れています。日常的に。

では 
エントリーナンバー 1

ナンバープレートに お茶目



誰?



100% ボリウッドスターですね。

肩から剣が見えるあたり、コロ助に通ずるものあり。ちょっと すかした感じで
「あぁ?」とでも言っている表情に お茶目ポイント3


エントリーナンバー 2

お茶目ジム

食事中の方は、ご遠慮下さい。

まずは そのジムの看板。 ↓



まあね、ジムだから。まあ 許しましょう。

はっ危ない!油断して見逃すところだった!別の角度から取れば、別の お茶目 発見。↓

もうさ、白いブリーフじゃん。履いてるの。
おかげで、「GYM」という字 を 無意識のうちに「グンゼ」と読んでしまうよ。

好奇心の塊のきょんちゃん。 ジムへと続く階段を上ってみる。



GYM GYM  GYM  GYM

1つ書けば わかるっ!!!
油断していた。階段にも お茶目

さらに もうひとつ階段を上る。



しつこいっ!! 丁寧すぎる!!
予想はしていた。
ここまで書かないと、気がすまない心理に お茶目ポイントは右肩上がり。

スルーしてましたが、階段の途中にも

1お茶目。


2お茶目。

ここまで しつこくマッチョ写真が貼ってあると、残念ながら、逆に「あなた、マッチョをバカにしてるでしょ?」と思わざるを得ない。

そんな疑惑を抱きつつ、ジム内部へ(堂々と)潜入。



はーーーーい  アウトーーーーー!!!
もう 絶対 マッチョバカにしてるでしょ。ここのオーナー。
この写真じゃ わかりにくいかもしれないけど、ジム内部は、マッチョ写真で囲まれていた。なかには 「マッチョ オールスターズ 2008」というポスターもあった。
川端康成は言いました。「トンネルを抜けたら そこはマッチョオールスターズだった。」

もう 「ここのオーナー マッチョをバカにしている」疑惑は、完全に、「ここのジム、そっち系?」という疑惑に変わっていた。

ということで、このお茶目ジム。お茶目ポイントマックスの10獲得。


うーーーん。もっと いろいろ日常のお茶目をカメラに収めていると思ったんだけど、案外写真に撮ってなかったみたい。

マッチョ写真ばっかりになっちゃったので、

最後に日常に潜む ちょっといい話。
ハンカチのご用意を。


↑ 剥がれない紙を 食べようとする羊。



↑ 30分かけて壁に穴を開けて カーテンレールを取り付けて、
   いざカーテンをかけようとしたら 長さが違ったことに気づいた瞬間。


寒い夜だから、、、、

2009-03-24 02:41:18 | インド 生活

TRFは もう この歌歌わないんかなあ、、、
さあ、忙しさにかまけてブログの更新が滞っておりましたが、気がつけば残り1ヶ月半しかインドにいられない! こりゃ 溜まったネタをどんどんアップせねば!

さて、ここ数日暑さが増す一方のインドです。

暑さが増す → 各家庭、企業の電気の消費量が増える → 停電


もう、あれですよ。最近なんて、電気がついているほうが珍しいですよ。
一日24時間中、3時間くらいしか電気がつかない日もありますよ。

まあねー 日中はまだいいですよ。停電でも。風通しのいい部屋にいりゃあなんとかしのげる。
が、夜はつらいぜー ろうそうに火を点しながら仕事をするんだが、まあー ろうそくの火が 熱いっ!! むちゃくそ 熱い! 涼しい風を求めて窓を開けると、ろうそくの火がノートや紙に引火します。 

で、ファンも付かないから、熱帯夜ですよ。もち 眠れませんよ。蚊に襲われますよ。

寝不足で大学行けば、もっと熱いですよ。

たぶん1時間の授業で、5リットルくらい汗かいてるね。



まあ とにかく暑さが急激に増してきているこの時期。

2,3ヶ月前は 結構肌寒かったのに、、、、。

日本人にとっては まあ梅雨時期くらいの寒さでしたが、
この熱い南インドで生まれ育ったインド人にとっては、極寒なのでしょう。

毛糸のセーターやら
革のジャケットやら 
ヤクの毛のショールやら

まぁーーーーー 防寒しまくってました。 タミル人。

中でも一番 おしゃれやなーと心奪われたのが、これ。

サリーに ニット帽。 

しかも よく見たら、風で飛ばないように、あごのしたで紐が結べるようになってる。
機能的。

そこで、、、、


買ってみた。

かぶってみた。

サングラスもしてみた。


かぶって バスを待ってみた。 ↓ (やらせ)


ちょっと 前に出てみた。 ↓ (やらせ)



さらに 前へ。 ↓ (やらせ)



サングラスをとって 愛とスマイルをばらまいてみた。↓(やらせ)



↓ さむがってみた。(やらせ)



こんなアホなことに付き合ってくれた同僚も 日本に帰ってしまった。

私もあと1ヵ月半で インドを去るとは、、、、、。

さみしい。

帰りたくない。

でも この会社は 去りたい。(笑)

この前 何も考えず サリーをまた二着買ってしまった。

帰る気あるのか、、、?


インド 衝撃の「バレンタインデー」騒動

2009-02-15 03:35:06 | インド 生活

2月14日が、日本ではチョコレートを異性にあげる日だということをすっかり忘れていた。

そう インドの新聞で「バレンタインデー」という文字を見るまでは。

インドのバレンタインデーは 大変なことになっている

「バレンタインデーは インドの文化を破壊する欧米文化の象徴であり、インドのモラルを破壊するものだ!」と主張するいくつかのヒンドゥー過激派団体が、ここ数年バレンタインデーに 抗議活動をしており、その様相は年々激しさを増している。

なかでも Sri Ram Seneという団体は過激で、バレンタインデーが近づくにつれ、バーでお酒を飲んでいるインド人女性達を 「正しい道に導く必要性がある。」と、ボッコボコにした。
それだけでなく、お店で売られているバレンタインデーカードに火をつけたりしていた。

6日の新聞にこんな記事が載っていた。

「Sri Ram Senの代表、Muthalik氏は、“我々は14日にいくつかの大学周辺による抗議活動を行うだけでなく、公衆でデートをしているカップルをその場で強制的に結婚させる”と 発表した。」

まじですか。

新聞の風刺マンガには、お金のない父親が娘とその彼氏に、「私はお金がないから、14日公園でデートをしなさい。そうすればSri Ram Senの団体が結婚式をあげてくれる。」と書いてあった。(インドでは 花嫁の家族が莫大な結婚式費用を負担する。マハラジャでも娘が3人いれば破産すると 形容されるほど。)

しかし、この“強制結婚記事”。私は「まっさかぁ~!」と笑って読んでいた。

そして14日。

その ま さ か が起きた。

なんと、インドのプネでShiv Sena というヒンドゥー団体のメンバーにより、公園でデートをしていた2組のカップルが強制的に結婚させられたというのだ。

まじですか。

さらに すごいことに、Shiv Senaのメンバーは 路上で行った結婚式の最中に、
「愛とはロバのように愚かなものだ」と思ったようで、

そのカップルの男性を

ロバと結婚させたらしい。

どういうこっちゃ。 もう なんでもありですな。

以前、「魔除けのために犬と結婚したインド人の少女」という記事を読んだけど、そこには“動物との結婚は法的な拘束力を持たないので、結婚した動物と離婚せずに、人間と婚姻関係を結ぶことができる”。と書いてあった。

もしや

Shiv Senaのメンバーも、過激な行動に出てみたものの、「やっぱ、やりすぎだよなあ、、、。」と儀式の途中で焦りだし、
急遽 そこらへんにいるロバを捕まえて ロバと結婚させることにしたのではなかろうか。

14日当日に、過激派が起こした事件はこれだけではない。

なんと、別の場所では
Bajrang Dalという団体のメンバーが、バイクに二人乗りしていた兄と妹をカップルと間違えて、ボコボコにしたそうだ。

しかしこれだけで驚いてはいけません。もっとすごいことが起きました。

なんと、過激派の活動を防止するために配置されていた警官が、デートをしているカップルをとっ捕まえてボッコボコにしたそうな。

もう なんでもありですな。
インドの警官は、警官ではない。ニュースでもよく、警官が一般市民に暴力をふるっていると報道されている。
君達の今日の任務は、カップルを過激派から守ることだったのに、任務と全く逆なことしてまっせ。

いやー 衝撃ですなあ。 

テレビのニュース番組では、このバレンタインデー騒動を題材に
ディベート番組も放送されました。


熱いね。

過激派の行動はおいといて、 「バレンタインデーを祝うことは、欧米文化にインド文化が汚染されている象徴だ。」と捉える人達が結構いることが やっぱりインドってすげーよ。と思ってしまう。

植民地としての経験があるから、欧米文化に染まることに嫌悪感がある。インドの文化を誇りに思っている。

日本でも、バレンタインデーが紹介された時、こんなような反発はあったのかな。
ないだろうね。

個人的な意見としては、若者が欧米文化に染まっていくのを、「それはよくない!」と大人が諭しても さらに反発して、ますます欧米文化に傾倒していくわけだから、
時代の流れとして受け止めるほうがいいと思うなあ。

しかし、
「私が誰を愛そうと、どんな付き合いをしようと、手をつなごうと、バレンタインデーに何をしようと、第三者からとやかくいわれる筋合いはない!私のライフスタイルは 私が決める。」と若者がディベート番組で言っていた。
数十年前のインドでは 考えられなかった発言なんじゃないかな。

すさまじい勢いで発展しているインド。同時に 若者がどんどん欧米文化を吸収していっている。
バレンタインデーを祝うことは別にいいと思う。
そんなことより、「欧米文化の侵略」は確かに問題視されてもいいと思う。
インドの都会の若者は サリーやパンジャービを脱ぎ捨て、すっかり欧米人風の服装にハマッている。女性がお酒や煙草を公衆の前で楽しむようになっている。

「若者、とくに女性が“選択する自由と権利”を手に入れた」とも言えるけど、でも 外国人の私としては 身勝手な意見ですがちょっと残念。
インドは 欧米文化の侵略にも勝てると思ってたんだけどな。
でも、時代ですよ。時代の流れ。誰にも止められない。仕方ないのだ。
インド人女性にとっては、「自分の生き方を自分で決められる権利」を獲得したことを意味するのだろうし、それを押さえつけようとすると、人権侵害になるものね。

しかし、こうやって 世界がどんどん欧米の価値観に染まっていって、日本が着物を捨てたように、いつかインド人もサリーを脱ぎ捨て、トンガ人もタオバラを外し、世界中の人が シャツ、スカート、パンツという欧米の服に身を包むことになるのかもと思うと、、、、、

寂しい限りだ。 インドには、世界の人にサリーを着せるぐらいのパワーがあるんじゃないかと淡い期待を抱いていたけど。 欧米文化は脅威ですな。

世界って、違いがあるから面白いとおもうんだけどな。みんな欧米文化かぶれになったら つまんない世界になるよなあ。つーか、そんなに西欧の文化って魅力的なの?
特にアメリカの文化なんて、歴史の浅い文化、ジャンク文化ばっかだよ?

インドの若者が 年配の人の言い分を聞かず、どんどん欧米文化にのまれていくのを否定することはできないし、親が決めたお見合い結婚ではなく 恋愛結婚を選ぶ権利もあっていいとおもう。

でもさ、でもさ、文化を守るために いろいろな制限のもと、暮らしているインドの人の 本当の大変さを知らないから 偉そうなことはいえないけど、
ただ、一度失われてしまった文化、壊れてしまった文化を取り戻すのは、不可能に近い。
そのリスクをよく知った上で、自分のライフスタイルを選んで欲しいなと思う。
たくさんの文化が失われてしまった日本の国民からの意見ですね。

みんな、もっと 着物 着ましょうよ。


バレンタインデーに話を戻すと、

バレンタインデー当日のうちの生徒の様子。(注:大学生)

その1
 男子生徒A 私を見つける。 ビッグスマイルで駆け寄ってくる。
 「センセ、センセ、センセーーーーーーー! ハッピー バレンタインズデーー!
 と叫び、
 「サヨナラーーーーー!」と去って行く。


その2
 教室に入ると、 「センセ~ ハッピーバレンタインズデ~!の合唱。


その3
 日本語教師用の部屋に、私の学生2名やってくる。
 学生A 「センセ、valentine’s Day、 オメデトーゴザイマス!」
 私    「あららあ! ありがとう!」

 学生B 「アーーー、センセ? When will the Japanese test be conducted?」
 私    「? I already told you. It will be next week.」
 学生B 「ハイ、、、、、、、。」
 その後、一緒に来た学生Cと コソコソ小さい声で話している。
 学生C 「( ワ、 ワタシ、、、? We, We,!)」
 学生B  「 (No, No, It's ワタシタチ!)」
 

 お二人さん、聞こえてますけど?
何がいいたいんだい?

 学生B 「(OK?)」
 学生C 「(OK!)」

 なんだか知らんが、準備に余念がない。

 学生B&C 「 ワタシタチ、 キョコセンセ スキデス!

         (「言っちゃった!言っちゃった!」みたいなノリ。)

 

 ・ ・ ・ 。

学生かっ!?

 
 あー もー 君達、やっぱりおもしろいねえ。

 笑っちゃったよ。かわいーねー!

 私 「ありがとうございます!!!! とても うれしいです!!」

 学生B 「アリガトゴザイマス! You special センセ!」

 私 「ありがとう! テスト、がんばってください!」

 学生B&C 「ハイッ、 ガンバリマスッ (キャピ キャピ
         (拳を上に上げる動作付き : 私が仕込みました。)」



・・・・・ バレンタインデーは 今のところ 彼らの純情っぷりには なんの悪影響も及ぼしておりません。


マイ ブーム。

2009-02-13 03:46:33 | インド 生活

最近の マイブーム

ティーヴィー を 見ること。

テレビ。

それは 魔法の箱。

スイッチを押すだけで 映像が流れる摩訶不思議なしくみ。

大学から帰宅して、ご飯作って、食べて、ホットシャワー浴びたら 1時間くらいテレビタイム。その後授業準備して 就寝。

BBCとCNNが写るようになったおかげで、なんと 英語のニュースチャンネルが 3つ見られるようになった。 きゃぴきゃぴぃ!!

テレビっつーーーのはさぁ  すげーよ。

ラジオとかネットだけでニュースをゲットするのとは 全然違うね。

映像の力はすごい。

んで やっぱりイギリス英語は 聞き取りやすい。

インド人の英語は、、、、 やっぱり、、、、き、、、、聞き取りにくいっす。。。
すんません(笑)。

今日のCNN(インド版)では、「パキスタン政府が ムンバイテロにパキスタン国民が関わっていることを認めた」という話でもちきりだった。

これまで南アジアではテロは絶えず起こってきたけれど、
パキスタン政府がインド政府に歩み寄り、協力して事件の真相解明を試みるということは史上初とか。

まあ、これで 多少はインド、パキスタンの関係がよくなるかな。

でも つい2,3週間前までは パキスタンは「このテロに パキスタン国民は一切関係ない!!」と言い切ってたのに、、、、。

やっぱり アメリカの圧力かね?

果たして インドとパキスタンが手を取り合って犯人の逮捕、事件解明、再発防止がうまくいくか。

やっぱり ティーヴィー で チェックしなくちゃ。きゃぴきゃぴ


インド初の「24時間テレビ」

2009-02-11 01:21:29 | インド 生活

インド初!!
24時間生テレビが 2月7日の夜7時から 翌8日の夜8時まで放映されました。

THE  REENATHON というこの番組は、なんと、環境問題がテーマの番組。

番組の内容は、環境問題をインド国民に問いかけるもの。

ボリウッド、コリウッドスターがスタジオにやってきて、(一応自主的にということになっていたが真偽のほどは定かではない。)環境問題について語ったり、

歌ったり踊ったりしながら、募金を呼びかける。

中継では、ヤムナ川、ムンバイコーストラインをボランティアが清掃している姿が放送され、

別の中継では子供たちが環境について考えている様子が映し出される。

そしてなんと、環境問題を呼びかけるために、俳優が、24時間マラソンに挑戦するのだ!!

おおおおおおおおおおおぃ!! これ 日本の某テレビ局の24時間テレビと全く同じやんけ!!

それもそのはず。

この番組を放送したのは、NDTV(たぶんNew Delhi TV の略)ですが、スポンサーはなんと、TOYOTA なのですから。

まあ、某テレビ局の24時間テレビを真似していようがいまいが、そんなことはどうでもいい。

インドという国が、環境問題を扱う番組を放送したということが大事なのですから。

私は、正直 びっくりしました。

だってさ、洞爺湖サミットの時さ、「2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を半減させる」という長期目標設定に、インドは大反対してたじゃん?

でも、こうやって国内のテレビ局が、環境問題を扱った番組を放映するってことは、
決して 環境問題、温暖化に無関心ではないということなんでしょうね。

まあ スポンサーが日本の企業、TOYOTAだから、自発的なものではないのかもしれないけど。

ただ、やっぱり「インドらしい」のが、
募金を募って、電気のない貧しい村にソーラーパネルを導入して、電気を供給しようというプロジェクト。

番組終了時には、募金の総額は、2000万ルピー (3600万円くらい)以上に上った。

ちなみにこのプログラムが 番組のメインプログラムだった。

ただ温暖化、環境問題を考えるだけでなく、そういった問題をうまく扱いながら、いかに国内を発展させていくか。

「地球温暖化を引き起こしたのは、先進国が今までCO2を排出してきたからではないか!それなのに途上国や、新興国にもCO2削減目標を掲げさせるのはアンフェアだ!」と主張したインドらしいプログラムだなあと思った。

この番組が、インド人による自発的な企画によるものか、はたまたTOYOTAの企画なのかわかりませんが、

自分の手を汚して掃除することなんて考えられない!(公共の場の掃除は 特定のカーストの人がやるものだという考えがあるから。)というインドの比較的裕福な人々が、ヤムナ川や ムンバイコーストラインの 大量のゴミやヘドロに立ち向かったことは、かなりすごいことなんじゃないかな?と思った。

あと、もう一つ、びっくりしたことが、番組のメインキャストの女性が、
「私は今回、貧しい村の現状を映像で見て、ショックを受けました。インドは今すさまじい勢いで経済が発展しています。その影で、まだまだ貧しい人達は山ほどいて、彼らの生活は、私の想像以上につらいものだとわかったからです。 私は大学も出て、いい仕事にも就くことができた。貧しい彼らの現状と比べて、私がどれだけ恵まれた環境で育ってきたかがわかりました。」
と言っていたこと。

きっと彼女は いいカーストに生まれたのでしょう。
いくら、いいカーストに生まれたからとはいえ、貧しいカーストの人達と接触する機会がないとはいえ、同じ国の中で暮らしている人達なのに、テレビの映像を通してしかその現状を共有する機会がないんだ、、、 と、感じました。


番組の流れは、正直 グダグダだった(笑)ところもあったけど、(例えば、24時間走り続けた俳優がゴールしても、演出が下手で、たいして盛り上がってなかった。)でも、これからもこういう番組をもっとやって欲しいなあと思った。

ちなみに、3ヶ月くらい前の新聞に、
「政府主導のもと、ソーラーリキシャ導入!」という記事が載っていた。

世界のみなさん。インド人もインド人なりに エコを考えてマス!!


「インドの衝撃」と それに追い越されるだろう日本

2009-02-07 22:30:44 | インド 生活

今、会社の同僚の人から借りた本「インドの衝撃」(文藝春秋/編著 NHKスペシャル取材班)という本を読んでいる。

この本を読んで思ったこと。
それは「インドはやっぱりすごい国だ。」ということ。
“すごい”という漠然とした言葉を使ってしまうのは、この国をいろんな角度から見れば見るほど 私達に何か強い衝撃、何か強い感情をを与えるからだ。

そして私達が感じるその衝撃、感情の内容も、本当に様々なものなのだ。
だから、それらを総称して表現するとなると「すごい」という言葉しか見つからない。

まあ とにかくこの本を読んでもらいたいんですが、第一部の「湧き上がる頭脳パワー」を読んで、私は感動した。

同時に、自分の国、日本を振り返って、「これは まずいぞ!」と思った。

この本の第一部では、インド人がその頭脳を武器に世界中で活躍し、世界のITを支えているということが書かれている。

そして、そういったインド人達の「本当の目標」も書かれている。

それは 自分ががんばって勉強して、いい企業に入って、技術を取得し、そして自分の力で貧しい自分の村を、自分の力で豊かにしたい。 という思いだ。

インドで大学に行ける人達は やはり比較的裕福な家庭出身者だ。
でも国立大学なんかには、貧しい村の出身者も多くいる。州政府から特別に低金利で借金をして通っている生徒もいる。

そういう学生達は、自分の家族の貧しい生活を変えるために必死になっている。

自分の家族が 自分の村に発展し、自分の村が自分の州に発展し、自分の州が 自分の国 インドに繋がる。

「愛国心」という概念を捉えにくい日本人にとっては、「愛国心」というと、なんだか右よりなイメージを持ってしまうけど、 でも インドでは「愛国心」は単に「家族愛」が発展しただけのものなのだ。

でも、だからこそ、強い。

「日本に生まれたから、やっぱ日本料理が一番だし、日本の文化が一番だよ」と漠然と感じているのとは、お話にならないくらい違う。

彼らの言う「愛国心」は 私達がイメージするそれよりも、もっとピュアで もっと身近なものなのだ。

「自分の国をもっと発展させたい」という言葉は 「自分の家族の苦しい暮らしを変えたい」ということとイコールなのだ。

この本の中に、インドで一番貧しい州 ビハール州でインドのトップ校 IIT 合格を目指す男の子の話がある。
彼の家、彼の村はとても貧しい。
だから彼の家族は病気のお爺さんも畑に出てまでして 受験費用を工面しようとしている。

彼は取材者にこういったそうです。

“この村の子供たちの殆どが小学校にすら通っていません。だから自分がIITに合格して、将来はこの村に大きな学校を作りたい。 自分と弟達で先生を育て、村の誰もがここにいながらにして勉強ができるようにしたいのです。そうすれば村の状況は大きく改善すると 思います。”

この本にも書いてあったけど、こういった若者達が、先進国日本に行って、同年代の若者が何の目標もなく、親の金で大学に行き、勉強もせず、チャラチャラあそんでる姿を見たら、どう思うだろうか。

ちなみにうちの大学の学生も 週5日一日6時間授業を受け、寮でも数時間勉強する。
彼らが、「日本の大学生の実態」を知ったらどう思うだろうか。

そんな日本の状況を見せたくない。と思ってしまう。「戦後すさまじい勢いで先進国にまで上り詰めた日本は さぞかし優秀な若者で溢れているのだろう」という思いを抱く彼らを失望させたくないくないという思いと同時に、
“恥ずかしい”という思いがある。

自分の国を恥ずかしいと思うなんて 悲しいことだ。

でも、海外に出ると、自分の国の良さを改めて感じるとともに、自分の国の悪い面も発見する。
もちろん 自分のことを棚にあげているわけではない。
私は 自分自身も恥ずかしくなった。
自分の祖父母と父母の世代が、必死の思い出立て直して手に入れた平和と発展。その上にあぐらをかいているだけの自分が 恥ずかしい。

大学時代、途上国を旅して生まれて始めて物乞いにあったり、貧しい暮らしをしている人達を見て、いかに自分が恵まれて育ったかを知り、
それからは
「言い訳をして逃げたりせずに、やろうと思ったことは全部やろう。やりたいことができる環境にいられるのは 世界で本当に一握りなんだから。やりたいことがやれる状況に生まれたのに、恐れをなして挑戦しないことは、罪だ。たくさん努力して 一生懸命生きよう。」 と思って、自分なりに頑張ってきたと思ってたけど、

甘い。
甘い。
まだまだ 甘い。

この本とインド人のパワーを目の当たりにして、自分自身を見直すチャンスを得ることが出来た。

まだまだ、できるのにやらないこと、やろうと思ってズルズル先延ばしにしていることがたくさんある。
それに、生涯学習。
もっともっと いろいろ勉強しよう。
自分も、頑張っているインド人に負けずに、自分ができることに精一杯取り組もう。
まずはせっかく海外にいるんだから、もっともっと英語をのばさねば。
英語の小説を一ヶ月に一冊は絶対読もう。
英字新聞は毎日読もう。

恵まれた環境で育ったんだから、苦しい環境で育った人よりも もっともっと頑張る義務がある。

そんなことを考えながら バスに乗っていたら、「Hi!」と声をかけられた。同じ大学で教壇に立っている生物化学の先生だった。

バスの中でいろいろ話していると、その先生が

「実は、僕は大学で講義をしながら、ビジネスもしているんだ。」と言い出した。

「大学の授業は週5日あるのに、よく時間がありますねえ。とても忙しいのではないですか?」と聞くと

「でも大学の授業は4時に終わる。だから夜は時間があるじゃないか。」という。 

すごいなあ。そして彼はこう続けた。

「今 インド経済は アメリカ経済の破綻の影響をもろに受けている。でも僕はこういうのは嫌なんだ。 自分の国の経済が、他国の経済の動向に左右されるなんて。 だから、僕は自分のビジネスを絶対成功させてこの国の経済を安定させたいんだ。」
この「インドの衝撃」という本を読んだ後だっただけに、びっくりした。
びっくり。
つまり、本の中から得た知識ではなく、身をもって「インド人は本当にこういう志を持っているのだ」ということを知ったから。

そして彼はこういいました。

「自分のビジネスが成功したら、僕は自分の村に学校を建てるんだ。」と。

やっぱり インドは「すごい」。

インドを旅した人は、あと数十年で、インドの経済は日本を追い越すといわれていることに対し、「そんなわけがない。」と思うでしょう。
実際私もそうでした。
インドを旅して、貧富の差、インフラの不整備、さまざまな面で体験する「インドタイム」を目の当たりにすると、本当にこの国が今急成長を遂げている「新興国」なのだろうか。と疑問を持つ。

でも、実際にここに住んでみて、インド人と深い会話を交わしたりしてインドを内面から見ると、
「うん。インドはあと数十年で確実に日本を追い越すだろう。」と思う。

観光客にはわかりにくい、パッと見ではわからない、熱い、強いパワーが、ここインドにはある。地下に潜んでいる。

今日も理不尽なことを言うインド人とバトルをして、「本当にこの国は“新興国”なのか?!」とブチ切れちゃったけどね(笑)

いやいや、本当に、日本は こういった国をもっと見つめた方がいい。
先進国からばかり学んできた。
でも、その先進国達が今 崩れてきている。

「先進国」というプライドがあるが故に、メディアでは いわゆる途上国は 「劣っている国」として表現されがち。

でも 途上国を旅したり、途上国で暮らしたり、働いたりした人の中にはこう思う人もいるとおもう。

劣っているのは 生きるうえで大事な何かを忘れてしまった 私達先進国の人間なのでは。と。

あとどれくらいインドにいるかわからないけど、ここにいる限りはたくさんのことをインドから学ぼうと思います。