before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

未来のホームシック

2007-05-28 12:25:36 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年1月)

1月にエウアに帰ってきて新しい年度が始まってから暫くは、私は極度のホームシックになりました。
日本に対してのホームシックなのではなく 
トンガ、というよりエウア(私の島)に対してのホームシックです。
はい。
エウアでの生活も残り10ヶ月。10ヶ月しかない。
学校での授業や、行事、すべてがもう最後です。
私の後任者も決まったし。。。
そう思うと

なんだか

本当に

センチメンタルでたまらなかったのです。

帰国することを考えたり、この1年2ヶ月の思い出を振り返ると 涙がでてきました。

私は、海外で暮らすのはトンガ生活が初めてだけれど、大学時代からバックパッカーとして12カ国放浪しました。なので 帰国後に得る逆カルチャーショックや、「あの国に今すぐ戻りたい」という気持ちは味わったことがあります。
でも 今度日本に帰って得る逆カルチャーショックや、自分がいた国に対する思慕の念は、これまで経験したものを遥かに超えるものだろうと思います。

だって 2年間も暮らしたんだもの。
だって 本当に苦労してトンガ人の中 ポツンと日本人一人で頑張ったんだもの。
だって トンガ人と一緒に たくさん 笑ったんだもの。


赴任当初は 2年間でトンガを好きになれるとは 決して思えない。と考えていました。
それほど 小さな、何も無い島での生活は大変でした。予想以上でした。

生活面でも 仕事上でも 本当に 本当に いろんな苦労がありました。
登校拒否をする子どもの気持ちがよくわかった。本気で日本に帰ろうと思ったこともあった。
トンガ語がわからないということで 本当に口惜しい思いや 寂しい思いをたくさんしました。
本当に口惜しかったから、アメリカンピースコー(米ボランティア)からもらったトンガ語CDとトンガ文法書を使って 授業がない週末に一人でトンガ語猛特訓をしたりしました。
面と向かって「このブス!(日本語)」と言い放ってしまった程 トンガ人に怒ったこともあった。
大粒の涙をこぼして 怒りを伝えたこともあった。
何より離島だから、日本人も周りにいないし、バーとかナイトクラブもないし、娯楽もないし、ストレスを発散する方法が極端に少なかった。外国人は私ともう一人の韓国系アメリカンのボランティアの2人だけだったし・・・。

でも そういう苦しい状況、辛い経験、腹の立つ出来事をたくさんたくさん通り抜けて
ようやく「自分の居場所」を作り上げたわけです。
そういう苦しかった経験が、今のこの幸せで楽しくて笑いに満ちた生活を作り上げてくれた。

こんだけ苦労して手に入れた「自分の居場所」。 愛おしくないわけがない!
本当に ギュッと抱きしめたいほど 自分の居場所、エウアが 愛おしい。
最初は憎かったこの小さな島、狭い関係(島民みんな互いのことを知っている)だったが、この小さい島のおかげで、みんなに私を知ってもらえた。
自分の日本語履修生徒、日本語履修生徒以外のエウア高校の生徒、親しい同僚、友だち、ファレコロア(売店)のおばちゃんs、いつもナンパしてくる輩、近所のガキンチョ、郵便局のネエちゃんとおっちゃん、エウア高校、港、エウアの景色、自分の家、自分の教室、教室から見える海、早朝「フアカーウ(牛乳!)」と叫ぶミルク売りの声、「キヨッコ エー」と私を呼ぶ声。
全てが 本当に愛おしい。あと10ヶ月経つと これらのものから 旅立たなくてはいけない。

こんだけ愛おしいんなら、帰国した後 またトンガに遊びにくればいいじゃん?って思うでしょうが、
違うんですよ!一度帰国しちゃったら もう「違う」んだなあ。だって 次来る時は 私はエウア人じゃなくて 観光客、お客さんなんだもん。自分の家にはもう違う人が住んでいる。。。。

「帰国するのはまだ先じゃーん。センチメンタルになるには早いよ!」と思う人もいるでしょう。
でも、帰国直前、もしくは帰国後に 「ああ!こんなにエウアが恋しいなんて 気がつかなかった!」って思うより、今から帰国することを考えて 暮らして生きたいのです。
そう考えると、エウアでの全ての人との関わり、一瞬一瞬を 本当に大切にしようと思えるからね。
だから
私は
今 未来に体験するであろう エウアへのホームシックを 思いっきり感じて
今の生活を 大切にしようと思ったのでした。

バイバイ 悪友。2

2007-05-28 12:20:16 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年1月)

あー くだんないアホ話をできる友人が一人減るのかー 寂しいなあー と家に帰って休んでいると
「キョコ!」と さけぶ声。
開けるとUnaが。
「なに?」と言うと 「これ お別れのプレゼント。」
と 3歳児ぐらいの大きさはあろうかと思われるスイカを渡すではないか。
「わあ~ ありがとお!このスイカを見るたびにウナのこと思い出すね!って んなわけねーだろ!あんた なんでスイカなのよ!!今まで日本人の女の子が遊びに来た時は アクセサリーとか花とかあげてたやんけ! なんであたしにはスイカ! ってか、このスイカ もともとあたしに あげる用じゃないでしょ?」

「ビンゴーーー!だって シオエリ(別の同僚)にスイカ頼まれて持ってきたんだけど あいつ不在なんだもん。持ってかえるの重いしー。きょーこ だいじょぶ。だいじょぶ。食べちゃえ。」

だいじょぶ じゃねーよ。あたしがスイカ盗んだことになるじゃん!
でも、人様から頂いたものを お返しするという事は無礼にあたるという儒教の教えにのっとって(本当か?!)スイカは有難く頂く。

で、くだらない話をした後、「じゃ! 明日こそお別れのプレゼント持ってくるから!期待しといて!」と言って去っていくUna。

で、翌日「キョコー はい、プレゼント!」と渡された 友情を感じさせる 美しく輝く 丸みを帯びた 重量感のある プレゼント。なんだか昨日見たような気がする そしてまだ家においてある気がする。
って
スイカじゃん!!
また スイカじゃん! 二つ目じゃん!しかも また すげーでかいじゃん!

「あんたバカッ?!」と言うと 「よく見て よく見て~!」と ニヤニヤ スイカを指差す。
スイカの上に メッセージが マジックで書いてある。

ありがとおーーーー!あたしも Unaと友達でよかったよーーーー!
ってさ、あんた メッセージを書きゃいいってもんじゃないよ!スイカはスイカだよ!
「だいじょぶ だいじょぶ!あしたこそ お別れのプレゼント!持ってくるから!」とニヤニヤして帰っていたUna。

更に 翌日。本当にまた 「プレゼント持ってきた!」とUnaがやってきた。
「はい!」
「ありがとおおーーーー!」
って
スイカッ!!!やっぱ スイカッ!!!どんだけ スイカ好きだよ!!
また 同じメッセージ書いて手抜きだし!

結局 このでかい3つのスイカのうち 一つを切って ご近所みんなで食べてUnaとお別れしたのでした。
でも、昨年一年、こんな風にアホなことをやって 笑った悪友がいなくなるのは 寂しいなあ。
Unaのどうしようもない恋愛相談や ジョークで 何度笑ったことでしょう。

三日にかけたスイカネタも それこそがお別れのプレゼントだったのかもな・・・
と ちょっとセンチメンタルになって
「ありがとう!Una!」と携帯にメールした。 

・・・。返事返せよ!
基本的に Unaは 私の女友達にはかなり頻繁にメールをしているのに
私が送った事務的なメールにちゃんと返してきたためしがない!
まったく。

でも 最後の日 本当にお別れのプレゼントをくれて、(勿論私も餞別としてプレゼントあげたよ!)
みんなでUnaを送るとき ちょっとウルっときた。
そのプレゼントの箱の上には でっかく数字が書かれていた。
何かの暗号かしら。
その数字の前にはドルマークが書いてあった・・・。
・・・・。
値段・・・。
あいつめ・・・。

 バイバイ 悪友。1

2007-05-28 12:14:11 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年1月)

一ヶ月の長い休みが終わり、ようやく1学期が始まりました。(1学期は1月半ばから5月半ばまで)。
いやあ~ 2ヶ月ぶりにあう生徒、同僚!テンション上がるね~
やっぱ あたしの居場所はここだわーーーって思う。

さて、トンガは新しい年度が始まっても暫くはまだ人事が落ち着いていないのが常です。
今年度は新年度が始まったのに新校長が未だ赴任していない。
理由 → 「エウアのような何もない島に赴任したくない。」
なるほど なるほど
って おい!! それって駄々こねてるだけやん!
しかも トンガ人をもってしても「何もない島」と言わせてしまうエウアって一体・・・。
そこで暮らしている私って一体・・・。
(結局 その校長は2ヵ月後に人事を拒否。今年一年は校長が不在という事態になった。)

校長の人事ですら てこずってるんだから、一般教師の人事はなおさらです。
新年度が始まって最初の職員会議で、エウア高校から3人に教師が別の島にあるハーパイ高校に異動しなくてはならないことが 教頭先生から言い渡された。

一体誰が 移動しちゃうのかなあ~ 誰が異動になってもやだなあ~ なーんて思ってたら
「キョコー あなたの彼氏が異動するってよ~」
と 仲良し同僚が遠くでさけんでおる。
注 : ちなみに異性の同僚を勝手に誰かの「彼氏・彼女」と設定して冷やかすのは トンガンジョーク初級です。というか 挨拶変わりみたいなもん。
「なに!? どれ?! 彼氏ナンバー1? ナンバー2?」なんて これまたお約束の挨拶を返してると、
「Una だよ!」という答え。

ガーーーーーーン!まじで?!

Una は 私が最初に仲良くなった同僚でした。
ま、教師としては ズル休みもするし タトゥーもたくさんあるし ダメダメだけど
いっつも くだんないジョークや 恋愛相談を(一方的にされてただけ。)していた仲良しUnaが異動・・・。

「Una!どうして異動しちゃうのよおー Unaがいなくなったら これから きょーこはどうやって生きていったらいいの?!だって 車持ってる友達 Unaしかいないのにぃ!」
と Unaに言うと
「おー キョコー 僕もどうやって生きていったらいいのかわからないよ。だって 日本人のかわいい女の子を紹介してくれるのは キョコしかいないのにぃ!」
なんとも Give and take で 打算的な 友情の美しさ。
実際、本島とか別の島から日本人の女性隊員がエウアに遊びに来ると 「かわいい女の子と知り合える」という餌でUnaをつり、Unaの車で島を遊びまわったりしていたのです。その度にUnaはその女性隊員に一方的に恋に落ちていたので、私は感謝されて当然なのだ!ま その恋は全て成就しなかったが。

写真 : 職員会議。会議中に写真を撮るなんて不謹慎な! だってみんなが撮れっていうんだもん!



居場所 

2007-05-28 12:05:46 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年1月)
はい。しつこく2007年1月ネタ。
1ヶ月間の長期休みを終え、私の赴任地 エウアに戻ってきました。
赴任してからこんなに長期間 エウアを離れていたことはなかった。

久々に戻って、なんてこの島は あったかいんだろう。と思いました。気温のことじゃなくて、人。
トンガは小さい国だし、ましてや離島ともなると、結構「ムラ社会」色が強い。
人々が互いに密接に、協力し合って暮らしているということなんだけど、やっぱ よそ者に対しては よそ者はよそ者!という意識があることも確かで、そういう部分で 赴任当初は苦い思いもしました。
でも、短いけれど1年という期間を得て、私も「よそ者」じゃなくなったんだなあ。と思ったのです。
(といっても よそ者に変わりはないんだけどね 笑 異国の地で 100%受け入れてもらうことなんて不可能だからね。)

数歩歩けば 知り合いに会い、「何処にいたのーーー!?」ってバシバシ肩を叩かれ、
「太ったねー」とか「彼氏何人できた?」とか「何人と別れた?」とかいう お決まりジョークを言い合い、
遠くの方から 「キョコーーー!」と呼ぶ声が 歩くたんびに聞こえる。
みんな久々に私を見たから みんなのテンションも高いっつーのもあるけど
でも こういうの いいなあ。とすごく思いました。

日本、特に東京なんかに住んでいると、近所の人が長期間どっかに旅行にいっても気がつかなかったり、別にその人が長期旅行から帰ってきても「おーー!お帰りお帰りーーー!」って満面の笑みで迎えたりなんかしない。

あったかいなあ。エウアは。 と思いました。
そして
あー ここには 私の居場所があるんだ。 と思いました。

この長期休みで 海が綺麗な島や 観光地としてリゾートがたくさんある島や トンガライフ現存の島を見て回るたびに 「あー エウアって他の島と比べて ほんっと何の取り柄もないなあー。」なんて 思ったりしたけど
でもエウアには 何もなくない。ここには 私の居場所があったのです。

私の家は エウアにあるから そんなこと当たり前なんだけど
エウアの人の心の中に 私の居場所があるんだって ちょっとおこがましいかもしれないけど
そう思って すごーく うれしかったんです。

他のどの島にも 私に「お帰り」といってくれる人はいません。

どんなに綺麗な島よりも どんなにリゾート化されてる島よりも どんな便利な島よりも どんなに人気のある島よりも
自分の居場所がある島が 一番なんだ。
と 思いました。

そりゃそうだね。
あたしは 東京が好きだけど 東京の便利さや きらびやかさが好きなんじゃなくて、
そこには 不動の私の居場所があるからなんだもの。家族や親友達が そこにいなかったら何の魅力もない。

あたしゃ幸せさ~ 東京以外にも もう1個 居場所が増えたのだ。
なんか 島全体を ギュッと 抱きしめたいような あったかい気持ちになったのでした。
エウアのみんな。あたしを受け入れてくれて 本当に ありがとう。

写真:私のうちは オーシャンぶー  あ、オーシャンビューだよ。

同期と一周年記念パーテー 3

2007-05-23 06:40:28 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年1月)

実は!!
このディナーは一周年をお祝いするだけじゃなかったんです!
同期の ますちゃん と あさちゃんの 誕生日をお祝いするのも兼ねていたんですよ!
誕生日をお祝いすることは 二人には内緒で。
正確には、 ますちゃんには あさちゃんの誕生日祝いをすることを伝えて 準備してもらい、
あさちゃんには ますちゃんの誕生日祝いをすると伝えて 準備をしてもらったんですよー

なんかさあー こういうの昔のCMであったよね~。
「女は愛する男に腕時計をプレゼントするために 自慢の髪を切って売ってしまう。
 男は愛する女に黄金の櫛をプレゼントするために 自分の大事な何かを(忘れた)売ってしまう。そしてクリスマス(だったっけ?)。お互いのプレゼントを見て、二人は愛の深さを知るのです。」
・・・・
似たようなシチュエーションだと思って 昔のCMをひっぱりだしたけど、
よく考えると今回のサプライズパーティーの状況と このCM 別に対して共通点ないじゃん。
あーむだむだ。スペースむだ。

とにかく、
主役の二人は食後に、ろうそくのついたケーキが二つ運ばれてきて「あれ?なんでケーキが2つ?」と不審に思い、自分の前に運ばれて、ようやく自分の誕生日も祝われているということに気がついたという仕組みだったのだーーーーーーーーー!
私と、ようちゃんで 企画して、全て仕組んだので 二人にばれないように準備するのが大変だったけど サプライズパーティー大成功でした!

レストランの店員さん、お客さん みんなで ハッピーバースデーの歌を歌ってくれて とても盛り上がりました!
ますちゃん あさちゃん おめでとう!

同期と一周年記念パーテー 1

2007-05-23 06:23:44 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年1月)

はい、まだしつこく過去ネタです。
だってさあーーー ネット事情がさー悪くてさー 
なかなか更新できなかったんだもん。プチダノン。
しばらく過去ネタにお付き合いを。

まあ、みなさんご承知の通り 私は青年海外協力隊としてトンガに 2005年11月29日に赴任いたしました。
同期は私を含め 4名。
全員 日本語教師でございます。
男1人 女3人 !
本来ならば、男性1名は いずれ菖蒲か杜若といった女性人に囲まれウハウハ。もしくは、男性1名を 女性同士で取り合い!といった 「少女マンガ的な展開」のありそうな男女比じゃないっすかあ?!ええ?!

が・・・そんな展開は 我々の間には、あり得ないのです。
逆に マンガはマンガでも「サザエさん的展開」が多発するなんともファミリー感溢れる、アットホームな隊次です。
まさに、家族ですよ!つまり、私達の中に 少女マンガ的なトキメキが生じることは タラちゃんが「ハーイー」以外の台詞を口にする可能性と ほぼ等しいくらいあり得ないのです。
それくらい アットホームなんです。一緒にいて これだけ落ち着けて 自分をさらけ出せる人達と 同じ隊次でよかったよ~!本当、あたしゃ めぐまれてるよ!配属先も 住んでいる島も サイコーだし それに加え 同期隊員もサイコーときたもんだ!

そんな我々も めでたく2006年11月29日をもって 在トンガ一周年を迎えたのでした。
同日に一周年記念パーティーを企画していたのですが、ちょうどその時トンガタプで暴動が起きてしまい、延期せざるを得ず、1ヶ月半後の1月半ばにめでたく 一周年を同期4人でお祝いしたのでした。

みんなでトンガンドレスを着て正装し、おそらくトンガで一番高級と思われるレストラン(王族経営)「ブラックパール」へ行って来ちゃいました!

26歳の夏休み「本島周辺のリゾートアイランド」 5

2007-05-18 12:40:03 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年 1月)
とゆーことで そろそろ 2006年12月~2007年1月にかけての 夏休みネタも終わりにしなければ・・・。

ちなみに 私の住む島 エウア島に住んでいる日本人は 現在 わたくしのみ。
つまり
こういう長期休みの時にしか 本島や他の島の日本人の仲間達と豪遊できないのです。
だってえ~ エウアには レストランもないしィ~ スーパーもないしィ~ 
もう そういう生活には とっくのとうに慣れましたけど

でもやっぱ本島に行くと 
そこは 生まれも育ちも東京っ子!
カフェでランチとか、マーケットで洋服を買ったりとか、食パン以外のパンを食べたりとか、スーパーで商品を選んだりとか(エウアじゃ 商品の選択肢がない)、コーンビーフじゃない牛肉を食べたりとか、
たのすィ~な~ とか思う。

あと やっぱり 同期隊員とか、仲のいい隊員とか とも遊びたいしねー

だってさ、日本に帰ったら、今トンガで一緒に活動している隊員仲間も、日本各地に散らばってしまうのですもの。トンガの離島と本島よりも遠くなってしまう。
ま、別に仲が悪かったらいいんだけど、
これがさ、
仲がいい!
よすぎる!!
だから、3ヶ月に一度 本島に上がる時は 隊員のみんなに会って アホなことをするのが とっても楽しみなのです。


でも、やっぱり あたしには エウアンライフが 一番あってるんだわさー
本島に2週間もいると やっぱり エウアが恋しいのですもの。

写真は 隊員のかたたち。(Pangaimotu島にて)

26歳の夏休み「本島周辺のリゾートアイランド」4

2007-05-18 12:23:57 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年 1月)

日本人が南の島に期待するもの
1 常夏
2 熱帯魚
3 一夏の恋

1常夏
世界地図を広げてください。トンガ・・・南半球に位置していますが・・・割と赤道から遠っ!
そう。トンガは常夏ではありません。冬(7~9月)は むっちゃ寒!
特に私の島エウア島はトンガの中でも一番南に位置しているので 寒さはハンパない!
冬なんか フリースなしでは生きられません。あまりに寒くて、シャワーを浴びようかどうしようか迷いに迷って結局今日も浴びなかった・・・という日がつづきます。よし!今日こそはシャワーを浴びるぞ!と服を脱いだ後に、うあーやっぱさみーなあー と思い、裸体のままバスルームで シャワー浴びようかどうしようか10分ほど迷うという日も頻繁に発生します。

2を飛ばして3 一夏の恋
私の住む離島 エウア島でトンガ人と恋などしようものなら 島中のネタになってしまいます。なぜならば!なんとー!島民みんなが ほぼ知り合いだからー!
って 今更 驚く話でもないね。 エウアは ローカル度120%だもん。
つまり トンガ人との恋は 絶対「一夏」じゃ済みません!
「一生」になってしまうのです!
しかも 日本のように男女交際もオープンではないのよ。男女が同じ部屋にいて、ドアを閉めていたら 島中の噂になります。非島民でっせ?!

3 熱帯魚
はい。これだけは トンガも 裏切りませんよー! (私の島 エウア島は例外・・・残念!)
まあ こんだけの熱帯魚は 日本じゃずぇーったい 見られませんぜ!しかもシュノーケルで!
ひゃーーーーー 安上がり!

写真は Pangaimotu島ですが、写真にもあるように、ここには沈没船があります。
トンガ人の子どもたちは 沈没船に登って ミラクルダイブ!海に飛び込んでいるのです。お~こわ。でも楽しそう。

沈没船のまわりには 熱帯魚がわんさか!! 
きれいだ~ こりゃ きれいだよお~
ちっさい熱帯魚が水面近くをひらひら泳いでいる様子を 水中から見上げると 蝶々みたいだよ。
調子に乗って 深くもぐって沈没船の底まで行ってみよう! と潜ってみると、
「ひー!?」 白くて ひらべったくて 1.5mぐらいの長さで でっかくてきもちわるい魚が数匹!
もう 大パニックですよ。 あたい 割とビビりなんですから。 特に海とかで 魚の大群とか同じ目線にいると「や・・・やられる!」という危機感で 足の着くところでもおぼれそうになるくらいなんすから。
やめて やめて。こわいこわい。
んで、大パニックになりながら、友人達のいる砂浜まで 猛水泳(?)猛ダッシュ。
そんで、その幻のツチノコ魚(実際に見たので幻ではないが なんとなく幻ってつけたい!)の存在を説明するも だあーーれも信じてくれない。「まったぁ~ きょんちゃん大袈裟なんだからぁ~」みたいな反応?!なんつーの こういうの。狼少年的扱い? まあ そうですよ。確かに日頃 あたしはウケねらいで 大袈裟に話してますよ。だけど ほんとに いたんだよ!!!

あとで ヒッピーっぽい白人が 素潜り(スノーケルではなく素潜りという響きがその人には似合っていた)「でっかくて 白くて 長い 魚がいた!」と遠くて叫んでいる声が聞こえた。
が、ビーチで 長ズボン。しかもそのよれよれ長ズボンのまま 海に飛び込んで素潜りしちゃう そんな彼の奔放さから、その「でっかくて しろくて 長い 魚がいた」という事実は ますます 真実味を欠いていくのであった・・・。
おお 長ズボンヒッピー 略して 長っピー これ以上 魚の存在を叫ばないで・・・。益々 私の発言もうさんくさくなるではないか・・・

しかも 白人ヒッピー 浜で おしり ペロっと丸出しで着替えてるし!
つーか 着替えるくらいなら 長ズボンで泳ぐなよ。

(Pangaimotu島)

26歳の夏休み「本島周辺のリゾートアイランド」4

2007-05-18 12:09:49 | トンガ 青年海外協力隊活動記
(2007年 年始)
こちらは 本島から一番近いリゾートアイランド、Pangaimotu島。
椰子の木のブランコで 齢26~34歳までの 青年海外協力隊員達 大はしゃぎ。
つーか こんなブランコ トンガじゃそこらじゅうで見かけるけど
「リゾートにあるブランコ」は違う。
なんか 知らんが 心弾ませちゃうもん!

「コンビ二で売ってる プリン」
「デパ地下で売ってる プリン」
違う!
違うよ!
そういう 違いに等しいね。
「島ある ブランコ」
「リゾートにあるブランコ」

ま、ブランコの質は基本的に同じだけど
プリンの質は コンビにとデパ地下じゃ違うっつー見方もあります。


写真モデルは これまた某美術隊員。必死です。(Pangaimotu島)